メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

連続ドラマW 東野圭吾「片想い」

2018-12-06 13:36:53 | ドラマ
連続ドラマW 東野圭吾「片想い」(全6話 2017/10/21~2017/11/25)
原作:東野圭吾『片想い』(文春文庫刊)
監督:永田琴
エンディング曲:♪はだかのピエロ/羊毛とおはな

出演:
中谷美紀 日浦(広川)美月/神崎ミツル
橋爪功 日浦正一 美月の父
眞島秀和 広川幸夫 美月の元夫
息子 ユウリ

元アメフトチーム
桐谷健太 西脇哲朗 スポーツライター 9B
国仲涼子 西脇理沙子 哲朗の妻 元マネージャー プロカメラマン

大谷亮平 早田幸弘 新聞記者
和田正人 須貝誠 保険会社営業
鈴木浩介 中尾功輔 美月の元カレ
酒井美紀 高城律子 中尾の妻

秋吉久美子 野末真希子 「猫目」のママ
中村アン 佐伯香里 佐伯カオル 「猫目」のホステス 立石スグル

山中聡 戸倉明雄 門松鉄工所専務 香里のストーカー
丘みつ子 戸倉佳枝 明雄の母

高月彩良 末永睦美 ランナー 
田中要次 望月 警官
ほか



東野圭吾が原作、中谷美紀さん主演で、ジェンダーがテーマということで
ずっと観たかったが、なかなか観れなくて、やっと観れて嬉しい

今、ドラマ『ラスト・フレンズ』が再放送されていて、それもとてもいいドラマだった
こちらも、最後まで犯人が分からないミステリーとして秀作

LGBT運動が報道される今の時代なら少しは変わっただろうか?
法律のことなど知らないこともたくさんあると分かった



【内容抜粋メモ】

Nature loves diversity; society hates it.
自然は多様性を慈しみ、社会はそれを嫌悪する



1話 七夕
逃げる2人の男女 ケータイがかかる
クルマの中で男が絞殺される
望月ら警察は遺体を見つける


いつも仕事が忙しいプロカメラマン・西脇理沙子
スポーツライターの夫・哲朗とは冷えきっている






以前の帝都大アメフト部で集まり毎年飲む「七夕会」
マネージャーでマドンナのリサコがいなくて寂しがる仲間
昔の動画にはもう1人のマネージャー美月も映っている 今は結婚して子どももいる



新聞記者になった早田幸弘はワシントン支局にいた
9Bの西脇はレジェンドだったが、最後にミスったため負けたことを毎年責めるアンザイ


テと須貝だけ夜のグラウンドに行く
須貝:なぜあの時ハヤタにパスしなかった?
テ:間がさしたのかな? あの時こうしてればもっと上手くいったのにってことあるだろ

夜のグラウンドにミツキが来て
ミ:話があるんだ 人を殺した 9Bのウチに行かせてくれないか?

