南三陸町南部、山の登り口近くの南向きの斜面に、鮮やかに黄葉した低木が茂っています。少し上って確認すると、奇数羽状複葉ですからサンショウかイヌザンショウでしょうが、サンショウは日陰を好む樹種ですから、これはイヌザンショウでしょうね。念のため枝を確認すると、トゲが1本だけですからイヌザンショウで間違いないでしょう。
イヌザンショウの黄葉の時季は遅めなのは判っていましたが、今は11月の下旬ですからね、 . . . 本文を読む
松島町東部、耕作地の中の農道を歩いて行くと、脇の畑に見慣れない作物が十数株植えられています。アザミの根生葉のように見えますがもっと大型で、葉身の長さが40~50cmもあり、縁が深く切れ込んでいるので、キク科の外来種と推測されます。近くの田んぼで田起こしをしていた人に聞いてみましたが、他家の畑なので判らないとのこと。最近流行り始めた、西洋野菜なのかも知れませんね。
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松島町東部、集落道を歩いて行くと、崖下に常緑樹が茂っていて、枝先に黄色い花が咲いているように見えます。傍で観察すると葉が大きく、葉裏が白いのでシロダモの木ですね。この木は高木になるので、いつも高枝に咲いている花を見上げていたのですが、ここでは若木の手近な枝に咲いているので、近寄って撮ることができました。
二枚とも2023.11.1 . . . 本文を読む
松島町東部、丘陵下の集落道を歩いて行くと、初夏の頃にナワシログミを観察した場所近くを通りかかり、たしか花期が晩秋だったと思い出し、花が咲いていないかと立ち寄ってみました。日当たりの良い枝を見ると、花はたくさん付いていますが既に萎れていて、上部の子房が膨らみかけています。花の盛りは1週間前だったようです。
日陰の枝を見ると白い花が付いていて、花弁のように見える萼の先端が4裂しているので、グミの花ら . . . 本文を読む
松島町東部、丘陵下の農道を巡っていると南向きの崖があり、そこにつる植物が這っているように見えます。寄り道して観察すると、赤熟した実が生っていてノイバラの実のように見えますが、枝が立ち上がることなく崖上から這い下っているので、沿岸部に生えるテリハノイバラでしょうか。葉を探して観察すると、葉表に光沢があるのでテリハノイバラで間違いないでしょう。
テリハノイバラはノイバラよりも実の数が少なめ、直径は少 . . . 本文を読む