高一の夏休みに彼らが卒業後廃校となった中学校の体育備品を寄付するために、ボランティアが募られたが、
すぐに人は減り残ったのは幼馴染の倉田ミズ、三浦誉、恵悠の三人だった。
それぞれ高校に進んだ少女と少年2人の間柄は危ういバランスで結ばれた三角関係だ。
そしての中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師・佐野青春を巡る彼らだけの秘密があり
彼らの関係も微妙な変化の時を迎えていた。
夏が再び巡ってきて、廃校舎に置いてきたはずの罪が3人を追い詰めてゆく・・・。
♀ミズの視点で語られたり、眼の障害とコンプレックスを隠し通そうとする♂誉の視点で語られたりの青春物語かなと読み進むうち、徐々にほの暗い恐怖が漂ってきて、後半はすっかりホラー小説に。
少年少女の切ない関係を瑞々しく描いていて好感を持っていたが読み終わった後は昆虫絡みのホラー話にゾーとした。
2011年10月文藝春秋刊
すぐに人は減り残ったのは幼馴染の倉田ミズ、三浦誉、恵悠の三人だった。
それぞれ高校に進んだ少女と少年2人の間柄は危ういバランスで結ばれた三角関係だ。
そしての中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師・佐野青春を巡る彼らだけの秘密があり
彼らの関係も微妙な変化の時を迎えていた。
夏が再び巡ってきて、廃校舎に置いてきたはずの罪が3人を追い詰めてゆく・・・。
♀ミズの視点で語られたり、眼の障害とコンプレックスを隠し通そうとする♂誉の視点で語られたりの青春物語かなと読み進むうち、徐々にほの暗い恐怖が漂ってきて、後半はすっかりホラー小説に。
少年少女の切ない関係を瑞々しく描いていて好感を持っていたが読み終わった後は昆虫絡みのホラー話にゾーとした。
2011年10月文藝春秋刊
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