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読書備忘録

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映画「ホテル・ムンバイ」

2019-09-28 | 映画

2018年豪米印合作映画。原題「Hotel Mumbai 監督 アンソニー・マラス。2008年11月インド・ムンバイで起きた同時多発テロでイスラム過激派のテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を描いた実話の映画化。11月26日、インドを代表する五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。宿泊客を守るために、プロとしての誇りをかけて逃亡せずホテルに残ったホテル従業員のアルジュン(デブ・パテル)や料理人やホテルマンたち。部屋に取り残された赤ちゃんを救出するため、決死の覚悟で銃弾の中へと向かう父親と母親。テロリストたちに支配される極限の状況下で、デリーに居る特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇に見応えを感じた。実際に起きた実話でいつでも自分にも起きる得る可能性がある話で自分ならどうするだろうか思い映画を見た。貧富の格差や宗教対立が事件の背景にあるのは感じるが洗脳された青年テロリストたちが無差別に無慈悲に殺戮を繰り返すシーンには滅入る。今だに首謀者が捕まっていないことにも怒りを感じる。ホテルのオベロイ料理長(アヌパム・カー)が語る「ゲストファーストの精神」・・・この物語に宿る人間の崇高な精神に感動した。緊張感・臨場感とも最高でした。

 


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