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忘れないように……

「フランス映画祭2022 横浜」12月開催

2022-11-25 12:05:00 | 映画祭

 30年目を迎えるフランス映画祭が、12月1日(木)~4日(日)に「フランス映画祭2022 横浜」として開催されます。

 開催場所を2018年から横浜に戻して5年目。横浜開催だった2005年までは6月開催、2006年から東京に移り3月開催になるも2011年以降は6月開催。横浜に戻った2018年と2019年は6月開催。しかし、コロナ禍の影響で2020年は12月中旬、2021年は11月中旬、そして今年は12月上旬に開催となりました。

 フランス映画祭に関連して2005年から始まった「横浜フランス月間」は毎年6月頃に開催されていましたが、今年は11月11日(金)~12月18日(日)となっています。横浜市が主催だと長らく思っていたのですが、アンスティチュ・フランセ横浜(旧・横浜日仏学院)が主催者となってますね。



◆ ◆ ◆

 初日木曜夜のオープニングセレモニーの会場は「横浜みなとみらいホール」の大ホール(2020席)。2018年、2019年に続いて3回目の使用。2020年はコロナ禍により、オープニングセレモニーとオープニング上映とを会場を分けて行ったためみなとみらいホールは使われず。2021年は1月から改修工事のため全館休館中で使用できず、「パシフィコ横浜」の「会議センター」のメインホール(1004席、2005年までのフランス映画祭で毎日午前中から晩まで上映会場となっていた場所)が使われた。2022年は10月にリニューアルオープンした横浜みなとみらいホールの大ホール(席数は2020席のまま)に場所を戻しました。



 金曜の14:00(当初は14:10と告知)、土曜の11:50と15:00、日曜の11:50と14:30の計5回の会場は「kino cinéma 横浜みなとみらい」(全3スクリーン)のシアター2(111席、スクリーン:横6.2m×縦2.6m、ビスタサイズでは横4.8m)。2019年4月12日に開業した映画館で、フランス映画祭に使われるのは初めて。スターバックス コーヒーも入っている「TSUTAYA 横浜みなとみらい店」の2階です。TSUTAYAのコミックレンタルのフロアだった所を改装してできた館。場所は、休館中の「横浜美術館」の真正面にある「MARK IS みなとみらい」からひとつ横浜駅側にあるブロック。横断歩道は押しボタン式信号だが、(みなとみらいではよくあることだが)押さずに待ち続けてる人が多いので、誰かが押してると思わず自分でボタンが押されてるか必ず確認しましょう。押さないと青信号になりません。

 kino cinéma(キノシネマ)は木下工務店などの木下グループの映画館で、映画の配給などを行うキノフィルムズの関連会社となる。キノフィルムズはフランス映画の配給権も数多く買っており、今年のフランス映画祭のオープニング上映の「EIFFEL(原題)」の配給もキノフィルムズ。また、各地のkino cinémaで9月30日から12月22日まで開催中の「Kino Festival 2022」(キノフェス)でも劇場未公開の新作フランス映画を5本上映している。



 金曜の17:30と20:00の回の会場は「イオンシネマみなとみらい」(全8スクリーン)の最大館であるスクリーン8(394席、横15.4m×縦6.6m)。ここは2018年~2021年のフランス映画祭のメイン会場でした。「イオンシネマみなとみらい」は「横浜ワールドポーターズ」の5階にロビーがあるシネコン。1999年の開業時は「ワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらい」でしたが、全国のワーナー・マイカルが2013年にイオンシネマに統合されたため館名が変更されました。スクリーン8だけは5階ロビーからエスカレーターで上がったフロア(7階・屋上フロア)にあり、他の7スクリーンとは隔離されてる感じとなります。ただし、トイレの数は5階ロビーの飲食物売店の裏(?)のほうが圧倒的に多いので、5階のトイレを利用したほうがいいかも。



 土曜の18:30と20:50、日曜の18:30の回の会場は「横浜ブルク13」(全13スクリーン)のシアター5(186席、スクリーンの大きさ不明、一番長い列で横に21席)。席数の多さではブルクで5番目のシアター。2010年3月19日に開業した映画館で、フランス映画祭に使われるのは初めて。桜木町駅の駅前にある「Colette・Mare」(コレットマーレ)の6階にロビーがあるシネコン。シアター5はロビーのあるフロアの右手に位置する。JR桜木町駅の北改札(2014年に開設、7:00~23:00)からなら雨に濡れずにビルに入れる。横浜ランドマークタワー側からなら動く歩道の終点で下りエスカレーターには乗らずに右折すれば渡り廊下で雨に濡れずにビルの2階に入れる(帰りが夜遅くなると映画館ロビーそばのエレベーターは2階に止まらないので注意。6階ならばお好み焼き屋の前にある中央エレベーターで2階に降りられます)。

 横浜ブルク13は、東映グループの「ティ・ジョイ」(T・JOY)が松竹マルチプレックスシアターズと東急レクリエーションと共同で経営する映画館。チケットの販売システムはT・JOYの他の館同様にKINEZO(キネゾー)が使われている。シアター7を改装して2016年7月1日にはIMAXシアターもオープンさせている。なお、T・JOYは桜木町の隣りの駅である横浜駅の西口直結のJR横浜タワー(1階~10階はNEWOMAN(ニュウマン)、地下1階~地下3階はCIAL(シャル))の8階にロビーがある「T・ジョイ横浜」(全9スクリーン、Dolby Cinemaあり)を2020年6月24日にオープンさせている。

 なお、横浜ブルク13はロビーのあるフロアにはシアター1~6の6館があるが、トイレの数が少ないので注意が必要。また、近年は重低音の音量を上げたのか、他のシアターの重低音が漏れ響いてくるようになったのが難点。



