メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ショトル・ミュージアム チベット―マンダラの国』(小学館)

2016-10-16 11:22:51 | 
『ショトル・ミュージアム チベット―マンダラの国』(小学館)
奥山直司/文 松本栄一/写真
初版1996年 1500円

※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

ダライ・ラマ
ゲルク派の活仏 観音の化身 17Cから300年間、聖俗両界に君臨した法王
チベット仏教最高権威 チベット民族指導者 転生者のみに継承される
5世が最も有名 摂政サンギェによる天空の宮殿「ポタラ宮」はラサにある
現在の14世は1935年生まれ 中国侵攻によりインドへ亡命 1989 ノーベル平和賞受賞


チベット仏教
インド大乗仏教の発展したもの


密教
日本とチベットに色濃く残る秘密仏教 ヨーガの修行
本尊と明妃(配偶女神)の交合像がおもしろい


チベット死者の書
葬儀に読まれる解脱の経典


マンダラ
宇宙の縮図 砂、壁画、タンカ、立体型などあり




チベット史
ガムポ王のチベット統一
東西文化の交流(インド仏教)
民族教団の台頭
サキャ、パクモトゥ

ダライ・ラマ政権(チベット文明最盛期)彼の死後、清朝の介入と鎖国
ダライ・ラマ13世時:中国、イギリスの侵攻を受け、独立に失敗
ダライ・ラマ14世:世界大戦時は中立を守る ともに亡命、世界に散った難民の悲しみは今も続いている


五体投地
一切衆生、来世の幸せのため 聖地巡礼


葬礼
鳥葬:巨岩の上で解体し、ハゲワシに布施!
土葬:伝染病人、罪人、赤子
水葬:バラバラにして流す 乞食、貧民、赤子
火葬:高僧のみ
塔葬:ラマを塩漬けにしミイラ化、金箔して祀る


ボン教
土着信仰 さまざまな神霊を供養 仏教と混合
太古からの精霊信仰がもと 神仏習合は日本と似ている


生活:半牧半農
移動しつづける民族は少ない

ヤクは肉、血、フン、乳、革すべて使われる半家畜
食事はツァンパ(大麦粉)とバター茶

一妻多夫も残る(兄弟全員と結婚する
女性は自由闊達、男以上の働き手
15歳で成人 既婚女性はパンデン(前かけ)をする



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