美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

音楽な週末その3「忌野清志郎@フェスティバルホール」

2008-02-25 20:20:05 | 音楽
またまた寒い中、フェスティバルホールへ。今夜は「忌野清志郎 完全復活祭の追加公演」。

20数年ぶりの生・清志郎。前回見たのは高校生の時だ。さらに初めて見たのはこのフェスティバルホールだった。高校1年だった。ミタキが同級生の女子からチケットを2枚もらったといって、オレを誘ってくれたのだ。が、よくよく考えてみると、それは彼女がRC好きのミタキと一緒に行きたかった(彼女はミタキが好きだったのだろう)ってことに二人が気付いたのは35歳を越えてからだった。女心がわかんないヤツ!今も昔もバカはバカってことで。許してね、あの時の彼女。

さて、そんな高校生以来のライブであるが、一般発売日の夜にネットでなにげなくぴあだったかイープラスだったか見たら、まだチケットが取れそうだったので取ってみたのだった。実はそれほど思い入れもなかったのだが。曲も高校生までしか聴いてないし(タイマーズとかカバーズとかは聴いてたが)。

そんな中、届いたチケットは2階の一番後ろの列という最悪のポジション。まあ、上記の通りなのでゆっくり見れてかえっていいか、と。

時は過ぎ、当日。

会場入りして席に着くと、思ったよりステージが見やすい。いいホールだね、フェス。ぼんやりしてたら時間は進み、開演のアナウンス。すでに盛り上がる会場全体。あれ、2階席もみんな総立ち。まあ、いいや。

そして開演。清志郎が出てくるだけで客のボルテージが上がる。昔と何にも変わらん。声は??問題なし!!あの声だ。(New)Blue Day Hornsもあんまり変わっていないような。昔からおっさんだったということかもしらんが。

それにしても、音がいいね、フェス。2階の最後列でも音はGoodだった。建て替わってもこの音だけはそのままにしておいて欲しいねえ。

「いいことばかりはありゃしない」でチャボも参戦。泣く。「多摩蘭坂」で泣く。「スローバラード」で号泣。さらに後半のMCで「夢を信じるんだ。自分自身を信じるんだ。医者の言うことなんか適当に聞いてりゃいいんだ」に泣く。病気を克服した人の言葉は重い。

そしてライブの最中、ずっと高校生の頃のことを思い出してた。楽しかったんだか、苦しかったんだか。面白かったんだか、つまらなかったんだか。全部ひっくるめて思い出だ。ああ、今夜、見に来てよかった。

2時間40分後、終演。武道館よりは短かったのかな?それでも前日もキセルのライブでずっと立ちっぱなしだったのでこれくらいでちょうどいい感じ。おっさんな感じ。もう高校生じゃない感じ。

さてさて、明日も仕事だ、早く帰ろう。

帰路、立花の関西スーパーに寄って、半額処分の大分産のシマアジとスペイン産の中トロの刺身を買う。帰宅後、それらをあてに土佐鶴の冷酒。幸せ。24時からコーネリアスのツアードキュメント「中目黒テレビ」を視聴。慶一氏のソロアルバムをちょろっと聴いてから就寝。

これにて「音楽な週末」終了。40を過ぎても好きな音楽を聴き続けることが出来るオレは、ほんとに幸せものである。

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