◆ ◆ ◆

 今年のフランス映画祭では長編映画10本(実写映画9本とアニメーション映画1本)と短編アニメの特集が上映されます。長編実写映画のうち8作品では日本での配給会社が決まっており、うち1本は劇場公開日と同じ日に上映。映画祭開催1週間前の時点で日本での配給が未定なのは、長編実写映画1本と長編アニメーション1本のみである。

 フランス映画祭の上映スケジュール等は以下の通り。上映題には映画祭の作品紹介ページへのリンクを貼りました。


12月1日(木)
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18:30(開場 17:30、オープニングセレモニー付き、横浜みなとみらいホール 大ホール)

EIFFEL(原題)』 Eiffel (R15+)(本編108分、セレモニーは60分ぐらいか?)
  監督:マルタン・ブルブロン(来日予定)
  出演:ロマン・デュリス(来日予定)、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ
  配給:キノフィルムズ
   2023年3月3日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開


12月2日(金)
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14:00(kino cinéma 横浜みなとみらい シアター2)

あのこと』 L'Evénement (R15+)
  監督:オードレイ・ディヴァン(来日予定)
  原作:アニー・エルノー「事件」 L'Événement (2000年) 『嫉妬』『嫉妬/事件』に収録
  出演:アナマリア・ヴァルトロメイ(来日予定)、ケイシー・モッテ・クライン、ルアナ・バイラミ、ルイーズ・オリー゠ディケロ
  配給:ギャガ
   2022年12月2日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー


17:30(イオンシネマみなとみらい スクリーン8)

メグレ(仮)』 Maigret
  監督:パトリス・ルコント(来日予定 体調不良により来日キャンセル)
  原作:ジョルジュ・シムノン『メグレと若い女の死』 Maigret et la Jeune Morte (1954年)
  出演:ジェラール・ドパルデュー、メラニー・ベルニエ、ジャド・ラベスト
  配給:アンプラグド
   2023年公開予定


20:00(イオンシネマみなとみらい スクリーン8)

幻滅』 Illusions Perdues (R15+)(149分)
  監督:グザヴィエ・ジャノリ
  原作:バルザック『幻滅』(『人間喜劇』より)
  出演:バンジャマン・ヴォワザン(来日予定)、セシル・ド・フランス、ヴァンサン・ラコスト、グザヴィエ・ドラン
  配給:ハーク
   2023年公開


12月3日(土)
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11:50(kino cinéma 横浜みなとみらい シアター2)

フランスのストップモーション・アニメーションの世界
 『くすんだ海』 À la mer poussière (2020年/12分30秒)、『風の娘たち』 Les Filles du vent (2021年/3分)
   監督:エロイーズ・フェルレ(来日予定)
 『崩れる関係』 Les Liaisons Foireuses (2021年/11分)
   監督:クロエ・アリエズ(来日予定)、ヴィオレット・デルヴォワ(来日予定)
 『記憶』 Mémorable (2019年/12分)
   監督:ブリュノ・コレ(来日予定)
 『レイモンド、もしくは縦への逃避』 Raymonde ou l’évasion verticale (2018年/16分30秒)
   監督:サラ・ヴァン゠デン゠ブーム(来日予定)
 『姉妹』 Sororelle (2019年/15分)
   監督:ルイーズ・メルカディエ(来日予定)、フレデリック・エヴァン(来日予定)


15:00(kino cinéma 横浜みなとみらい シアター2)

イヌとイタリア人、お断り!』 Interdit aux chiens et aux Italiens
  監督:アラン・ウゲット(来日予定)
  配給:未定


18:30(横浜ブルク13 シアター5)

フルタイム』 À plein temps
  監督:エリック・グラヴェル(来日予定)
  出演:ロール・カラミー、アンヌ・スアレス、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
  配給:未定


20:50(横浜ブルク13 シアター5)

ワン・ファイン・モーニング(仮)』 Un beau matin (112分)
  監督:ミア・ハンセン゠ラブ
  出演:パスカル・グレゴリー(来日予定)、メルヴィル・プポー(来日予定)、レア・セドゥ
  配給:アンプラグド


12月4日(日)
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11:50(kino cinéma 横浜みなとみらい シアター2)

ロデオ』 Rodéo
  監督:ローラ・キヴォロン(来日予定)
  出演:ジュリー・ルドルー、ヤニス・ラフキ、アントニア・ビュレジ(来日予定、共同脚本も担当)、コディ・シュローダー
  配給:リアリーライクフィルムズ
   2023年6月公開予定


14:30(kino cinéma 横浜みなとみらい)

The Passengers of the Night(英題)』 Les Passagers de la nuit (R15+)
  監督:ミカエル・アース(来日予定)
  出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン゠リシュテル、ノエ・アビタ、エマニュエル・ベアール
  配給:ビターズ・エンド
   2023年4月シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国ロードショー


18:30(横浜ブルク13 シアター5)

VORTEX』 Vortex (148分)
  監督:ギャスパー・ノエ(来日予定)
  出演:ダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ、キリアン・デレ
  配給:シンカ


◆ ◆ ◆

 2022年のフランス映画祭の開催日が12月1日~4日になることは今年の2月上旬にはすでに決まっていたらしいのですが、公式のアナウンスの時期をTwitterの公式アカウントから追ってみると……

