メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ジャガーノート』(1974)

2010-08-19 20:06:30 | 映画
『ジャガーノート』Juggernaut(1974)
監督:リチャード・レスター
出演:リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス、フレディ・ジョーンズ、イアン・ホルム、シャーリー・ナイト、ロイ・キニア ほか

trailer

TSUTAYAで昔のよい映画を再発掘するコーナーが設けられていて、わたしの好きな'70年代パニックや、
サスペンスもけっこう取り上げられていた。田島さんがおススメしてた『コーマ』もあったから、TSUTAYAに行ったのかもv
パニック映画は大体観たと思っていたけど、こんな秀作を見逃していたのね。
いまやベテラン大御所の俳優がみんな若いっ!船が爆発してパニックになるって展開かと思いきや、
主に爆発物処理班の活躍を描いたものだった。
最後に残ったのコード、どっちを切れば爆発しないのか?!って設定は、『ベタ辞典』にも載ってたなw


story
豪華客船ブリタニック号が処女航海に出て数日後、「ジャガーノート」と名乗る男から電話があり、
「ドラム缶に爆薬を詰めて船に設置し、自動でスイッチを入れ、明け方に爆発する。止めたければ50万ポンド用意しろ」と脅す。
オーナーは即刻、お金を用意させるが、「テロに屈してはならない」と政府&軍事から圧力がかかる。
爆発物処理のチャンピオンと自称するファロンは、仲間と共に船に乗り込み、時間と闘いながら、
その仕組みの解明に急ぐが・・・


天候が荒れて、救命ボートでは半数が海に落ちて溺れてしまうっていう設定がミソ。
爆発物処理班が船に移ろうとするのも必死で、飛行機からパラシュートで海に降りるも、
船から垂らしたはしごを登るだけでもハラハラさせられる。

大柄でお茶目な宴会部長がイイ人なんだよねえ!
いつ爆弾が爆発して沈没するか分からない状況で乗客がもうダメだって顔してるのに、
そんな時だからこそと仮装パーティを決行して、ジョークは滑るし、
冷たい視線にさらされながらもパーティを盛り上げようとしてて、
もし絶体絶命な状況で時を待たなきゃならないなら、ああゆう捨て身のユーモアのある人の側にいたいなあ。




コメント    この記事についてブログを書く
« 『冷血』(1967) | トップ | 『きけ、わだつみの声 Last ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。