『氷点』(1966)
原作:三浦綾子 監督:山本薩夫
出演:若尾文子、安田道代、船越英二、山本圭、津川雅彦、森光子、成田三樹夫、鈴木瑞穂ほか
半額キャンペーン中のTSUTAYAで物色中にたまたま見つけた今作は、
「40年以上にわたり何度もテレビドラマ化されている名作」らしい。
その時代、時代の旬の俳優が何度も演じた人気の人間ドラマ。
▼story
家柄にも恵まれ、真面目なヒューマニストで通っている医師・辻口は、
幼い娘・ルリ子が通り魔に殺された責任は、妻の不貞にあると疑い、復讐心から
その後養女が欲しいという妻に、犯人の子ども(陽子)を育てさせる。
そうとは知らずに陽子を溺愛していた妻は、あるとき夫の日記で真実を知り、
娘に辛くあたるようになり、BFの北原には嫉妬にも似た感情を抱き、
ついには2人に過去の秘密を暴露してしまう。
美しく、カンペキな妻役の若尾文子の美しさがだんだん狂気に映る様は見応えあり。
(老けた特殊メイクもないから子どもたちが成長しても全然変わってないしw
彼女に強い想いを寄せる、どこか影のある眼科医役の若き成田三樹夫がステキ・・・
わたしは、人間が生まれながらにしてもつという「原罪」の考え方は信じていないけれども
どんな立場・状況にあっても、許しあう心が大切だというテーマには共感した。
あらゆる過酷な運命に翻弄されて憎しみあわざるを得ない夫婦、親子、他人同士であっても
そこから自分を冷静に切り離して見たときに、どんな憎しみも許しに変えられるチャンスがある。
ラストの何の変哲もない町の1カットは冒頭にくるべきのような妙な違和感があったなw
原作:三浦綾子 監督:山本薩夫
出演:若尾文子、安田道代、船越英二、山本圭、津川雅彦、森光子、成田三樹夫、鈴木瑞穂ほか
半額キャンペーン中のTSUTAYAで物色中にたまたま見つけた今作は、
「40年以上にわたり何度もテレビドラマ化されている名作」らしい。
その時代、時代の旬の俳優が何度も演じた人気の人間ドラマ。
▼story
家柄にも恵まれ、真面目なヒューマニストで通っている医師・辻口は、
幼い娘・ルリ子が通り魔に殺された責任は、妻の不貞にあると疑い、復讐心から
その後養女が欲しいという妻に、犯人の子ども(陽子)を育てさせる。
そうとは知らずに陽子を溺愛していた妻は、あるとき夫の日記で真実を知り、
娘に辛くあたるようになり、BFの北原には嫉妬にも似た感情を抱き、
ついには2人に過去の秘密を暴露してしまう。
美しく、カンペキな妻役の若尾文子の美しさがだんだん狂気に映る様は見応えあり。
(老けた特殊メイクもないから子どもたちが成長しても全然変わってないしw
彼女に強い想いを寄せる、どこか影のある眼科医役の若き成田三樹夫がステキ・・・
わたしは、人間が生まれながらにしてもつという「原罪」の考え方は信じていないけれども
どんな立場・状況にあっても、許しあう心が大切だというテーマには共感した。
あらゆる過酷な運命に翻弄されて憎しみあわざるを得ない夫婦、親子、他人同士であっても
そこから自分を冷静に切り離して見たときに、どんな憎しみも許しに変えられるチャンスがある。
ラストの何の変哲もない町の1カットは冒頭にくるべきのような妙な違和感があったなw