  • 10月5日(水) 10:00 …… 12月1日~4日開催と発表。フェスティバル・ミューズに石田ゆり子と発表。
  • 11月1日(火) 10:22 …… オープニング作品発表、オープニングセレモニーのチケットを11月4日(金)10時に発売開始とアナウンス。
  • 11月4日(金) 10:00 …… オープニングセレモニーのチケットを発売開始。
  • 11月7日(月)    …… ラインアップ発表記者会見を実施。(来日情報も発表)
  • 11月7日(月) 16:48 …… ラインアップ発表記者会見をおこなった事を報告。チケットは11月8日(火)10時に発売開始とアナウンス。
  • 11月8日(火) 10:00 …… 12月2日~4日のチケットを発売開始。
  • 11月22日(火) 12:06 …… マスタークラス(対面式イベント)を実施と発表。日時・場所・応募方法をアナウンス。
  • 11月24日(木) 14:57 …… EV車限定のドライブインシアターを実施と発表。


◆ ◆ ◆

 チケットは全作品でチケットぴあで発売。全席指定席で、料金は一般1,800円、学生(中学生~大学生)1,200円、小学生500円、未就学児は座席使用なら500円、座席を使用しないなら無料。オープニング作品のみ横浜市民は1,0000円。オープニング作品は11月4日(金)10時に発売、他の作品は11月8日(火)10時に発売。

 横浜に戻った2018年から昨年までは、オープニング作品のみチケットぴあで発売。「イオンシネマみなとみらい」のスクリーン8で上映分はイオンシネマの公式サイトで販売。通常の映画と同じようにイオンシネマのサイトで座席表を見ながらピンポイントで席を選んで購入できた。

 今年も金・土・日曜日の上映は映画館でおこなわれるのだから、映画館のオンラインチケット販売システムを利用させてもらえばよかったのではなかろうか。イオンシネマと横浜ブルク13は上映日を選べば数週間先の上映でもチケット販売は可能なのだから。kino cinémaは当日のチケットしかオンラインで販売していないけど。

 映画館の販売システムを使わずにチケットぴあで販売することのデメリットのひとつは、上記料金からさらにシステム利用料・発券手数料・決済手数料が発生すること。コンビニ支払いを選んだ私は作品ごとにシステム利用料:220円×枚数分、発券手数料:110円×枚数分、決済手数料:220円がかかった。各作品1枚ずつ購入ならば、一般料金は実質2,350円(=1,800円+220円+110円+220円)となった。昨年は1,800円で買えたので、3割以上の値上げである。財布にかなり厳しくなった。

 全作品チケットぴあで販売する今回のもうひとつのデメリットは、座席を選べないこと。チケットぴあ自体はサイト上で座席表を見ながら自分でピンポイントで座席を指定するシステムを備えている。しかし、横浜に戻った2018年からの2021年のフランス映画祭のオープニング作品では一度も採用されてなかったと思う。今回は全作品で座席が自動割り当てとなっている。なお、チケットぴあのリアル店舗はすべて2021年6月30日に運営を終了している(運営していれば店舗では座席表から座席を選べただろう)。

 チケットぴあのシステムは、残ってる空席の中で最善の席を割り振ってくれていると思う。ただし、どの席が良い席と設定するかはイベントごとに異なっており、フランス映画祭ではゲストの登壇があるため前の列ほど良い席だと設定されているようだ。ゲストを見るには確かにステージに近いほうが良いだろうが、映画を見るには前方は快適とは言えない。真ん中や後方での鑑賞を希望する人も多いだろう。出入りしやすい通路側を好む人もいる。しかし、席は選べない設定にされている。

 後方で観たい人は、発売直後ではなくしばらく時間を置いてから、ただし売り切れる前にチケットを押さえればよい……と思われそうだがそうもいかない。チケットを取ろうとしたけど購入完了まで行かなかった人もいるため、席の埋まり具合は前方からギッシリ埋まってるわけではなく、歯抜け状態で前方にも空席が散在している。空席の中から一番ステージに近い席が割り当てられてしまうため、結構チケットが売れたあとでも後方の席はなかなか提示されなかったりするのだ。



◆ ◆ ◆

 今年は来日ゲストが登壇予定である。しかも、すべての回で来日ゲストを予定しており、2005年までのフランス映画祭 横浜を彷彿とさせてくれます。ただし、上映作品数は半減してますが。そして、今年は上映される長編10本のうち8本がすでに日本での配給決定済みですが。追記:パトリス・ルコント監督が体調不良で来日キャンセルと発表され、『メグレ(仮)』は来日ゲスト無しの予定となりました。



◆ ◆ ◆

 書きかけですが映画祭も迫って来たのでとりあえず、ここまででアップします。後日続きを書きます。続きと言っても大した事は書かず、文句をぼやくだけですけど。



 最後に、来年以降のフランス映画祭に望むこと。

【1】開催日時の発表時に、チケット発売日をだいたいでもいいから発表して欲しい。

【2】一定規模以上の会場を使用して欲しい。(最低限でもスクリーンの大きさは縦4.0m以上、客席数は250席以上)

【3】チケット購入時に座席を座席表から選べるように。(ブロック指定だけでもできるように)

【4】日本での配給会社が決まってない作品をもっと多く上映。(できれば半数以上、最低でも1/3)

【5】チケットの金額設定は手数料なども考慮に入れて。(チケットぴあはオープニングセレモニーのみにして欲しい)

 とりあえずは以上でしょうか。

 個人的には終電に間に合うような上映スケジュールにして欲しい。今年は金曜と土曜の最終回は上映後のQ&Aを最後まで聞いてしまうと東京方面や横浜市外からの人には終電に間に合わなくなるので購入をあきらめた方も多くいると思います。昔、夜遅くてQ&Aの途中で観客がぞろぞろ帰っていき、スタニスラス・メラールか誰かが怒ってた時がありました(せめて事情を説明してあげて!)。

