里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

イタドリ 立上る雄花序

2023-08-30 | 日記
大郷町西部、小河川沿いの農道をゆるやかに上がって行くと、土手にイタドリが群生していて、タイミング良くたくさんの花が咲いています。イタドリの茎は30本ほど叢生していて、花序を見ると全てが上向きに立ち上がっています。この特徴は雄花序のものですから、ここに群生しているイタドリは雄株のみということになります。雌花序は枝の下に垂れ下がりますからね。 イタドリは地下茎を長く這わせ、また分岐して広がっていきま . . . 本文を読む

ナス 紫色の花

2023-08-29 | 日記
大郷町西部、丘陵地の麓の集落道をゆるやかに下って行くと、道路脇の畑にナスがたくさん植えられていて、紫色の花が下向きに咲いています。真夏日が続いているにもかかわらず、茎葉にほとんど傷みが無いので、ナスは高温多湿な気候がお気に入りなのかも知れません。或いは遅く植えられた晩生の品種でしょうか。実を探しても小さな実しか生っていませんからね。 ナスの花には黄色い5本の雄しべがあり、その中心に1本の雌しべが . . . 本文を読む

オヒシバ 道路端に群生

2023-08-25 | 日記
大郷町西部、丘陵地中腹の集落道を下っていくと、道路と畑の間に雑草が群生しています。その多くが茎頂に鳥の足のような形に開いた花序を付けていて、道端や耕作地周辺でよく見かける植物ですが、名前までは判りません。イネ科かカヤツリグサ科の植物と思われ、花序の形が独特ですから種の同定は容易でしょう。                               二枚とも2023.8.18撮影 帰宅後 . . . 本文を読む

ヌマトラノオ 小河川の土手

2023-08-22 | 日記
大郷町西部、丘陵地の狭間の、小河川沿いの農道をゆるやかに上がって行くと、土手の草地の中に、小さな白花からなる花穂が何本か立ち上がっているのを見つけました。草丈が20~30cmしかありませんが、ヌマトラノオですね。本来の草丈は50~60cmなのですが、農道脇の土手ですから何度か刈払われ、十分に草丈を伸ばせぬまま花を咲かせざるを得なかったのでしょう。 更に上がって行くと、耕作放棄田の草地の中にもヌマ . . . 本文を読む

セイヨウフウチョウソウ 帰化植物 

2023-08-21 | 日記
藤沢町側から荒れた作業道で丘陵を越えると、気仙沼市本吉町の牧草地に出ました。点在する民家や牧草地の中の集落道をしばらく下って行くと、民家や水田、耕作放棄田が入り混じったエリアに出ます。そこから細い農道を沢の方へ下って行くと、つる植物が絡んだ草地に白~淡紫色の花が咲いています。 歩み寄って観察すると、花は白い4弁花ですがツボミは淡紫色、葉は掌状複葉。稀に民家の私道脇や庭先に咲いているのを見かけます . . . 本文を読む