メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)

2022-07-03 16:16:11 | 映画
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」

監督:三島有紀子

出演
篠川栞子 - 黒木華
五浦大輔 - 野村周平
稲垣 - 成田凌
五浦絹子 - 夏帆
田中嘉雄 - 東出昌大 ほか

主題歌:♪北鎌倉の思い出/サザンオールスターズ



dTVで好きな女優の1人、黒木華さん主演作を見つけたから観てみた
また映像が止まる上
今度は画面がタテに揺れる不具合あり/汗

セリフの言い方や展開がマンガっぽい


【内容抜粋メモ】
いきなり雨の日の葬式

五浦大輔(野村周平)の祖母はごうら食堂をやっていた

優しい祖母なのに、ダイスケが小さい時
本棚の漱石全集を手にとると「本棚に触るな!」と
ひどく怒られたのがトラウマで本が読めなくなる

荷物を片付けていて夏目漱石のサイン本が出てきた
田中嘉雄(東出昌大)宛て
ビブリア古書堂の店名と美人の写真
祖母の若い頃(夏帆)

ロケは江ノ島? 一度行ったことあるけど町中はこんななのか?

ビブリア古書堂
篠川栞子(黒木華)が1人で店番している
1冊50万円もする古書が置いてある







漱石全集を持ち込むと
岩波書店のこのシリーズはとても貴重

サイン本を鑑定
蔵書印もある

小学生の時に「それから」を手にして怒られたことを正確に推理するシオリコ

ダイスケという名は祖母がつけた
「それから」に出て来る代助が由来
読もうとすると冷や汗、動悸ってパニック発作じゃん/汗

また店に行くとシオリコはなぜか足を怪我している
漱石のサインは祖母が書いたもの
東京オリンピックの年

蔵書印は8巻だけない
8巻を隠すために全集を買った

献呈署名は送る人が真ん中
サインは田中のもの
人に知られてはいけない恋だった

結婚した年を調べる 1960年
母が生まれたのは1965年

「それから」は主人公が人妻をとる話




子どもたちに『銀河鉄道の夜』を読み聞かせるシオリコ
こんな古書店に勤めたいけど
それには本の価値を見極める目が必要だな

改めてシオリコにお礼を言いに行き
本を運ぶのを手伝うダイスケ

妹アヤ:うちで働きませんか?


・新しい本のほうが回転が速い
・隙間がないほうが盗まれた時に分かりやすい
・詰めすぎると本がとれない(そうなんだよね


「それから」の朗読をしてもらう
黒木さん、いい声だな
セリフを言う声はやけにマンガっぽいけど
横長のべっこうメガネも似合ってる



1964年
ヨシオは小説を書いてるが進まない
家族は道楽と言って反対

ごうら食堂に入るとテレビで相撲観戦?
出る時に敷居に頭をぶつけて、部屋で休ませる
すっかりキヌコが好きになるヨシオ



大庭葉蔵(おおばようぞう)から脅迫メールが来ているシオリコ



神奈川の古書交換会
稲垣(成田凌)と本のことで意気投合








大庭葉蔵は太宰マニア
太宰作品のキャラクター名を使っている

相場35万円SFマンガ『人造人間』を盗まれた
畑中という名と途中までの住所で推理して
煙突のある家をつきとめるシオリコ
ホームズみたい

ずっと欲しかったため間がさしたと謝罪
本を読めなくなる日まで時間がなかった
イナガキはしばし本を貸す







太宰治『グッドバイ』をキヌコにすすめる
絶世の美人キヌコが出て来る
森雅之さん主演の映画を観たな

森雅之特集『女性操縦法(グッドバイ 再公開短縮改題版)』@神保町シアター(4.2


本を読まないキヌコに小説の面白さをプレゼンしに通うヨシオ
どんどん親しくなる2人
店内が煙くなるほどタバコつけっぱなしって・・・







旦那が帰ってくる いい人そうだな



本当は階段から突き落とされたシオリコ
首にかけたカギで金庫を開けると
太宰治『晩年』初版本

普通、本を作る時は1枚の紙を8つに切る
アンカットはペーパーナイフで切りながら読む
初版は500冊のみ すべて揃ったのはこれだけかもしれない
推定300万円以上

突き飛ばした犯人はたぶん大庭葉蔵
てかもう犯人分かっちゃったよ
種明かしした上で進む手法か

イナガキもキヌコの若い頃の写真を持ってる/驚
『晩年』の本が映りこんでいる
ヨシオが撮ったと推理






本に会う約束のハガキをはさんで渡すヨシオ

「この道はどこへ続くのでしょうか」

キヌコがヨシオの小説を読みたいと言い
長編を書くために部屋にこもる
資料をキヌコに持ってきて欲しいと呼ぶ

海を見ている時の写真を撮る

ヨシオ:太宰みたいに一緒に死んでくれと言ったら?

