「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ第5弾。
手段を選ばない捜査で数々の犯人を逮捕してきた八神。警視庁上野署の若手署員がナイフを持った男に襲われ、品川では元警官が銃弾に倒れた。いずれも犯人は捕まっていない。一方、指定暴力団の印旛会も幹部の事故死や失踪が続き、混乱を極めていた。組織犯罪対策課の八神瑛子は傘下の千波組の関与を疑う。数ヶ月前から、ご法度の薬物密売に突然手を出し、荒稼ぎしているからだ。裏社会からも情報を得て、カネで飼い慣らした元刑事も使いながら、真相に近づいていく八神。だがそのとき、彼女自身が何者かに急襲された・・・。無法地帯と化した襲撃場面とか何でもありのB級アクションの展開で警官に対する不満,悪徳警察官に対する天誅みたいなストーリーもあり、彼女の周りの英麗、里見ちゃんといった女性達の活躍や署長の富永の変化など面白かった。
2022年3月幻冬舎刊

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