 あと、観客賞受賞作品の発表&上映を最終日の夜にもってきて、授賞式&クロージングセレモニーができるといいんですけど。紙の投票用紙の集計にかかる時間を考えると無理でしょうか。直前の回は対象外にして暫定的な観客賞としてしまうとか……。最終日翌日が月曜・祝日だったなら翌日上映でもよかったんだが。







参照:
【参考】
【当ブログ記事】

フランス映画祭2021 横浜 - 上映作品など

2021-11-12 12:58:00 | 映画祭

 29年目を迎えるフランス映画祭が、11月11日(木)~14日(日)に「フランス映画祭2021 横浜」として開催中です。


映画祭ポスター画像

 開催場所を横浜に戻して4年目。会場は初日は18:30から横浜赤レンガ倉庫のイベント広場にてEV車限定のドライブインシアター、19:30からオープニングセレモニーと上映をパシフィコ横浜のホール(1000席)にて行う。2日目~最終日は横浜ワールドポーターズ5F・6Fにある「イオンシネマみなとみらい」の6Fにあるスクリーン8(縦6.6m×横15.4m、394席)で上映。

 初日のパシフィコ横浜の会議センター棟1階にあるメインホールは、2005年までフランス映画祭が行われた場所で、16年ぶりに映画祭が戻ってきました。



◆ ◆ ◆

 今年の開催までの流れは以下のような感じだったかと思います。

  • 10月8日(金) - 「11月11日(木)から14日(日)の4日間、秋の横浜にて開催」と発表。
  • 10月14日(木) - フランス大使館にてラインアップ発表記者会見(会見のオンライン配信あり)
  • 10月27日(水)? - 上映スケジュール発表(初日の開演時刻は発表されず)
  • 10月28日(木)午後5時前? - 10月29日(金)の9時と10時からチケット発売と発表
  • 10月29日(金) - 午前9時&10時からチケット発売(初日の開演時刻が判明)
  • 11月11日(木)~14日(日) - 映画祭開催

 昨年は、10月13日に開催日を発表、10月15日にラインナップ発表でした。ここまでは今年もほぼ同じでしたが、昨年の映画祭は12月10日(木)~12月13日(日)だったので、今年は開催時期が1ヶ月早くなっている。

 毎年来てた人や昨年来てた人に開催前に映画祭開催の事がどれだけ伝わっただろうか、お客は来るのだろうかと心配してしまう。


映画祭ポスター画像

 来日ゲストは無しだが、本編上映後にフランスで事前に撮影された監督らのビデオメッセージ(作品についての質問に対する回答など)が上映される。この流れは昨年と同じ。


 今年の上映作は長編11本。短編映画の上映はありません。長編のうち日本での配給会社が決まってない映画は約半分の5本。

 日本での配給会社が決まっている長編6本のうち、5本は日本での公開日が決まってます。11月公開が1本、12月公開が2本、来年春公開が1本、7月公開が1本。

 11月の1本と12月の1本はドキュメンタリー映画。来春公開の1本はアニメーションで、しかも2015年の作品なのでフランス公開から7年経って日本公開されることに。

 また、フランスでもまだ劇場公開されてない作品が今年は4本もあります。ラインナップ発表時点でフランス公開前の映画となると、2本増えて計6本。上映作品の半分以上がこのような新作というのは嬉しいです。




 チケット代は、前売り・当日と関係なく一般:1800円、大高中生:1200円、小学生:500円、乳児&幼児:無料(ただし座席使用の場合500円)となっています。チケットは初日のオープニング・セレモニーはイープラスで販売。金曜・土曜・日曜の上映のチケットはイオンシネマの公式サイトの上映スケジュールページから、日付を選んで普段の他の映画と同じように席を選んで購入できます。




 上映スケジュール等は以下の通り。邦題に映画祭公式サイト内の作品紹介ページに、原題にはIMDbのページ(英語)にリンクを貼りました。


11/11(木)
 19:30 『ヴォイス・オブ・ラブAline
  監督&主演:ヴァレリー・ルメルシエ
  日本公開:12月24日(金)(12月31日(金) 全国公開)
  フランス公開:2021年11月10日(水)

 18:30 『セヴェンヌ山脈のアントワネットAntoinette dans les Cévennes
  監督:キャロリーヌ・ヴィニャル
  主演:ロール・カラミー
  配給:未定
  フランス公開:2020年9月16日(水)


11/12(金)
 18:30 『アプローズ、アプローズ!Un Triomphe
  監督:エマニュエル・クールコル
  主演:カッド・メラッド
  日本公開:2022年7月
  フランス公開:2021年9月1日(水)


11/13(土)
 11:00 『月の守護者の伝説Mune, le gardien de la lune
  監督:アレクサンドル・エボヤン、ブノア・フィリポン
  日本公開:2022年春
  フランス公開:2015年10月14日(水)

 13:15 『分裂La Fracture
  監督:カトリーヌ・コルシニ
  主演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ピオ・マルマイ
  配給:未定
  フランス公開:2021年10月27日(水)

 15:45 『東洋の魔女Les Sorcières de l'Orient
  監督:ジュリアン・ファロ
  日本公開:12月11日(土)
  フランス公開:2021年7月28日(水)

 18:45 『約束Les Promesses
  監督:トマ・クルイトフ
  主演:イザベル・ユペール、レダ・カテブ
  配給:未定
  フランス公開:2022年1月26日(水)公開予定


11/14(日)
 11:00 『あなたが欲しいのはわたしだけVous ne désirez que moi
  監督:クレール・シモン
  主演:スワン・アルロー、エマニュエル・ドゥヴォス
  配給:未定
  フランス公開:2022年2月9日(水)公開予定

 13:30 『ダ・ヴィンチは誰に微笑むThe Savior for Sale
  監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ
  日本公開:11月26日(金)
  フランス公開:近日公開予定