カツラを取ると短髪のミツキに驚く
リサコが帰宅する







ミ:
今、オレは男として生きてる
物心ついたころから自分のことを男だと思ってた
みんなにウソついてた 一昨年、母ががんで死んで
その時、男として生きようと決めた

子どもは8歳 気持ちにウソをつけなくなった 限界だったんだ
1年前、離婚して、最近、男性ホルモンを打ってる

銀座でバーテンの仕事をしてる
店では神崎ミツルと名乗ってる
そこの客にストーカーがいて
ホステスのカオリにつきまとって

夜中に一人で帰るのが怖いって言われて
昨夜もカオリを送っていたら、クルマが追ってきて

かえたばかりのケータイにまで電話をかけてきて
頭に血がのぼって、首を締めた 気づいたら息が止まってた

自首するつもりだったけど、今夜が七夕会と思い出して
みんなの顔が見たくなった どうしたらいいか分からない

テ:今日はここに泊まれよ

スガイ:
早めに自首させたほうがいい 正当防衛もあるだろうし
下の娘が今年お受験なんだ 家のローンもあるし
オレ、これ以上関われないよ


リ:
答えが出るような問題だと思う?
ただ、ミが男だってことは驚いたけど、やっぱりって気もした
やっと謎が解けたって感じ

当時を思い出すテ
雨の中を走るテとミ



ミ:ねえ、しようよ 9Bは理想の男なんだ
2人は一夜をともにしたが無反応のミ


家を出るミ
川辺にいるのを見つけるテとリ
リ:ウチに戻って ミは私が守るから 1人で苦しまないで


翌朝、遺体発見のニュースが流れる

ミ:
カオリは何も知らない
クルマは乗り捨てた タクシー拾ってウチへ戻った

クルマが見つかれば、男の身元が分かる
店のママだけがカオリの被害を知っている

男の財布を盗んだミ ケータイは川に捨てた
名刺から戸倉明雄 門松鉄工所専務と分かる
メモには異常なほどカオリの書き込みがある



リ:
あなたは悪くない 自首なんかすることない
あなたを広川美月って知ってる人はいない
警察に行けば女として扱われるのよ

テ:男だってことと、罪は違うだろ




スガイに聞いて、家に中尾功輔(アメフトチームメイト ミの元カレ)が来る
コウスケと2人で話したいというミ

リ:
ナカオくん痩せて誰か分からなかった
元カノが男だってどんな気持ちだろう




スガイが、新聞記者のハヤタに警察の動きを聞いたため
ハヤタは会社で調べている
テ:ハの勘の良さはハンパないから気づかれるかも

ナ:オレはミを刑務所に入れるなんて出来ない
リ:ミはしばらくこの家にいて これからを一緒に考えよう


スポーツライターのテは女性ランナーの取材に行く
高校新記録を出した末永睦美
コーチ:試合には出られないかも 女でもあるが男でもあるんです




リ:今のミを写真に撮りたい
夢中で撮るリ




望月はミの働いていた「猫目」に来て、
戸倉がストーカーしていたカオリとママに会う







2話 幻月 
リの家に火災報知機の点検に来る作業員はミを「ご主人」と呼ぶ

ハはテを呼び、事件の話をしてトクラの家に来る
母・佳枝に取材を頼み、部屋を見せてもらう
ゲーム機、蝶のコレクションなどが散乱 猫目のライターもある





母:
いつかこんなことになると思ってました
嫁は半年前に愛想をつかして子どもを連れて出て行った
3通の戸籍謄本が破いてゴミ箱から見つかった



嫁が荷物を取りに来る

ハ:あれはかなりの曲者だ トクラはよほど荷物だったんだろう

2人は猫目に行き、カオリを呼ぶ 望月とも顔見知りのハ



ハ:
下手なフェイクはすぐ見破られるぞ
オレは記者になった時誓ったことがある
真実を伝えるためには何を失っても後悔しないってこと
たとえ友だちや家族でも 真実を突き止めるのが仕事だ
お前らの味方にはならない その代わり詮索もしない それがオレのフェアだ


リはミに少しの間だけ女性の格好をしてと頼む
リ:そのほうが安全だと思わない?
ミ:“女に戻る”んじゃなくて、オレはもともと男なんだ


また川沿いにいるミ



ミ:
9Bみたいなガタイに生まれたかった 理想の男なんだ
9Bが脳震盪起こしたことあっただろ
救急病院の廊下で気の強いリサコが泣いていた
オレは負けたって思った

リのことが好きだった 今も変わらない
9Bと寝て、女として生きるしかないって
自分を傷つけたかった リを諦めるため いや、ただの嫉妬かな

オレはどんなにあがいても本物にはなれない
ここに来たのは最後に好きな女に会いたいと思ったから

テ:ナカオと付き合ったのは女として?

