美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

下山事件~戦後の闇と謀略

2006-02-11 11:54:50 | 本と雑誌
「下山事件 -最後の証言」を読み終わる。真実とは何か。政治とは何か。外交とは何か。国策とは何か。正義とは何か。

いろいろなことを考えながらじっくりと読んだ。誰も教えてくれない歴史の闇。学校では触れられもしない現代史の暗闇。読んでいて怖くなる瞬間がたびたびあった。

戦後60年を過ぎ、今の日本は本当の幸せを掴んだのだろうか。

本物の巨悪は我々の口を必ず塞ぐであろう。目的のためなら何だってするだろう。

今も世界中で謀略が行われている。きっと日本でも裏の世界で行われているのだろう。

「経済」を理解すれば、世界の歴史や仕組みがわかるのかもしれない。勉強するしかない。

うーん、取り留めのない文章だ・・・。


江口寿史の正直日記

2006-01-04 16:48:29 | 本と雑誌
トイレと部屋を往復をしながら、今朝amazonから届いたばかりの「江口寿史の正直日記」を読みふける。BGMは同じく昨晩届いたBECKのRemix盤"GUEROLITO"。江口氏は昔から大好きな漫画家(今ではイラストレーター?)であるが、文章がこれほど面白いとは。その日常はまるで無頼派の作家のよう。太宰を彷彿とさせる自虐とユーモアが溢れているのだ(日記の中でも太宰についての記述あり)。

遅々として進まぬ仕事、まとわりつく愛犬(ぱぐ)、次々に依頼される(つまらぬ)仕事も断れず(断らず)、宴席への誘いがあれば締め切りも何のその、喜んで出掛けては翌朝まで飲み、二日酔いに苦しみながらペンを持つも、やはり仕事は進まない。

なんとスリリングな日常!

実に600ページ近い分厚さの本であるが、一気に半分近く読破。この後はもったいないので、ゆっくり読むつもり。ページをめくる快楽の誘いを拒むことが出来れば。

ところで、ルックス的な私の理想のタイプは、江口氏の描く女性、というのが一番近いかもしれない。


Everyday I read the book

2005-09-15 09:49:03 | 本と雑誌
村上春樹氏の小説の英語版を読んでみたり、あるいは海外のS/Wメーカーの製品を買ったため、そのサポート情報をWEBで見たりしてる内に、英語に対する拒否反応がちょっと減ってきたようである。それでも、そもそも理解するのに時間がかかるし、本当に正しく理解出来ているかも疑問。

そこで、レベルをもっと落とし、簡単なものから再度始めてみようと思い、ペーパーバックの"Charlie and the Chocolate Factory"を購入。向こうでは子供が読むレベルだというので、まあ何とかなるだろうという希望的観測の元、読み始める。が、わからん単語がある、慣用句の意味がわからん、ボーッと読んでると何にも頭に入らない、という状況。まあ、それでも内容はほぼわかるので大きな問題ではないのだが。しかし、わたしは学生時代いったい何を学んできたのか・・・。

でも、思い出してみると、それまで筒井康隆氏のハチャメチャ世界を笑いながら読んでた中学生が、ちょっとかっこつけて太宰や三島を読み始めた頃も、書かれている内容の全ての言葉の意味がわかってた訳じゃないし、雰囲気で読み進めていくのも悪くないのかもしれない。その内、分厚い洋書もスラスラ読める時がくればいいなあ。、と思う。