《マヤ暦k190》失ったのではなく、大切さに気付かされただけ。

あるのが当たり前と思っていたら、
ある日ふっと目の前から無くなって、
無くなって初めて、
大事だったんだと気がつく。

春夏秋冬…季節ごとに

いろんな表情を見せてくれた場所が
工事中で歩けなくなった。

トラックと機材が並べられ、

残念な光景になってしまった。

その池を見守るお地蔵様に

朝のご挨拶をするのが好きだった。

そして、その先の山に沿って歩く散歩コースは、

滅多に人に合わないお忍びコース

体操したり、寝転んだり、

自由気ままにできたのに、

腰が痛くなって寝ているうちに、

道路の拡張工事が始まっていた。

残念だけど、
歩けるときに歩いていてよかった。

できなくなったことを悔やむより、

今できることを楽しもう。

そう言えば、この数年、

いろんなものを失ったなあ。

“失った”と思う気持ちは、

“自分のもの”と思う所有意識があるから。

3年前は、“お金”
2年前は、“娘”
去年は、“元気な体”

何に自分が執着していたのか、

順番に気がつかせてもらった。

“心配する”と言うのは、

“執着”の現れ。

本当は、失ったのではなく、

もともと自分のものではなかっただけ。

それに、失ったと思っていたものは、

違う形で戻ってきた。

池の左側の道は、まだ残っていた。

違う道を歩いたら、
知らない女性に話しかけられて、
その方と立ち話。

病気をされたこと
歩くことの大切さなど
いろいろ話してくださった。

胃癌で手術をしてから、

ある人の言葉に傷ついて

家にこもっていたら、

足の筋肉がなくなって

歩けなくなったそうだ。

その負のスパイラル、わかる！！

どんどん下降して行って、

心配と不安でグルグルに

巻かれた状態で

もがけばもがくほど

苦しくなる。

そんな時もあった。

その方は、病院で歩きと言われて、

家の階段を上り下りして

体力をつけられたそうだ。

今はもう仕事にも復帰されて

元気になられた様子だった。

「また、ここを歩いてね。」
と言われて、
何だかあったかい気持ちになった。

庭に咲いているバラと椿が
顔を寄せ合って
おしゃべりしているみたい。
自分の思いを伝えることは、大事だね。

☘️1月18日(土)☘️ 〜マリマヤ便り〜
K190 白い犬・青い夜・音8

考え込まずに感性で生きるといい「白い犬」
好かれようとは思わないマイペースな「青い夜」
調和とバランスを求める「音8」

明るさと優しさを表す日。
自分に素直になれば、
周りにも優しくなれる。
自分を信頼できれば、
周りも信頼してくれる。
家族のような仲間を広げよう。

K189〜192
自分の立場を考えて、
静かに状況を見守るとき。
世のため人のための精神を忘れず、
一つのことを誠実に取り組もう。