ミ:
女として生きようと思ったけどムリだった
コは気持ちを分かってくれてた 今でも一番分かってくれてる


また睦美に会うテ



睦美:
私の体は「性分化疾患」見かけは女性だけど、染色体は男
前にオリンピックでも問題になったのと同じ

私は女の子として生きてきたけど、男女両方が体にあって
高校の頃から記録も伸びて だから問題になった

でも、どちらかの機能を捨てろと言われてもムリで
自分じゃなくなる気がして この体じゃ結婚も出来ないだろうし
死んじゃいたいって思うこともあります
でも、考えても仕方ない 私は私だから


トイレで暴れて、部屋にこもって泣くミ
男性ホルモンが打てなくなったから生理がきた

テ:
ミはリに女として見られたくないんだ
ミはリのことが好きなんだ 大学の頃からずっと
だからリに女に見られるのが一番辛いんだ

テはナに電話して呼ぶ ナを部屋に入れるミ
ナ:オレはミの精神安定剤みたいなものだから
テ:警察もハも動いて、すっぱ抜こうとしてる

ナ:
なるべく早く家を探す ミのことはオレが責任をもつ
お前、誰かに本気で助けを求められたことあるか?
そしたらなんとかするしかないだろ?

リはミの服を選ぶ
リ:心配なの 今でもミが人を殺したなんて信じたくないの

リにキスするミ 受け容れるリ




テにミの元夫・広川幸夫から探してると電話が来る

広川を訪ねるテ
テ:1月前に家を出たとミが言ってましたが 1年前から行方が分からないのでは?



ヒ:
ミは1年前、離婚届を置いて出て行った
ワケが分からなかった 彼女は完璧な主婦で母でした
愛情ははじめからなかったのかもしれません
見合いで条件が合っただけの結婚だったので




女性の格好でスーパーに行き、料理が上手いミ

テ:
ヒと会った ヒの家に刑事が来た トクラの家にミの戸籍謄本があったって
ほかにも2通 1通はカオリさん もしかしたらミのことも調べようとしてたのかも

ミ:オレ、リとキスした なんで怒らないんだ 男と思うなら殴れよ!
力では敵わないミ

ミがいないというリ 探しに出るテ 川辺にもいない
ミ:戸籍を手に入れたらしい カオリも早く逃げたほうがいい と電話する



3話 三日月
テの家にトクラのメモ帳を置いていったミ
テ:絶対見つけ出すよ

高城(ナの元妻 ナは婿養子)の豪邸を訪ねるテ

ナ:
妻と別れて、この家も売る ミから連絡はない
ミは無茶をするようなヤツじゃない
自分が望む生き方を選ぶんじゃないかな

テはカオリのマンションにも来るがいない

門松鉄工所に来るモ ハも来る
モ:遺体を運んだクルマもカオリも見つからない


テはまた猫目に来る

ママ:
連絡がとれないわけじゃないけど 去る者は追わず
男女は情がありすぎてもダメ 深追いはよくないわ


ミの実家に来るテ
父・日浦正一は快く迎える



父:
私はミのことは諦めてるんです
夫と子どもを捨てるにはそれなりのワケがある
そう思ってからもう1年になりますが

子どもの頃から男の子のようにやんちゃだった
家内は「女の子はそんなことするんじゃない」と年中怒っていた

家内は随分前から気づいて悩んでいたようです
最初は小学校の赤いランドセルを嫌がって、一度も背負わなかった
スカートは履かないし、男の子とばかり遊んで

あのコが初潮を迎えた時、学校へも行かず、食事もとらなくなった
私は妻の育児のやり方のせいにして、よくケンカをした

「性同一性障害」は後天的じゃなく、お腹にいる時になると読んで泣く母

悲しませたくないと思ったんでしょう ミは急に女の子らしくなった
ウソでもいいから女の子らしく育ってくれればいい それが本音だった

大学に入ってからはイキイキしていた

卒業して見合い話がきた
普通の娘のように家庭に入ってほしかった
あのコは結婚をしてもいいと言った

大変なことをしたと思ったのは式当日だった
すべてを諦めた顔をしていた



結婚すれば変わる 子どもを産めば変わると期待し続けてきた
母が亡くなり、あのコは決意したんでしょう
あのコを女の子として育てたのは親のエゴだと頭では分かってるんです

このマフラーは高校生の時に私に編んでくれた
これをかけてくれた時の顔はどう見ても女の子の顔だった
私は今でもあのコが女の子と・・・






高崎駅にいるミ
メモを読むテ 戸籍のことが書いてある
カオリが前に住んでいたマンションにスガイと行く

誰も出ず、隣りの男に聞くと

男:
ずっと空き家 なんかやらかしたんですか隣りのヤツ?
いつだったか警察に通報されてた
親父みたいなのが来て大騒ぎ
親子ゲンカと分かっておさまった

名前を聞くとカオリではなく、佐伯カオルという男性だと言う

リ:もしかしたらミはカオリをかばってる?
テ:カオリが殺したのか?


