美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

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2007-11-20 23:06:17 | 詩・散文・ショートストーリー
少しやりきれない夜。からだがアルコールを欲するが、買い置きは何もない。冷たい風にからだをあずけて、フラフラと街を彷徨ってみる。空に凍える月が見える。遠くの高層ビルの赤い灯りが点滅を続ける。ふと、天頂を見上げると、2機のアダムスキー型UFOがジグザグな軌道を描いて、それぞれ西と東の空へ消えていった。もう戻らない、あの頃の記憶を、君はきっともう忘れてしまうのだろう。ボクは今もあの頃と変わらず、そんな風に生きている。