メランコリア

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『NPOってなんですか3 NPOを作ろう』(汐文社)

2013-06-26 15:16:07 | 
『NPOってなんですか3 NPOを作ろう』(汐文社)
NPO活動を考える会/編著

『NPOってなんですか』シリーズ最終巻。
中学生の和夫くん(長男)が町にあるNPOマップを作ったのをきっかけに、
主婦の母、定年退職した祖父、小学生の妹、サラリーマンの父も次第に興味を持ち始め、
自分たちでもNPOを作ってしまうまでのお話。1巻、2巻の総集編。

【内容抜粋メモ】

●NPOが増えた理由
・私たちの暮らし方が変わってきたこと
・自然環境の悪化(山林などが住宅地になった
・外国人との交流が増えたこと
・町の人口の変化
・高齢化
・家業を継ぐ人が減った。大型小売店が集中して都市にお客をとられる。
・働く女性が増えた。核家族化が進んだ。 など


●NPOの特色
1.行政や企業では提供できない、質の高いきめ細かなサービスの提供
2.行政だけでは対応できない創造的なサービスの提供
3.行政サービスと住民だけの活動との間に立つ準公的サービスの提供
4.住民たちが社会的責任を学習する機会を提供する場


●市民活動が多様化する要因
・住民による自己責任社会の到来
・超高齢社会の到来
・ゆとりのある余暇生活の到来


●NPOの活動分野

保健・医療・福祉が43.1%と最も多い。


●NPO活動以前の職業



●NPOが支援してほしいこと



報酬に対する意見例
・家族がいると働き続けにくい
・給料が安いと仕事に対するプロ意識が育ちにくい
・非営利行で賃金を得ることに後ろめたさがある


実際にNPO活動に関わってみた和夫くん家族の感想
和夫くん:いろんな世代の人と話ができた。
みのりちゃん(妹):いろんなイベントに参加したりして、ほかの学校のコとも仲良くなれて嬉しい
おじいさん:この歳になって、社会に役立つ仕事ができるのは生き甲斐。人と人との交流の大切さを強く感じる。
おかあさん:自分は社会の役に立っていると実感できて嬉しい
おとうさん:社内でもNPOが話題になっている。自分の住む町を知るきっかけになった。


●NPOを作るには
自分がやりたいことは何かを考える。嫌いなことは、社会の役に立っても長続きしない。
NPOは活動をしたい人が自由にいつでもできるが、個人で申し込むより法人組織のほうが社会的信用が得られる。

1.法人設立確認証の申請:16種類の書類を役所に提出する/驚
2.申請書の提出
3.申請書類の縦覧と審査
4.認証または不認証の決定
5.法人設立の登記:認証日から2週間以内


●NPOを支援する民間団体(中間支援組織)
例:
@東京都:市民活動サービスコーナー、日本青年奉仕協会など
@長野県:ボランティア交流センターながの、NPOネットワーク信州など


●NPOを応援する助成団体
例:
伊藤忠記念財団:子ども文庫など児童の読書啓発指導
UFJ信託文化財団:アマチュアの音楽・演劇団体。伝統芸能の保存・伝承のための公演および美術館等の美術展。



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