カオリのいるマンションに来るミ
カ:神崎さん 私、怖い 見つかって全部終わっちゃうかも


くだらねえとつぶやいて~
テとリのクルマにエレカシかかってる すごいリンク!
2人の思い出の曲なのか




カオリの実家に行くと
母:何年も連絡をとってない
父:なんの用だ?! そんなものはウチにはいない!



テ:
じゃあ、カオルさんなら知ってるんですか?
早稲田のマンションを訪ねてますよね?

キレる父 母親と近所の喫茶で話す

母:
ほんとはあの人も心配してるんです
2、3日前に地元の警察が来て、新聞社からも電話があって
話が別の人のことのような気がして・・・
本名はカオルだが、カオリと名乗っていたらしい

写真を見せると違うという

母:カオルはもう女の姿はしてないと思います

カオルも性同一性障害で、高校生の時、心中事件を起こした



カオル:オレは男として好きなんだ オレは男なんだよ
「私は女の子としてカオルが大好き」


リ:好きな女の子がいても「同性愛」としか思ってもらえない
テ:ほんとに分からないんだ ミのことどう思ったらいいか

リ:
私、キスしたの 心が心に反応した
私たちに子どもが産まれてれば少しは違ってたのかな

リからLINEがあり、
「ここからは1人で帰ります しばらく仕事で帰りません」

女性から電話があり「神崎ミツルさん?」と言われ、「ハイ」というナカオ



4話 メビウスの帯
ミはナの用意した倉庫のようなところにいる

「いつもの所にもう1回お願いしますね」と電話の女性に言われるナ

ミ:オレ自首するよ
ナ:いいからここにいてくれよ

スガイからジェンダーの相談に乗る人がいるという店を聞いて行くテ
佐伯カオルとミの写真を見せるが2人とも知らないと言う




「誰が撮った写真? 性同一性障害の人はあまり撮られたがらないから
 そもそも男女ってどこで区別する 見かけ? 声? 生殖体? 心?
 じゃあ女らしい心、男らしい心って何です?


 メビウスの帯ってご存知?
 1枚の紙なら、表は表 裏は裏
 でもメビウスの帯はつながっている
 すべての人間はメビウスの帯の上にいると思う



 世の中には完全な男女などいない
 だから私はこの体にメスをいれてない
 この心と体をもつことが私にとって自然だから

 体を変えたいと思ってる人もいる
 社会には2つのカテゴリーしかないから

 今は戸籍上で性別をかえることが出来る
 でもそのために体を傷つけなければならない
 「性別適合手術」がマスト その他にも条件がある

 メスを入れるべきは社会のほうだと思いませんか?
 2つの性しか認めないなら、私たちの片思いはずっと続くんです」

店員の1人が劇団「金童」の祭りで同じXMASツリーを見たという




劇団「金童」を訪ねるテ
嵯峨:聞きたいことって何だ? 知らないよ 忘れた








ハは戸倉佳枝を訪ねると、いいバッグ、靴を身に付け、ハを避ける


スガイからナカオとも連絡が取れないとテに電話
妻・高城律子:もうここにはいません 私とは関係ありませんので




ス:
あんなスター選手で 社会人で優勝して、逆玉婚だったのに離婚なんて信じられねーな
ミもなんで諦めたんだよフットボール
オレ、自分の人生の中でフットボールしてた頃がが一番好きかも
今は家のローン、娘はお受験 いろいろ大変なんだよ


