登米市東和町米谷地区の南部、杉林の中の林道を上り詰めて終点まで行くと、東側に明るい雑木林の尾根が見えます。花の少ない杉林と違って、雑木林にはスミレか何かの花が咲いているかも知れません。沢を渉ってから尾根筋を登って行くと、所々に小さなマキノスミレが咲いています。ただ、小さい上に1株ずつしか咲いておらず、これでは絵になりません。さらに登っていくと、高木の根方や山土が露出した斜面に、ツクバキンモンソウの . . . 本文を読む
登米市東和町米谷地区の南部、沢沿いの林道を何度か屈曲して上がって行くと、
東側の尾根を越えて隣の沢へと下っていきます。雨後にもかかわらず、沢には水が流れ
ていません。谷が浅く広いので、谷底には砂礫が厚く堆積していて、水はその砂礫層を
伏流しているものと思われます。
沢沿いの林道周辺は深い杉林になっていて、所々に落ち葉に埋もれかけた古い作業道が
分かれています。ヒカゲスミレやエイザンスミレでも咲い . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区西部、山中の踏査を終えて林道を下っていくと、山側法面にエンレイソウが群生していて、よく見ると全ての花が白花です。これはミヤマエンレイソウですね。別名のシロバナエンレイソウの方が、とおりが良いでしょうか。以前は、よく見かけるエンレイソウ(花色は暗紫褐色)の色違い程度に考えていましたが、こちらの方が花が大きいですし、花の咲く時季が3~4週間遅いので、ようやく別の種と理解した次第。 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地での踏査を終え、沢沿いに林道を下っていくと、林道の谷側法面に点々とヤマエンゴサクが咲いています。ただ、1~2本が寂しげに咲いているだけですから、わざわざ法面を下ってまで写真を撮ろうという気にはなりません。さらに下っていくと沢辺に小平坦地があって、ヤマエンゴサクが4~5本まとまって咲いていたので、ようやく撮影することができました。やや湿り気のある草 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の西部、標高100~150mの丘陵地の間の農道を上がって行くと、山裾に桑の木が林をなしています。用材を得るために植樹される樹種ではないので、かつては養蚕用の桑畑だったのでしょう。その林に踏み入って最初に見つけたのが、先に記事にしたヒロハハナヤスリです。その撮影中に周辺で見つけたのが、このナツノハナワラビの仲間です。 二枚とも2 . . . 本文を読む