里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アメリカフウロの小株 本吉町

2023-02-25 | 日記
気仙沼市本吉町、川に並行する集落道を下手に下って行くと、田んぼ側に農道が延びていて、その路肩に赤い葉の小さな根生葉が7~8株生えています。歩み寄って観察するとゲンノショウコの根生葉のようにも見えますが、葉に斑点が無いのでアメリカフウロの小株と思われます。 他にも生えていないかと一帯の農道や集落道沿いを調べましたが、先ほどの7~8株だけでした。牧草地などでは数十株が群生していることもありますが、こ . . . 本文を読む

ハクモクレンのツボミ

2023-02-20 | 日記
登米市東和町、川に並行する車道を走行していると、傍らの草地の中にコブシかハクモクレンらしき高木が茂っていて、枝先にツボミらしきものがたくさん付いています。冬は葉も花も無いので、両者を見分けるにはツボミの形や樹皮で見分けるしかありませんが、それぞれの特徴を把握していないので、帰宅後に樹木図鑑等で調べるしかありません。                               二枚とも20 . . . 本文を読む

センボンヤリ 果実と冠毛

2023-02-16 | 日記
松島町東部、車道から分かれて丘陵上の林道を辿ると、道脇の枯草の中にタンポポのような冠毛を付けた茎が、30本ほども立ち上がっています。茎は根本から3~6本が束生していますから、センボンヤリではないでしょうか。 センボンヤリの花は春と秋に咲くと言われ、春の花はほとんど結実しませんが、秋の閉鎖花が写真のような果実を付けるとあります。白~淡褐色の冠毛が付いているので、種子は風で散布されるのでしょう。果実 . . . 本文を読む

ナワシログミ 松島の崖下

2023-02-10 | 日記
松島町東部、海岸沿いの道路を西へ歩いて行くと、丘陵下を行くようになり、その法面に常緑広葉樹の小木が生えているのを見つけました。葉や枝を見るとナツグミに似ていますから、グミ科の木でしょうね。4~5年前に、東松島市の宮戸島で観察したナワシログミでしょうか ? 藪状の茂みの中を覗き込むと、小さな長楕円体の実が生っているのを見つけました。これはグミの実ですから、やはりこの木はナワシログミでしょうね。 . . . 本文を読む

アカマツ 裸地の先駆樹種

2023-02-07 | 日記
南三陸町東部、車道から分かれて沢沿いの砂利道を上がって行くと、採石場がありますが、砕石設備や各種建設機械にはブルーシートが掛けられていますから、既に稼働を終えたのかも知れませんね。そんな採石場を横切って、上手の平坦地まで入って行くと、山腹を開削した坂道が尾根筋まで上がっています。それを少し上がると、緑の針葉を付けた低木(幼木)があちこちに生えています。これはアカマツの幼木ですね。アカマツは日差しを . . . 本文を読む