リからLINEがあり、店に行くとハといる

ハ:
お前らこの件から手を引け 事件のカギはオレが握ってる
この事件に関わると大変なことになる


睦美に会うと、自分を研究対象にしたいと言われてOKしたという

テ:
メビウスの帯知ってる? 男も女も結局同じ帯の上にいるって
この人たちのことどう思う?(ミとカオリの写真を見せる



睦美:キレイ FTMですか? このカメラマンになら撮ってもらいたい

「FTM」
産まれ持った身体的性別が女性で、性自認が男性であること

睦美:
カオリと会ったことある 「ジェンダーを考える会」で
この人、男の人です たしか立石って
戸籍で困ってることはないかって名刺ももらいました


テは猫目のママに会う

テ:オレは立石とミを探してるんだ

ママ:
カオリはカストラートなの 少年期の美声を保つために去勢する
実家はパン屋さん パンをスライスする機械で局部を切った
小さい頃から体がイヤでたまらなかったんですって
カオリは立石スグル どこにいるかは知らない
あのコたちは殺ってない カオリもミツルも




テ:
この2人は名前を交換したのでは?
男として生きたい人間と、女として生きたい人間
嵯峨さんはきっと何か知ってる

金童の冊子を見て何か気づくリ
リ:私この件から手を引く
テ:オレはやめない


金童から出てくる刑事たちを見るテ
立石の連絡先を聞くと
嵯峨:勝手に見たということにしてくれ

嵯峨のパソを調べると立石卓は新宿にいる
テも金童の冊子『男の世界』を読む(左目が見えない?



リ:
そこに書いてある主人公 あなたでしょ?
最後の試合のミスのこと なぜそんなことをしたのか 左側が見えなかったから
ある時期からテのパスが極端に減ったからおかしいと思ってた

結婚してしばらくしてナに相談したらやっと話してくれて
あの時の脳震盪が原因?

それを書いたのはナ ナは最初からこの事件に関わってたんじゃない?
ミもナもカオリさんも何かしようとしている
だとしたら私は立ち入れないよ


テは立石を見つける
「カフェで待って」と言われて行くとミから電話がある





ミ:
立石はそこへは行かない 彼をそっとしてほしい
その代わりオレが説明する
隅田川沿いの水上バスに乗ってくれ

頼みがある この事件から手を引いてくれ
事件の裏には一世一代の賭けがあるんだ
(戸籍謄本の交換のことか?
寂しいけど、これでお別れだ さよなら9B





5話 下弦の月
また金童を訪ねるテ ナとジェンダーの戸籍交換をやっていた
ナと知り合ったのは4年前 ナの最初の入院後、キの店に来た



キ:
性別を聞かれたのは初めてで驚いた(彼も元は女性
ナの母親は男だった ミと同じ
足がつかないよう立石のデータは消去した


ナ:
母と離れたのは5歳の時 家を追い出された
親父に告白して、逆上して

母が男だなんて一度も疑ったことはなかった
あの人はなぜオレを生んだのか
生んだならなぜ隠し続けてくれなかったのか



ナの妻がリを訪ねる

リ:今日ここを出て行く ずっと前から考えてたことだし

テ:オレの左目がほとんど見えないこと、気づいてたならなぜ言わなかった?

リ:
あなたから言わなければ意味がないから
大学の時、何度聞いてもはぐらかして、いつも「男の世界に口を出すな」って
私は正直に話して欲しかった
私たちずっとチームメイトなんだし

そのまま家を出るリ

「9Bへ ナを見つけてください ハに負けないで」というリのメッセージ

泣いてスガイに電話する
テ:また1人消えた リがハに負けるなって言うんだよ


テは手土産を持ってトクラの家に行く
ハはあれ以来来ていない

佳枝:犯人が分かったんですか?

テ:
警察は猫目のバーテンに絞っているようです
住所も名前もデタラメで捜査は難航しているようです

佳枝:早く犯人を捕まえてもらわないと 泣き出す
トクラの妻とは口もきいてない(怪しい・・・


ナはミに男性ホルモン剤を渡す

ミ:コのお母さん、どういう女だった?
コ:気にしてるのか、息子のこと

ミ:ユウリには酷いことをした
コ:いつか分かってくれる日が来る


トクラの妻を訪ねるテ(あら、猫背さん
イヤイヤながら家に入れる



警察からは連絡もない
息子がイタズラに母のスマホで電話をかけると出たのはナ


遠くから息子が遊ぶ様子を見るミ
母と気づかれて去り、歩道橋で泣くミ




テはハを呼び出し、妻と別居したと話す
テ:オレたちは最初からボタンをかけ違えてたんだ

左目が見えてなかったことを知っていたハ

ハ:
確実に知っていたのはナ 敵も気づいてたんだ
帝都大クオーターバックは左に投げない 理由は分からないが
オレの賭けだった タッチダウンしてたらリにプロポーズしようと

