読書備忘録

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大沢在昌著「爆 身」

2018-12-16 | 大沢在昌

前作「獣眼」の凄腕のボディガード・キリシリーズ。警護を依頼されたニュージーランド在住のフィッシングガイド・トマス・リーが目の前で爆死した。事前の打ち合わせ場所に指定されたホテルのレストランだった。リーにキリを紹介したという大物フィクサー・睦月から死の真相について調査を依頼されるキリ。リーの正体は増本貢介という日本人で、生前「自分は呪われている」と話していたという。増本は呪い殺されたのかさぐりはじめるが?

本名年齢不詳・キリ、ボディガードが本業のはずですが、調査・探偵のストーリー。依頼者になるはずの人物の謎の焼死をめぐり、現在と過去の登場人物たちが複雑に絡み合って展開。古武術修行や怪しい宗教儀式、オカルトめいた始まりですがが、前作よりは現実味を持った結末につながっているため、スッキリ感をもって読了。さらに続編がありそうで、次回作にも期待。

20185月徳間書店刊 


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