翁の“ガハハ”な山家暮らし

山家に放念で暮らす翁。田舎暮らしの“ガハハ”なエピソードとその珍問答、ニンマリしていただけたら嬉しいわ。(放念の翁)

◆極楽往生に精進さ◆   3224

2016-03-21 14:31:32 | ブログ

や翁さん、墓参は終えたかね?、昨日済ませた?、律儀に中日にぼさんだな。墓石が綺麗に磨いてあったね、ファハハハ。しかしスマートな家墓だよ、翁さんが考えた4行詩も素晴らしいし、墓石も荒削りの天然石そのままで。寺の墓地などでは、決まり切ったような 「○○家先祖代々之墓」 、それも豪華さで競い合って。この頃は墓地を持たずに、お骨を納骨堂に納めて終わりだそうだな』

んちわ、八郎さん。振り替え休日だそうだが、買い物をしながら婆さんを病院に迎えに、休日も関係がないわ、ハハハハ。墓守も大変だよ、5年前には45基ほどの墓石を改葬して一ヶ所に、墓参は楽になったが。その大半が比翼墓だったので、家墓擬きにして、4行詩を額石で埋め込んで。石材店に墓石の写真を貼り出されたら、5,6人が覗きに来たわ。花木苑は桜も桃の花も咲き出して』

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つものゴルフ場の入り口の桜、種類は分からないが8分咲だったよ。花木は気温に敏感のようで、一気に花が咲き出しそうで、ハハハハ。牡丹餅は俺も初子さんから貰って、美味しかったな、菓子屋のとは一味違う、素朴なお袋の味だろうな。翁さんの祖先は墓石で分かる範囲で約550年かね、江戸時代の中期か?、寺との縁はそれほど古くはないものな。これからナスやキュウリなどの苗床を作ろうと』

本の季節は5日ごとに移り変わる、ある書物にそんなことが書かれていて、3月20日~24日は《雀始巣》、25日~29日が《桜始開》、などの72候だそうで。我々の祖父母は、その暦としきたりを守りながら暮らしてきたが、われわれ世代も、食べ物の旬も楽しみ、季節とともに生きている感覚はあるよ。残念ながら天恵物が少なくなって、初子さんは草餅も作るかな、ファハハハ』

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あとがき=この頃は「一墓制」が、寺などに一基墓石を、そこに親しい友人などが一緒に入る、あの世も和やかにだろう、ガハハハ==放念の翁