テ:
ハに負けるなってメモがあったよ
お前は今回のカギを握ってると言った
トクラの母と嫁のことじゃないのか?
嫁のスマホにある番号を見つけた

ハ:
トの母は最初からおかしいと思った
疎遠だと言った嫁と頻繁に連絡をとっていた
ウィークリーマンションの借主の名は神崎ミツル

カが犯人なら、なぜ警察に知らせないのか
あの母と嫁は犯人を脅迫してた
金に困ってた メモを読んでカを知ったんだろう

トの母が口を割らないかぎりカは捕まらない
これはスクープだ 証拠は後から警察に揃えさせればいい

テ:
この事件から手を引いてくれ 理由があるんだ
その神崎ミツルはミツキなんだ
ミは神崎ミツルとして生きてる

これはただの事件じゃない
ジェンダーで悩む人たちの戸籍交換が絡んでる
別人として生きる計画なんだ
彼らは計画がバレることを恐れてる

ハ:これだけのネタを聞いて、記事にしないと思うのか?
テ:友だちでも容赦なしか



ハ:
妥協なしと言ってくれ
お前もジャーナリストのはしくれならプライドを持ったらどうだ?
来年の七夕会の幹事はスガイか
オレのところには連絡は不要だ これから先もずっとな


ミの元にカオリが来る ナは消えた

テは立石のもとに行く
ルミ:もう私たちに関わらないで!



テ:状況が変わった 君たちも危ない ナの居場所を教えてくれ
立石:ほんとに知らない

テ:
じゃ、佐伯カオルにかけてくれ
立石が盲腸になったから保険証が必要だと言って
戸籍のことが警察にバレたら捕まるんだぞ オレは味方だ

保険証の受け渡しは上野駅前の歩道橋を使う
ルミは言われた通り電話をかけて落ち合う約束する

立石:
今度こそ正真正銘の男として生きられると思ったのに
いつになったら安心できるんだよ



テ:
先日、君のご両親に会ってきた
お母さん、君のこと心配してた
見つけたら元気かどうかだけ教えてくれと言ってた

立石:
一生懸命生きてると伝えてください
オレは立石だから、佐伯の家には帰れませんよ



上野駅に行くテ

ミ:
カオリはここには来ないよ
コウスケはいなくなってどこにいるか分からない コウスケは死ぬ気だ



6話 満月



ミ:
オレが悪かったんだ あの時オレが9Bたちに会いに行かなければ
トクラは異常だった ゴミから戸籍謄本まで拾って気づいた
カオリが男だと 神崎ミツルが女だってことも
あの夜、オレの力は弱かった あいつはオレに・・・

(回想

トクラはミをレイプしようとしてヒモで縛る
その時、ナが来て、トクラの首を締めた
それをカオリが見ていた

ミ:
コのあんな恐ろしい顔は見たことなかった
オレに逃げろと言った オレはコを置いて逃げたんだ

遺体を工場に運んだのはナ バンも処分した

テ:なぜ自首しなかった?

ミ:
明るみに出たら戸籍交換のことが芋づる式にバレてしまう
法律はすべて解決しない 子どもを傷つけたくない人
手術を受けるお金や勇気のない人もいる
それでもみんな自分らしく生きたかったんだ

コは誰も捕まらない方法を思いついたって
警察は神崎ミツルまではたどり着けないだろうって
コは自分が死ねば、警察はそれ以上追いかけないだろうと


テはリを呼び映画館でミと再会する

テ:リが出て行った日、誰か来ただろう?

