竜崎伸也シリーズ第9作。竜崎に移動の内示が大森署最後の事件になるのか?今回も正体不明の敵に立ち向かう、私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った大森署署長・竜崎は、いち早く署員を向かわせるが、警視庁の生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。電話で話した同期の伊丹から「異動の噂が出ている」と告げられた竜崎は、これまでになく動揺する自分に戸惑っていた。
ぶれない立ち位置・原理原則にのっとった言動と行動はとても安心感があり会話中心の読みやすい展開でスイスイ読めるのだが、サイバー犯罪がらみの、犯人・筋書きが途中で解かってしまったのは残念。転任先の神奈川県警での活躍も早く読みたいです。
2018年1月新潮社刊
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