どうしてこんなに哀しいんでしょう
かなしい人間が多すぎる
なんでこんなに寂しいんでしょう
ときどき一人でいることがたまらなくなる
街角で
長い廊下で
壁にもたれても
どうしようもなく寒いんです
哀しいことが多すぎる
教室で
細い路地裏で
不安定な足元を見つめると
光の届かぬ泥の中
足をとられ
足をとられ
ああ、その肩をすこしだけ貸してもらえたなら
雨が降っている
降っても 降っても 降りきらぬ
迷い猫を冷たく包み込む
ふいにあてもなく
光の届かぬ泥の中
足をとられ
足をとられ
ああ、その肩に少しだけうずもれたなら
雨が降っている
降っても 降っても 降りしきる
満たない気持ちを抱きつづけ
永遠に
たったひとりで
生きていく
1987.5.17作
かなしい人間が多すぎる
なんでこんなに寂しいんでしょう
ときどき一人でいることがたまらなくなる
街角で
長い廊下で
壁にもたれても
どうしようもなく寒いんです
哀しいことが多すぎる
教室で
細い路地裏で
不安定な足元を見つめると
光の届かぬ泥の中
足をとられ
足をとられ
ああ、その肩をすこしだけ貸してもらえたなら
雨が降っている
降っても 降っても 降りきらぬ
迷い猫を冷たく包み込む
ふいにあてもなく
光の届かぬ泥の中
足をとられ
足をとられ
ああ、その肩に少しだけうずもれたなら
雨が降っている
降っても 降っても 降りしきる
満たない気持ちを抱きつづけ
永遠に
たったひとりで
生きていく
1987.5.17作