今朝のニュースに驚きました。
米が、中東やアフリカ一部地域からのアメリカ入国を拒否って
大統領令って、凄いチカラがあるんですね。
『空から降ってきた男』 という本を読んで、
いま世界中で問題になりつつある「移民」について、
少し理解が深まったと感じています。
この本は、ロンドンの住宅地に落ちてきた黒人男性のことが書かれたものですが
どこから落ちてきたか? って、空を飛ぶ旅客機の主脚格納部からです。
アフリカ大陸のルアンダを出発して、
イギリスはロンドンのヒースロー空港に向かっている旅客機でした。
いつの話かというと、ちょうどロンドン五輪
パラリンピックの閉会式が行われた2012年9月9日のことです。
つまり ほんの数年前のこと。
旅客機ですよ、
高度は1万メートルを超え、摂氏は-50度を下回るそうです。
客室内なら少々乾燥がキツくても、ほぼ快適ですけど
主脚格納部では・・・
下はジーンズ、上はトレーナー、足元はスニーカー
耳には丸めたティッシュを詰めて という軽装で潜り込み
不法出入国を試みたワケです。
命の危険を冒しても海を渡ろうとする者。。。
内戦や空爆によって住まいを失い、安全を求めての移民問題は
いまや世界中の関心事になっていますが
この本からは、貧富の格差も難民を生み出す大きな原因となっていることが分かります。
欧州とアフリカの間にある経済的格差の現実、
そしてまた
アフリカ内部にある大きすぎるほどの格差や腐敗。。。
これも「今」「現実」のことなんですね。
日本は圧倒的に平和で自由で平等!
この本、一読に値しますよ