理不尽な交通事故で死んだはずの女が加害者に復讐するホラーサスペンス小説。
記憶を一部喪失したバーテンの雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろうと、同棲相手の成美や警察担当者に事故の状況を聞き調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
やがて、事故関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める。
先が読めないストーリー展開とテンポのよさで最後まで読まされたが、死ぬ瞬間に激しい憎悪を加害者に向けて絶命する被害者の怨念を出だしに展開されるのだがリアル感に欠けて不明者も不明のまま完全決着でない結末で納得できなかった。
2007年11月 光文社文庫 光文社刊
記憶を一部喪失したバーテンの雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろうと、同棲相手の成美や警察担当者に事故の状況を聞き調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
やがて、事故関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める。
先が読めないストーリー展開とテンポのよさで最後まで読まされたが、死ぬ瞬間に激しい憎悪を加害者に向けて絶命する被害者の怨念を出だしに展開されるのだがリアル感に欠けて不明者も不明のまま完全決着でない結末で納得できなかった。
2007年11月 光文社文庫 光文社刊