 16:00 『DÉLICIEUX(原題)Délicieux
  監督:エリック・ベナール
  主演:グレゴリー・ガドゥボワ、イザベル・カレ
  日本公開:配給会社決定済み
  フランス公開:2021年9月8日(水)

 18:45 『ウイストルアム - 二つの世界の狭間で -Ouistreham
  監督:エマニュエル・カレール
  主演:ジュリエット・ビノシュ
  配給:未定
  フランス公開:2022年1月12日(水)公開予定



 とりあえず、以上です。映画祭のあとでポスター画像などを貼る予定。



参照:
【当ブログ記事】

第34回東京国際映画祭の上映86プログラム

2021-10-01 10:00:00 | 映画祭

 第34回東京国際映画祭のラインナップが9月28日(火)に発表されました。



 今年は10月30日(土)~11月8日(月)の10日間。そのうち土日祝日が5回入る日程です。各作品の上映日・上映館・上映開始時刻などのスケジュールは10月上旬に発表予定。



 チケットは10月23日(土)から販売(一部の作品で先行抽選販売あり)。映画祭公式サイトから購入できます。販売初日の発売開始時刻は部門ごとに10時・13時・16時の3回に分けられています。

 チケット料金は一般と学生とに分かれます。「オープニング」と「クロージング」は2,600円(学生2,100円)、「コンペティション」と「アジアの未来」と「ワールド・フォーカス」は1,600円(学生1,100円)、「ガラ・セレクション」は1,900円(学生1,500円)、他部門など詳細は映画祭の公式サイト内のページを見てください。

 また、「オープニング」と「クロージング」を除くすべての作品で学生は当日券が500円となります。

 ちなみにコンペ部門の料金の変遷をみると、全席指定席になっても会場が六本木になっても2012年までは1,000円だったのが、2013年~2016年は1,300円に、2017年~2018年は1,500円になり、2019年から1,600円になっている。



 前々から東京国際フォーラムに移ると言われてた東京国際映画祭ですが、どうやら今年は六本木を離れて東京国際フォーラムとその近隣の有楽町・日比谷・銀座の映画館をメインの会場とするようです。

 新型コロナウイルスの感染対策で1席空きにしてしまうと収容人員が半減してしまうので、大きい箱の東京国際フォーラムを使うことになったのか。それとも、都が絡むイベントなら東京国際フォーラムは安く借りられるだろうし、コロナ禍で施設利用者も減って日程が空いていたから、映画祭の予算が減って会場を移すことにしたのかもしれない。実際のところはどうなのだろう。

 昔は渋谷で街をあげて盛り上がってたが、六本木であれ有楽町であれそういう風にできるかが課題だろう。



 昨年から東京フィルメックスも同時期に開催となりましたが、今年は東京フィルメックスを立ち上げたプロデューサーが東京国際映画祭のプログラミング・ディレクターに就きました。

 今年は「特別招待作品」部門がなくなっています。日本での劇場公開決定済みで公開間近の作品が大半を占めてた部門で、スポンサー枠とも客寄せパンダとも思っていた私は毎回パスしてる部門ではあるものの、影響がどう出るのか気になります。




