読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

篠田節子著「セカンドチャンス」

2023-01-21 | 篠田節子
長い介護の末、母を見送った51才の大原麻里。1人になって残ったのは高血圧、高脂血症、頭痛・腰痛‥耳鳴り不調だらけの太った身体。
麻里は相模スポーツセンターでスイミングを始める。施設は古くてショボいがそこでいろんな仲間との出会いがあり、マスターズ水泳大会を目指す目標を見つける。
一歩踏み出す勇気さえあれば人間は幾つになっても変われるものだと教えられた。
幼な友達の千尋の応援と言葉が毒舌でありながら愛があって良かったし、
理論を前面に丁寧に教える水泳コーチの岸和田元気が好い。
家族の為、誰かの為から自分ファーストの考えに改め、健康、生き方を見つめ直していく麻里を応援しながら読んだ。
2022年6月講談社刊

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雫井侑介著「霧をはらう」 | トップ | 堂場瞬一著「鷹の系譜」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

篠田節子」カテゴリの最新記事