読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

永瀬隼介著「灼夜」

2010-08-03 | な行
成績も柔道もぱっとしない中学3年の森本篤は、団地で夜の勤めの母と二人暮らし。
夏休みを目前に控え、彼は自分の境遇に嫌気がさして腐っていた。
そんなとき、江戸川近くの神社で仔犬と遊んでいた中国人の子供飛(フェイ)をつい苛めてしまう。
翌日もフェイを見つけた篤は再び鬱憤を晴らそうとするが、義姉の美少女梨華(リーホワ)という中国人の美少女に見つかり殴られる羽目に。
だがその夜、リーホワが現れ、彼が苛めた子供・フェイがいなくなったと・・・。
フェイを助けたいと柔道部の先輩尾崎とともに動き出すのだが、尾崎は以前、
ちょっと怖い裏組織に居た経歴があり、その組織は中国残留孤児が作ったものというところから、中国人裏社会と通じていた。
在日中国人の誘拐騒動に巻き込まれた中坊のアツシ。
マフィアの暗躍、不法滞在者の実態、巧妙な地下銀行。中国人裏社会の知られざる闇の部分を舞台にノンストップで話しが展開されます。
日本社会に巣くう“底知れぬ闇”を知ったとき、一晩の冒険で14歳のアツシが学んだことは・・・。
携帯読書サイトに配信された作品らしく、小節の区切りが設けられておらず読みにくかった。
話しがでっかすぎて中学生が主人公などリアル感が欠如、人が何人も死んでも新聞にも載らない事件なんて今の日本では考えられない。

2009年8月角川書店刊

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