読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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大沢在昌著「極悪専用」

2018-04-01 | 大沢在昌

やんちゃが少し過ぎた俺こと望月拓馬は、ヤクザの大親分の祖父の差し金でマンションの管理人見習いに押し込められる。だがそこ「リバーサイドシャトウ」は、極悪人しか住まない反社会的勢力による反社会的勢力に属する人のための専用高級住宅「なんでもアリ」の殺し屋専用住居だった。清掃、点検、管理、補修に、爆弾処理。このマンションなら、何でもアリ。規約さえ守れば、ヤクザでも刑事でも戦車でも、不測の訪問者は、すべてシャットアウト。まさにそこは悪人たちのオリンピック会場だ。俺はそんな最凶最悪マンションの管理人助手。ゴリラに似た管理人白旗との一年間の不思議な共同生活が始まった。だがこの仕事危険すぎるサボりは即廃棄処分つまり「死」を意味する。

命懸け試練をどう乗り越えるかの不良青年成長物語。

明らかになる白旗の過去や住人の経歴に謎の美女同士の暗殺ゲーム・・・連作短編風に描かれたコメディーコミック。

2015年6月文藝春秋刊


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