一関市花泉町日形地区北東部、小河川沿いの林道を下っていると、山側から枝を差し掛ける
ように茂っている低木があって、丸い実をたくさん付けています。
果柄がすごく長いので、ニシキギ科のツリバナの実でしょうね。
そこは北東向きの斜面ですから、半日陰かそれ以下の日照しかないような場所です。
二枚とも2019.7.29撮影
まだ青い実ですが、すでに熟後に裂開する箇所には筋が入っています。9月末頃には赤く熟し、
裂開して中の種子が顔を出します。種子にはアルカロイド成分が含まれていて有毒ですが、これ
を包んでいる橙赤色の仮種皮に毒はなく、野鳥が好んで食べるそうです。
野鳥には歯がないので、中の種子は砕かれたり消化されたりすることなく、やがて糞に混じって
あちこちに散布されるわけです。なお、この実を食べる野鳥はメジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、
ヒヨドリ、エナガ、ルリビタキなど。
〈森と水の郷あきた ツリバナより〉
2019.7.29撮影
ニシキギ科ニシキギ属の落葉広葉樹で、樹高4mほどの低木。北海道〜九州に分布する。
丘陵から山地の林際や谷筋の半日陰に自生し、やや湿り気を好む。
樹皮は灰色でなめらか。本年枝は緑色でまるい。葉は対生し、葉身は長楕円形で長さ3〜10cm、
先が尾状に尖り、基部は広い楔形、縁に細かい鋸歯がある。葉柄は長さ3〜10mm。
花期は5〜6月、葉腋から3~6cmの長い柄の付いた集散花序を下垂し、緑白色または淡紫色
の花を数個〜30個付ける。花の直径は7mmほどで、花盤が発達する。花弁、雄しべ、萼片は
各5個。雌しべは1個。
果実は直径1cmほどの球形の蒴果で、9月末頃鮮やかな紅紫色に熟し、やがて5裂すると、橙
赤色の仮種皮に包まれた種子が5個現れる。
ように茂っている低木があって、丸い実をたくさん付けています。
果柄がすごく長いので、ニシキギ科のツリバナの実でしょうね。
そこは北東向きの斜面ですから、半日陰かそれ以下の日照しかないような場所です。
二枚とも2019.7.29撮影
まだ青い実ですが、すでに熟後に裂開する箇所には筋が入っています。9月末頃には赤く熟し、
裂開して中の種子が顔を出します。種子にはアルカロイド成分が含まれていて有毒ですが、これ
を包んでいる橙赤色の仮種皮に毒はなく、野鳥が好んで食べるそうです。
野鳥には歯がないので、中の種子は砕かれたり消化されたりすることなく、やがて糞に混じって
あちこちに散布されるわけです。なお、この実を食べる野鳥はメジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、
ヒヨドリ、エナガ、ルリビタキなど。
〈森と水の郷あきた ツリバナより〉
2019.7.29撮影
ニシキギ科ニシキギ属の落葉広葉樹で、樹高4mほどの低木。北海道〜九州に分布する。
丘陵から山地の林際や谷筋の半日陰に自生し、やや湿り気を好む。
樹皮は灰色でなめらか。本年枝は緑色でまるい。葉は対生し、葉身は長楕円形で長さ3〜10cm、
先が尾状に尖り、基部は広い楔形、縁に細かい鋸歯がある。葉柄は長さ3〜10mm。
花期は5〜6月、葉腋から3~6cmの長い柄の付いた集散花序を下垂し、緑白色または淡紫色
の花を数個〜30個付ける。花の直径は7mmほどで、花盤が発達する。花弁、雄しべ、萼片は
各5個。雌しべは1個。
果実は直径1cmほどの球形の蒴果で、9月末頃鮮やかな紅紫色に熟し、やがて5裂すると、橙
赤色の仮種皮に包まれた種子が5個現れる。
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