 映画祭公式サイト内の上映作品一覧ページに現時点で載ってる86プログラムを簡単な表にまとめました。映画祭のページが見づらいという方はこちらをご覧ください。



第34回東京国際映画祭(2021年)上映作品一覧
スチル作品名監督映画祭のキャッチコピー
オープニング作品・クロージング作品
クライ・マッチョクリント・イーストウッドオープニング作品。イーストウッド監督50周年作品
ディア・エヴァン・ハンセンスティーヴン・チョボスキークロージング作品。親愛なる「あなた自身」の物語
コンペティション 部門
アリサカミカイル・レッド『バードショット』のレッド最新作
カリフォルニエアレッサンドロ・カッシゴリ、ケイシー・カウフマンモロッコ人少女の5年間の記録
クレーン・ランタンヒラル・バイダロフアゼルバイジャンの驚くべき映像美
ザ・ドーターマヌエル・マルティン・クエンカ山小屋で展開される衝撃のドラマ
その日の夜明けアソカ・ハンダガマ若きネルーダが見た英領セイロン
四つの壁バフマン・ゴバディクルド人音楽家を襲う悲劇、その克服
オマージュシン・スウォン明らかになる女性映画監督の歴史
ちょっと思い出しただけ松居大悟切なすぎる最高のハッピーエンド
市民テオドラ・アナ・ミハイ失踪した娘を捜す母の壮絶なドラマ
一人と四人ジグメ・ティンレーチベット映画期待の監督デビュー作
もうひとりのトムロドリゴ・プラ、ラウラ・サントゥージョ障害を抱えた息子を育てる母親
復讐ブリランテ・メンドーサスラム街のリアリティを描く衝撃作
ある詩人ダルジャン・オミルバエフ時代を超えて語られる詩人の運命
三度目の、正直野原 位どうしても、諦めきれない。
ヴェラは海の夢を見るカルトリナ・クラスニチ男性社会の秩序に挑むヒロイン
東京グランプリ受賞作品上映
観客賞受賞作品上映
「アジアの未来」部門
アメリカン・ガールロアン・フォンイーLAから台北へ帰還した少女
ASU:日の出サンジーワ・プシュパクマーラひとりの女性の生と死を見つめて
もろい絆リテーシュ・シャルマー聖地ヴァラナシを巡るふたつの物語
ブローカーたちダニエル・R・パラシオ不動産ビジネスの闇に迫る社会派
異郷の来客ダーフェイ息子を殺された老父と少女の交流
最後の渡り鳥たちイフェト・エレン・ダヌシュマン・ボズノマド(遊牧民)の家族ドラマ
よだかの片想い安川有果ひとりの女性の恋とアザと成長と
誰かの花奥田裕介誰かの想いと、悲劇と救い
ザクロが遠吠えする頃グラナーズ・ムサウィー緊迫のアフガニスタンから届いた1本
世界、北半球ホセイン・テヘラニ少年の瞳に映るイランの農村
ガラ・セレクション 部門
チュルリリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリインドの山奥で起こる奇怪な事件
タミー・フェイの瞳マイケル・ショウォルター全米一有名な夫婦の栄光と失墜
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊ウェス・アンダーソン待望のW・アンダーソン最新作
GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)ブリランテ・メンドーサ巨匠メンドーサ×尚玄主演の日比合作
Hand of God -神の手が触れた日-パオロ・ソレンティーノヴェネチア映画祭銀獅子賞受賞
ラストナイト・イン・ソーホーエドガー・ライト夢と恐怖が、シンクロする。
リンボソイ・チェン猟奇的連続殺人事件の謎を追う刑事
MEMORIA メモリアアピチャッポン・ウィーラセタクン今年のカンヌ映画祭審査員賞受賞作
パワー・オブ・ザ・ドッグジェーン・カンピオンカンピオン監督×カンバーバッチ
Raging Fire(英題)ベニー・チャン中国4週連続No.1大ヒット!
ワールド・フォーカス 部門
ロレンソ・ビガスヴェネチア金獅子賞監督の最新作
リベルタードクララ・ロケふたりの15歳の少女の成長物語
ベネシアフレニアアレックス・デ・ラ・イグレシア70年代風のスラッシャー・ホラー
洞窟ミケランジェロ・フランマルティーノヴェネチア映画祭三冠の話題作
ムリナアントネータ・アラマット・クシヤノヴィッチカンヌ映画祭カメラ・ドール受賞作
スワン・ソングトッド・スティーヴンスウド・キアの名演が心を打つ感動作
テロライザーズホー・ウィディン通り魔事件に始まる台湾の群像ドラマ
復讐は神にまかせてエドウィンロカルノ映画祭金豹賞受賞作
Nippon Cinema Now 部門
彼女が好きなものは草野翔吾ゲイと腐女子から私とあなたへ 
川っぺりムコリッタ荻上直子古いアパートで紡ぐ小さな幸せ
親密な他人中村真夕母性か狂気か?
スパゲティコード・ラブ丸山健志ねぇ、みんな、これからどこへ行く?
なぎさ古川原壮志古川原壮志監督初長編作品
名付けようのない踊り犬童一心五感を研ぎ澄ます「踊り」の旅
ムーンライト・シャドウエドモンド・ヨウ吉本ばなな、初期の名作を映画化
空白𠮷田恵輔空っぽの世界に、光はあるか
BLUE/ブルー𠮷田恵輔情熱から逃れられない。
ヒメアノ~ル𠮷田恵輔めんどくさいから殺していい?
ジャパニーズ・アニメーション 部門
犬王湯浅政明変幻自在のミュージカル・アニメーション
漁港の肉子ちゃん渡辺 歩明⽯家さんま企画・プロデュース
グッバイ、ドン・グリーズ!いしづかあつこ僕らの冒険が始まる――。
フラ・フラダンス水島精二(総監督)わたし“フラ”を仕事にします。
じゃりン子チエ高畑 勲
記録映画『飄々~拝啓、大塚康生様~』宇城秀紀
わんぱく王子の大蛇退治芹川有吾
仮面ライダー山田 稔
仮面ライダーBLACK小西通雄/金田 治
仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ坂本浩一
TIFF マスタークラス 2021年、主人公の背負うもの
TIFF マスタークラス アニメーター・大塚康生の足跡
TIFF マスタークラス 「仮面ライダー」の未来へ
日本映画クラシックス 部門
月は上りぬ[4Kデジタル復元版]田中絹代田中絹代が描く、美しい愛情世界
乳房よ永遠なれ[4Kデジタル復元版]田中絹代田中絹代が全女性に問う感動作
流転の王妃[4Kデジタル修復版]田中絹代全女性の魂を揺さぶる文芸巨篇!
お吟さま 4Kデジタルリマスター版田中絹代恋は女のいのちでございます…
家族ゲーム<4Kデジタルリマスター版>森田芳光ホームコメディの傑作!
ユース 部門
山崎バニラの活弁小絵巻2021八代 毅、ルイス・R・フォスター、レオ・マッケリー
アンドレア・アーノルド牛の視点から描かれるドラマ
クリプトズーダッシュ・ショウ数々の受賞に輝くアニメーション
私たちの永遠の夏エミリー・オーセルバカンスを過ごす18歳の若者たち
TIFFティーンズ映画教室2021
TIFFシリーズ 部門
フォークロア・シリーズ2
(『お出かけ』『あの風が吹いた日』)
ニコール・ミドリ・ウッドフォード、松田聖子
最初の花の香りエンジェル・テン女性の同性愛を扱った台湾のシリーズ
Amazonテイクワン賞
Amazon Prime Video テイクワン賞
日本映画監督協会新人賞 上映とシンポジウム
37セカンズHIKARI
特別提携企画 ぴあフィルムフェスティバル(PFF)「PFFアワード2021」グランプリ受賞作品上映
上映作品未定
「SKIPシティ 国際Dシネマ映画祭2021」 受賞作品上映
上映作品未定


参照:

フランス映画祭2020 横浜 - 上映作品など

2020-12-04 13:00:00 | 映画祭

 28年目を迎えるフランス映画祭が、12月10日(木)~13日(日)に「フランス映画祭2020 横浜」として開催されます。

映画祭ポスター画像

 開催場所を横浜に戻して3年目。会場は横浜ワールドポーターズ5F・6Fにある「イオンシネマみなとみらい」の6Fにあるスクリーン8(縦6.6m×横15.4m、394席)。今年は全作品がここで上映されます。



