主人公である武誠治は、大学卒業後に就職はしたのだけれど、会社の体質が自分には合わないと3ヶ月で退職、フリーターで職を転々としながら居心地の良い実家に引きこもりを状態だったのだが、母親は重度の精神病・鬱病で言動がおかしくなったからさあ大変。
原因は長年による家の近所からのイジメ。「母さん死ぬな―」。
一番の治療法は他に引っ越すこと。
自己中の父親は当てにならないへなちょこな25歳が嫁に行った姉から喝を入れられて一念発起!・・・目標:就職する。目標、100万円金を溜める。
やり甲斐とか、本当にやりたい仕事とか、言ってる場合じゃないと・・・。
崩壊しかかった家族の再生と、「カッコ悪すぎな俺」の成長を描いた勇気と希望の再生物語。
自分が駄目だったことを認め、それを生かして仕事につなげていく展開部分は痛快。
特に、人材募集のキャッチコピーなど「ダメな就活」が徹底的に解説されており、シュウカツ中の人には実用的。
姉さんといい、彼女といい、この著者の本に登場する女性陣はいつもかっこいい。
最終章で後輩の視点から語られる後日談が面白い。
「予期せぬ矢を射られないためには、矢を射られそうなタイミングを回避する事。そのためには、むやみとひとに突っかからない。蔑ろにしない。」
2009年08月 幻冬舎 刊
原因は長年による家の近所からのイジメ。「母さん死ぬな―」。
一番の治療法は他に引っ越すこと。
自己中の父親は当てにならないへなちょこな25歳が嫁に行った姉から喝を入れられて一念発起!・・・目標:就職する。目標、100万円金を溜める。
やり甲斐とか、本当にやりたい仕事とか、言ってる場合じゃないと・・・。
崩壊しかかった家族の再生と、「カッコ悪すぎな俺」の成長を描いた勇気と希望の再生物語。
自分が駄目だったことを認め、それを生かして仕事につなげていく展開部分は痛快。
特に、人材募集のキャッチコピーなど「ダメな就活」が徹底的に解説されており、シュウカツ中の人には実用的。
姉さんといい、彼女といい、この著者の本に登場する女性陣はいつもかっこいい。
最終章で後輩の視点から語られる後日談が面白い。
「予期せぬ矢を射られないためには、矢を射られそうなタイミングを回避する事。そのためには、むやみとひとに突っかからない。蔑ろにしない。」
2009年08月 幻冬舎 刊