読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

東野圭吾著「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」

2022-09-05 | 東野圭吾
主人公は、被害者の一人娘で進行役の神尾真世と、被害者の弟で探偵役の神尾武史。武史は以前有名なブラックショーマン・手品師だ。名もなき町。ほとんどの人が訪れたこともなく、訪れようともしない町。けれど、この町は寂れてはいても観光地で、再び客を呼ぶための華々しい計画が進行中だったのだが、多くの住民の期待を集めていた計画は、世界中を襲ったコロナウイルスの蔓延により頓挫。町は望みを絶たれてしまう。そんなタイミングで殺人事件が発生。犯人はもちろん、犯行の流れも謎だらけ。当然だが、警察は、被害者遺族にも関係者にも捜査過程を教えてくれない。いったい、何が起こったのか。「俺は自分の手で、警察より先に真相を突き止めたいと思っている」。颯爽とあらわれた〝黒い魔術師〟が人を喰ったような知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む。そう「謎を解くためなら、手段を選ばない!」のだ。キャラも面白くストーリーは軽快でテンポよく進み、飽きずに一気読みできたが犯人は途中で予想が付いたが・・・。人には表面と違った意外な裏側があるものですね。
2020年11月光文社刊



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ポポ―実食 | トップ | 吉田修一著「ミス・サンシャ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東野圭吾」カテゴリの最新記事