里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

マタタビ 薬効ある果実

2017-02-28 | 日記
登米市津山町北東部、黄牛川上流の車道脇に車を止め、そこから分岐して山へ 上がっていく林道を、半年振りに歩いてみました。 林道の山側法面から枝垂れるマタタビの蔓には、かなりの実が生っていました。 今の季節でも実が残っているということは、この地域ではマタタビの実の塩漬けとか、 果実酒をつくる習慣が無いのでしょうね。 福島県の会津地方とか新潟県ではとても人気のある果実で、各家庭で塩漬けを つくっておか . . . 本文を読む

ケナシヤブデマリ 真紅の果実

2017-02-28 | 日記
登米市津山町北東部で、沢沿いの林道を源流近くまで上がって行くと、、沢辺に 真っ赤な実を無数に付けた低木が、あちこちと茂っています。 生えている場所と葉の形から、ケナシヤブデマリと思われます。 林道沿いの見える場所だけでも十数株はあり、それが濃い緑を背景にしてたくさんの 赤い実を付け、果柄までが赤く染まっていますから、本当に見ごたえがあります。                         . . . 本文を読む

ハンゲショウ 絶滅危惧種

2017-02-28 | 日記
多くの都府県が絶滅危惧種に指定している希少植物に、ハンゲショウがあります。 ドクダミ科の植物で、湿地周辺などに自生するとあるので、湿地や沢沿いを歩く際は 探し続けていたのですが、全く見つけることが出来ませんでした。 数年前に大崎市南東部の県道を走行中、道路近くの草叢にそれらしき花穂を見つけて 寄道しました。そこは畑跡なので傍らの民家に訪ねると、お友達から貰ったものだけれど、 臭いが嫌だから放置 . . . 本文を読む

カリガネソウ 弓なりの雄しべ

2017-02-28 | 日記
登米市南東部の林道を下って行くと傾斜が緩やかになり、周囲も平坦な杉林に 変ってきました。杉林は比較的明るく、あちこちに木洩れ日が射しています。 そんな杉林内に、薄紫色の小さな花が点々と咲いています。 林内に踏み込んで確認すると、随分複雑なつくりの花ですね。 長い雄しべが弓なりに伸びていて、花びらの形にも特徴があります。 初めて見る花ですが、植物図鑑には、たしか・・カリガネソウとあったような ? 周 . . . 本文を読む

コバギボウシ 林道沿い

2017-02-27 | 日記
登米市南東部の林道沿いに咲いていた、コバギボウシの花です。林道と山側法面の間が狭い窪地になっていて、幾分水がたまりやすいのでしょう。日当たりの良い道端ながら、10株ほどが群生していました。二週間ほど前と思われますが、刈払い作業があったようで、葉っぱが全て無いのです。ただ、ギボウシ属は少し太めで多肉質の根が密集していますから、これに養分を蓄えているため、葉が無くても花を咲かせられるのでしょう。    . . . 本文を読む