リ:リツコさんはあなたに会いに来たの
ナはがんが再発して 末期のすい臓がん

リツコ:
最期を看取ることが出来なくなった ナからとんでもないことを聞いたから
あの人、娘たちを殺人犯の子どもにしたくないからって
あの人が人殺しだなんて信じられない
でも、殺人犯の子どもにはしないって

テ:
ナは、身元不明の男、神崎ミツルとして死ぬつもりだ
それがあいつの言う“誰も捕まらない方法”だと思う


バンは安全な場所に隠したとナが言っていた
三浦に別荘を持ってたから、そこにあるのではと
保険屋のスガイに電話し、別荘の住所を聞く

ミがいないとリから電話
テ:三浦だ

スガイから住所を聞き、一緒に行くというが、家族のために残るよう言うテ
ス:無茶すんじゃねーぞ 来年、ナも七夕会に来いって!


三浦の別荘に向かうテとリ



リ:ナはミのこと好きだったのかな
テ:ナにとってミは特別なんだ 男女関係なく

ハは編集長に記事を出す

編集長:
こんなに実名出して、誤報なら訴訟じゃ済まないぞ
門松鉄工所にタレこみ電話があったらしい バンが見つかったって


ハ:間もなく犯人が捕まるぞ
テ:タレこみの電話をかけたのはナだ トクラを殺したのはナなんだ

ハ:オレに犯人を逃がす手伝いをさせるのか?
テ:あいつ死ぬつもりだ オレが自首させるから
ハ:三海屋を探せ

そこにバンがあるが大勢の警官が地元の人のフリをして張っている

ナ:
そこにいるのは危険だ
クルマに戻って、商店街の石段に停めて 林に回ってくれ




ナ:
お前が戸籍交換するって言った時もう少し待てって言ったよな
お前にはしてほしくなかった
オレにとってミはミだから

テが来て2人と再会

テ:
ミから全部聞いたよ お前は悪くない 情状酌量の余地もある
戸籍交換は黙ってればいいだろ

ナ:ムリだ 捕まれば隠し通せない
テ:オレはお前をこんな所で死なせないからな

ナ:
オレはとんでもないことをした
あの頃楽しかったよな 目の前の敵を倒すことだけ考えて

リ:
私だって楽しかったよ 9Bもナもカッコよくて
ミも私も誇りで 男の世界って、ナもミも巻き込まれただけじゃない
もっと自分の命のこと考えて!

ナ:
気の強いリが泣いてるw 分かった自首するよ
戸籍のことは知らないで通す ミを連れて逃げてくれ

ミはテと逃げるんだ みんなの思いを忘れるな
カオリやスグルのことも 唯一のオレの頼みだ
罪を犯したのはオレ一人だ オレはバンに行く
10分クルマで待って欲しい オレたち得意のプレーだろ

テ:フェイクか

ナ:オレは生きる




ナはなぜかミに上着を渡す

モが三浦に着く
ナはバンに向かって歩くが時間を稼ぐ
10分経ち、バンで逃げるフリをするナ 追うパトカー

バンにはガソリンが積んである
ライターに火をつけ、クルマごと爆破するのを見る3人

テ:行こう 逃げるんだ
ミ:どうでもいいよ!
テ:ナの思いムダにするな!


警察に停まれと言われる
免許証提示を求められ、ナンバーを控えられる
ミも身分証を求められる

そこにハが来る

ハ:
今度の事件を調べていて、リはカメラマンで、
ミは僕の友人でナカオと言います

ナのジャケから高城の名刺を出し「離婚したから前の姓だ」と言う
(さすがのチームワーク 先読みが鋭い

モに会うハ
モ:まさか神崎ミツルが自殺するとはな


【1年後 七夕会】

ナはノルウェーにいると手紙がくる
「これ広川の字だろ?」

スガイ:15年越しの片思いが実ったんだからいいんじゃないの

またテがミスった動画を見ていると、ハが来る
リも来て大盛り上がり テと会うのも久しぶり


ミからの手紙:
世界中を旅して半年が経ち、今ノルウェーにいます
小さな悩みなどどうでもよくなる
次はどこへ行こうか

もうすぐ七夕会だな みんなによろしく伝えてくれ
またみんなで会う日を楽しみにしている ナカオコウスケ

リに撮ってもらった写真とナのジャケを持ち歩いている






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