メランコリア

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差別や貧困に苦しんできたアイヌの歴史@週刊まるわかりニュース

2020-11-13 13:58:26 | テレビ・動画配信
アイヌの人たちには独自の文化を否定されて
差別や貧困に苦しんできた歴史があります


どういう人たちをアイヌ民族と理解すればいいのか?

国立アイヌ民族博物館


学芸員:
アイヌ民族は、日本列島の北側
北海道、青森県の北部、樺太、千島列島の先住民族で
日本の大多数者である和人とは異なる言葉や文化歴史を持っています






私も父方も母方もアイヌで
自己紹介する時はアイヌ語だと・・・






八幡さんによると、アイヌの人たちは
東北から北海道、樺太、千島列島にかけての地域で
生活してきた先住民族です

山や川弓で狩りを行い、雑穀などを作って暮らしていました
(熊を殺している映像が映ってる…








今の中国やロシアなどの人達と
昆布や鮭などの交易を行っていたといいます

人々は自然の中に神を見出し
火の神様や熊の神様などを崇めてきました
儀式では歌や踊りでもてなしました






アイヌ民族の苦難の始まりは江戸時代

八幡さん:
江戸時代以降は歴史の部分は黒歴史といってもおかしくない
明治以降の差別やアイヌに対する偏見のベースになっている


江戸時代 松前藩がアイヌ民族との交易を独占します
アイヌは漁場を管理され
品物の交換の比率で不利な条件を強いられます

その後、松前藩と争い対立しています


●明治時代に始まったのは日本の文化を矯正する同化政策






鮭や鱒を川で獲ることなどが禁止され
代わりに農業が勧められましたが
定着しませんでした

また成人女性の証とされた刺青も禁止されました






学校では日本語を学ぶように求められ
アイヌ語や伝統的な風習は急速に失われていきました





(GHQ が日本にやったのと同じことを、先に国内でもやってたんだな



八幡さん:
明治の同化政策の中では
アイヌとして生きるか、日本人として生きるかという
選択がほぼない状態で、日本人としてしか生活ができない

その変化を受け入れなければ暮らしが苦しかったから
その当時は仕方なかった
やらなきゃ暮らしていけなかった


文化を否定され、差別や偏見に苦しんできたアイヌの人たち
世界で先住民族への関心が高まる中
権利の回復を訴え続けました


転機となったのは平成9年に施行されたアイヌ文化振興法






そして去年、アイヌ施策推進法で
アイヌの人たちは初めて先住民族と明記されました

オープンした国立施設「ウポポイ」には
失われつつあったアイヌ文化を復興するという
大切な役割があります














博物館の展示は800点以上

飾りがつけられたヒグマの剥製






「イヨマンテ」
ヒグマの魂を神の世界に送り届けるという儀式を伝えるものです
ヒグマの魂を感謝を込めて
神の世界に送り届けるアイヌの精神文化を代表する儀式です






八幡さん:
年々、アイヌ文化の明治以前のことを
親の世代から聞いて知っている人達は
どんどん減ってきてしまっているので
今のうちに少しでも情報を残すことが
仕事の一つかなと考えています

日本の国の中の多様性を知ってもらいたいというのがまずあります

アイヌだけではないので
日本の国の中でどういう人たちがいて
どういう歴史の中で暮らしてきて
今に至るかというものを一緒に勉強して

これから私たちがどういう風にしていったらいいのかというのを
お互いの目線で一緒に考えていただきたいなというのがあります






問題の解答は「オ」

アナ:
北海道庁によりますと
アイヌの人たちは把握しているだけでも道内で約1万3000人
他にも日本各地で生活している

アイヌの文化の豊かさを知ることで
日本の国内にある様々な地域の文化、背景、多様性も大事にしていく
そんな社会にしていけたらいいなと改めて感じます


(日本の中のネイティブアメリカンみたいな感じ




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