◆ ◆ ◆

 今年は色々ありました。

  •  3月2日(月) - 「2020年6月25日(木)~6月28日(日)全4日間、みなとみらい21地区を中心に開催」と発表
  •  4月24日(金) - 新型コロナウイルス感染症の情勢から「6月の開催は見合わせる」と発表
  • 10月13日(火) - 「12月に横浜にて開催」(12月10日(木)~12月13日(日)全4日間、みなとみらい21地区を中心に開催)と発表
  • 10月15日(木) - フランス大使館にてラインアップ発表記者会見(YouTubeで生中継)
  • 11月14日(土) - 11月20日(金) 0:15にチケット発売と発表
  • 11月20日(金) - チケット発売

 フランス国内では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者は5万4千人前後となっており、10月30日から全国的なロックダウンをしていますが、11月だけでも1万6千人以上が亡くなるという大変な状況です。とてもじゃないですが、例年のような監督や出演者が来日しての映画祭開催は無理です。



◆ ◆ ◆

 今年の上映作は長編10本。そのうち日本での配給会社が決まってない映画は、残念ながら今年は1本のみ。短編の上映はありません。

 日本での配給会社が決まっている長編9本のうち、7本は日本での公開日が決まってます。12月公開が2本、来年1月公開が2本、2月公開が2本、5月公開が1本。あとは、2021年内に公開予定が1本と、劇場公開について情報が配給会社から出てないのが1本です。

 今年は日本公開決定済みの映画が多くなるのは仕方がないかなとも思います。フランスでも新型コロナウイルスの感染拡大で映画館が営業できなくて、公開延期や撮影中断なども色々出てるでしょうからね。また、日本で公開される映画の本数が全体的に近年増えており、フランス映画も増えて今年は40本以上も公開されてます。こんな中で日本では観られないであろう映画をという注文自体が難しくなってるのではないでしょうか。




 チケット代は、前売り・当日と関係なく一般:1800円、大高中生:1200円、小学生:500円、乳児&幼児:無料(ただし座席使用の場合500円)となっています。チケットはイオンシネマの公式サイトの上映スケジュールページから、日付を選んで普段の他の映画と同じように席を選んで購入できます。




 上映スケジュールと各作品のフランス本国版のポスターは以下の通り。邦題には映画祭公式サイトの作品紹介ページ、原題にはIMDb.com、日本公開日にはその映画の日本公式サイトにリンクを貼りました。


12/10(木)
  ポスター画像
 19:00 『ゴッドマザーLa Daronne (2020年) PG-12


12/11(金)
  ポスター画像 ポスター画像
 18:00 『ハッピー・バースデー 家族のいる時間Fête de famille (2019年)
      日本公開:2021年1月8日(金) PG-12
 20:40 『パリの調香師 しあわせの香りを探してLes Parfums (2019年)
      日本公開:2021年1月15日(金)


12/12(土)
  ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像
 11:30 『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生Gogo (2020年)
      日本公開:2020年12月25日(金)
 14:00 『マーメイド・イン・パリUne sirène à Paris (2020年)
      日本公開:2021年2月11日(木・祝)
 16:35 『FUNAN フナンFunan (2018年)
      日本公開:2020年12月25日(金)
 18:55 『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりからMon Inconnue (2019年)
      日本公開:2021年5月7日(金)


12/13(日)
  ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像
 13:30 『カラミティ (仮)Calamity, une enfance de Martha Jane Cannary (2020年)
      日本公開:2021年公開予定
 15:45 『私は確信するUne intime conviction (2018年)
      日本公開:2021年2月12日(金)
 18:30 『MISS(原題)Miss (2020年)
      日本公開:日本での配給会社決定済み




◆ ◆ ◆

 フランス映画祭は、2003年までは来日ゲストが大勢来てる映画祭でした。監督や出演者が来日し、監督も出演者も来日できない作品であってもプロデューサーが来日。上映前に来日ゲストが挨拶し、上映後にも来日ゲストが登壇して観客の質問に答えていました。作品選定の担当者もフランス在住の日本人映画ジャーナリストで、日本での公開予定のない作品を中心としていたような印象があります。当時のフランス映画祭は、とても良い映画祭でした。

 その後色々あってゲストは減り、2006年からはメイン会場を東京に移して舞台挨拶なども減ったりしました。2018年にまた横浜に戻ってきましたが、以前のフランス映画祭とは少し違ってますね。




 今年は来日ゲストはいないし、日本公開決定済みの作品ばかりだし、映画祭にはどのくらいお客さんが来るのでしょうか。(※追記: 本編上映後に全作品でフランス映画祭のために撮影された監督(作品によっては出演者も)のQ&Aが上映されるようです)

 今回の映画祭のメリットは公開時より大きなスクリーンで観れる、公開日より少し早く観れる。デメリットは1800円もする、公開まで待てば前売り券で観れて鑑賞後に絵柄の入った券が手元に残る作品もある(『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』は今のところオンライン券しかないみたいですが)などでしょうか。

 公開時に観ようと思っていても見逃すことも多いので、映画祭で観てしまったほうがいいようにも思えるし……映画祭で観るか、公開時に映画館で観るか悩みどころです。




参照:
【当ブログ記事】

短編映画59本を無料公開のMyFrenchFilmFestival

2020-03-30 13:00:00 | 映画祭

 毎年オンラインで行われている映画祭「MyFFF」(My French Film Festival / マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル)ですが、新型コロナウイルス COVID-19 の感染拡大防止による外出自粛などで自宅にいる方のために「お家にいよう MyFFF - STAY HOME EDITION」と称して、これまでの10年間にMyFFFで上映されたフランスの短編映画59本の無料公開を始めました。


