読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

荻原 浩著「4度目の氷河期  」

2009-10-10 | 荻原浩
父親のいない母子家庭で育った「南山渉」のちょっとほろ苦い少年期から青年期の青春物語。
若い頃ソビエトのシビルスクに留学していた母親は大学の研究所に勤めていたが、父親は死んだと言う以外のことは何も教えてくれなかった。
成長するにつけ「僕の顔や体は他の普通の子供と違う」と自分を自覚するようになったワタルは
自分の父はクロマニヨン人ではないかと疑問に思い始める・・・。
幼年期の頃のワタルは痛々しいばかりです。
でも愛犬のクロ、転校少女のサキに出会い、陸上を始め、そして母と死別し、どんどん成長していくワタルに思わず拍手!
題名に似合わず「自分の生きている意味」を模索する青春物語です。
2006年 新潮社刊

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