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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

怒りについての考察その2

2011-09-02 23:55:54 | 日記
相方さんをつねに支えているのは、
「自分の周りには、どうしていつもこんなに無理解で非常識な人間が多いんだろう?」という怒りだ
毎日、なにかしらに怒っていて、それで幸せなんだろうか?

わたしが怒らない理由のひとつは、そもそも沸点が低いことと、
単純に「怒れない気質」もあるけど、
まず自分の気分を害したくないからってのが大きい。
短気を起こして怒ってスッキリするなら、そうするけど、
大抵怒っている人は自分もイライラし、怒られたほうはもっとイライラし、
それを聞いている居合わせた周囲をもイライラさせる。
イライラの伝染は止まらない。


それに怒ってる人って、見た目がカッコ悪い。
冷静な理論で相手を説得できない短絡的な人ってゆうイメージがぬぐえない。
あとくされのない“雷的怒り”の方法があれば習得したいものだナ。


そうそう、もう1つ大きな理由は、怒ると一時的に立場が優位になった感じになって、
自分から失敗を犯せないってゆうプレッシャーがかかるのと、
興奮してるせいで冷静な判断力が欠ける相乗効果で、無用な失敗を招くことがよくある。
これは実体験の感想

「さっき怒ったくせに、自分だって間違えているじゃないか」てカッコ悪い状況に陥りたくなくて、いつもよりもっと頑張らなきゃならない
相方さんみたく、自分のミスはすっかり棚に上げて、人を叱り飛ばす度胸?があれば別だけど



結局、人で人は裁けないってことだ。
人の考えを根底から変えることなんてできない。
自分の信念、やり方を一朝一夕で変えられないのと同じように。

何度も、何百回も同じ失敗を繰り返して、やっと自分のパターンに気づき、腑に落ちるしかないんだ。
それまでに何年、何百年かかろうとも。


大型犬と小型犬が散歩途中で出くわした時に、
自分を強く見せようと威嚇してギャンギャン吠える小型犬に対して、
大型犬は大抵伏せて自分を小さく低く見せ、危害を与える気はないことを伝えようとする。
無用な争いは互いのためにならないと知っているから。
そんな時の大型犬の気持ちって一体どんなだろうっていつも思うんだ。