読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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柴田哲孝著「怖い女の話」

2019-08-23 | さ行

女とは怖い生きものであると著者はいう。その美貌と肉体で男を虜にし、巧みな話術で財産を奪い、魂さえも我がものにしようとする。世にも恐ろしき六人の女性を描いた連作短篇集。母子家庭の女が男の肉体を目的に肝臓を手に入れるために男に近づく・・・「あなたがほしい」。性技を尽くして何人もの男から大金を騙し取り、練炭自殺にみせかける・・・「婚活の行方」。意外な真犯人、その結末の衝撃さ・・・「さがしもの」この結末も怖い・・・「長い手紙」生々しいインパクト大の怖さ半端ない・・・「最後の恋人」仕事を強要したマタハラ上司に復讐する・・・「壊れたおもちゃ」。の6篇が収録されている。どれもが実際にあった事実かもしれない怖さがある。

20196月双葉文庫刊


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