キヌコ:
横っ面はたいて生きましょうと言う
どんなに辛くても生きてさえいれば


『晩年』
自信もて生きよ
生きとし生けるもの
すべてこれ 罪の子なれば





小説ができたら、またここに来て『晩年』を読もうと約束するも
母が見合い話を決めてしまう

大庭を呼び寄せるため、『晩年』を売りに出したとネットに載せる
店に飾ったのは展示用のニセモノ
シオリコの推理ですぐ分かるのでは?








看板を焼かれて逃げた犯人を追うダイスケ
『晩年』のニセモノがビリビリ

ダイスケ:騒ぎが終わるまで預かる
布の中身はニセモノでは?

ダイスケが家に戻ると電気ショックで倒れる
本が盗られたのをシオリコに報告して謝る

シオリコ:
それも復刻版のニセモノ
本物は金庫に入れた

自分も騙されたとショック
ダイスケ:店辞めます

コレクションよりヒトのほうが大事って話か



小説は不採用になるヨシオ
店の前でキヌコの手をとろうとして逃げられる

ヨシオも見合いを受ける

ヨシオ:
僕と逃げてください
小説を書くのもやめて働く
ここで待ってます



その時渡したのが漱石全集8巻『それから』





店の準備をしていたらつわり







約束の場所に行こうとして夫に止められる
夫:この子はオレの子だ

映画で悲しいことがあると雨が降るパターン

ヨシオはキヌコの名で小説を書く

アヤ:本にはない気持ちがヒトにはある


『人造人間』を盗んだ男がイナガキに言われて芝居して放火もしたと白状
大庭がイナガキだと分かるダイスケ

家が火事になり、父が『晩年』をイナガキに手渡して死んだ回想?


イナガキが店に来る
シオリコの祖父がヨシオ






アヤが木片を蹴ると本棚に潰されるイナガキ
その間に逃げるとスクーターで追って来る
『13日の金曜日』みたいな悪役の描き方
でもハリウッド映画に比べたらのんびりしたカーチェイス

江ノ島だから逃げる場所がないにしても
なぜクルマがスクーターから逃げきれない?

海に本を投げ捨てる
拾おうと何度も海に飛びこむダイスケ

イナガキの本名はタナカヨシオ
祖父が同じ人?

自分の書いた小説『切通坂』の原稿を持って店に来るヨシオ
キヌコは身重

私小説てほぼプライバシー丸出しだな
てかまだ売り出されていないのか

それを店で読むシオリコ
ダイスケも読む 手書き原稿ならOK?






「僕の存在にはあなたが必要です」

最後の最後で本格的に映像が止まって、開き直した/汗

エンドロールも古書っぽい
この曲がサザンなのか 原由子さんの歌声





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絵本『きょうというひ』 荒井良二/作 BL出版

2022-07-03 15:47:19 | 
荒井良二
1956年 山形県生まれ
絵本作家、イラストレーター
『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童図書展特別賞を受賞
絵本作品のほか小説の装画、挿絵
絵本創作を中心としたワークショップ
広告、舞台美術、アニメーションなど幅広く活躍


切り絵?と鉛筆、レースなどを
自由に使ってコラージュした絵がカワイイ






家の外に雪で小さなかまくらを作って
ロウソクを灯す

きえないように
きえないように

の繰り返しが続く














イヌも一緒に楽しく遊んでいる

周りの家の人々も同じことをしていて
なにかの行事みたいに見える

みんなで作ってロウソクを灯したら
きっとキレイだろうな







自然、ヒト、いろんな生き物が
きょうという日を最大に楽しんで生きている感じがイイ









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