 公開場所はMyFFFの公式サイトや、YouTubeの公式チャンネルなど。日本語字幕付きです。

 公開期間は3月27日(金)~4月27日(月)の1ヶ月間です。



◆ ◆ ◆

 以下の作品テーマ6種類に分けられています。

  • Family affair  ---   7本
  • Kids corner   ---   6本
  • Love and feelings --- 13本
  • Portraits of women --- 7本
  • Teen Spirit   ---  12本
  • What's going on? ---  14本

 とりあえず、テーマごとにポスター画像と日本語題・フランス語題・英語題を以下にまとめました。暇ができたら、監督名や出演者や上映分数も追記していきます。



◆ ◆ ◆


【テーマ: Family affair】 計7作



『違う世界に』
« Le Monde à l'envers »
"Upside Down World"



『存在しない夢の国』
« Le Pays qui n'existe pas »
"Neverland"



『日曜の昼食』
« Le Repas dominical »
"Sunday Lunch"



『サマーフィルム』
« Le Film de l'été »
"The Summer Movie"



『一人の男、私の息子』
« Un homme mon fils »
"A Man My Son"

製作: 2017年
上映分数: 34分

監督: フロレント・ゴウエロウ

主な出演者:
 フロレント・ゴウエロウ
 ジェーン・マリア・ゴウエロウ
 カルポス・ベクイ



『間一髪』
« Pile poil »
"By a Hair"

製作: 2019年
上映分数: 20分

監督:
 ローリアンヌ・エスカフル
 イヴォニク・ミューレル

主な出演者:
 Grégory Gadebois
 Madeleine Baudot
 ローリアンヌ・エスカフル



『真西へ』
« Plein Ouest »
"Due West"

製作: 2019年
上映分数: 17分

監督: アリス・ドゥアール

主な出演者:
 Vega Cuzytek
 Samuel Theis
 Antoine Ayroulet



◆ ◆ ◆


【テーマ: Kids corner】 計6作



『木の中の静けさ』
« Le Silence sous l'écorce »
"The Silence Beneath the Bark"



『ぼくの縞はどこ』
« Le Tigre sans rayures »
"A Tiger With No Stripes"

製作: 2018年
上映分数: 8分

監督: ラウル・ロビン・モラレス・レイエス

主な出演者: Lucien Volsy-Roussel



『こねずみサムの夢』
« Le Rêve de Sam »
"Sam's Dream"

製作: 2019年
上映分数: 7分

監督: ノルウェン・ロバーツ



『オペラシアター魚座』
« Turbopéra »
"Turbopéra"

製作: 2018年
上映分数: 2分

監督:
 ファビアン・メイラン
 Paul-Eugène Dannaud
 Benoît de Geyer d'Orth
 Antoine Marchand



『雨が上がると』
« After the Rain »
"After the Rain"



『ぬいぐるみ猫の冒険』
« Stuffed »
"Stuffed"

製作: 2019年
上映分数: 6分

監督:
 エドゥアール・ウット
 Helena Bastioni
 Clotilde Bonnotte
 Marisa Di Vora Peixeto
 Anna Komaromi
 Elise Simoulin



◆ ◆ ◆


【テーマ: Love and feelings】 計13作



『男の親友』
« Le Meilleur Ami de l'homme »
"Man's Best Friend"



『思い出の船乗り』
« Le Marin masqué »
"The Shady Sailor"



『Fille du calvaire』 (「受難の娘」の意かな?)
« Fille du calvaire »
"Fille du calvaire"



『粘土』
« Argile »
"Clay"



『靄の向こうに』
« Les Lézards »
"The Lizards"



『公園のギィ・モケ』
« Guy Moquet »
"Guy Moquet"



『男 女を求む』
« H recherche F »
"M Seeking W"



『1992年』
« 1992 »
"1992"



『皇帝よ、永遠なれ』
« Que vive l'Empereur »
"Long Live the Emperor"



『ノー・ドロウニング』
« Noyade interdite »
"No Drowning"



『美味しい美女』
« Belle à croquer »
"Delectable You"



『私たちの愛は誰にも負けない』
« Personne ne s'aimera jamais comme on s'aime »
"There's No Love Stronger Than Ours"

製作: 2018年
上映分数: 12分

監督: ロール・ブルドン・ザラデ

主な出演者:
 ポーリーヌ・ボトン
 ルイ・ヴェデール
 キャロリーヌ・フェリュ



『菜の花畑で引きつけられて』
« La Traction des pôles »
"Magnetic Harvest"

製作: 2019年
上映分数: 20分

監督: マリーヌ・ルベエル

主な出演者:
 Gilles Vandeweerd
 Victor Fradet
 Xavier Clion



◆ ◆ ◆


【テーマ: Portraits of women】 計7作



『それは神様に言って』
« C'est à Dieu qu'il faut le dire »
"God's the One to Tell"



『モンパルナスのキキ』
« Mademoiselle Kiki et les Montparnos »
"Kiki of Montparnasse"



『エアポート』
« Au sol »
"Grounded"



『ドラゴンの最期』
« La Fin du dragon »
"The Dragon's Demise"



『肉体と火山』
« La Chair et les volcans »
"Flesh and Volcanoes"



『沈黙』
« Un grand silence »
"Veil of Silence"



『永遠に愛して』
« Please Love Me Forever »
"Please Love Me Forever"



◆ ◆ ◆


【テーマ: Teen Spirit】 計12作



『壊れた車』
« Cabossés »
"Battered"





『俺たちの映画ができるまで』
« Fais croquer »
"Don't Be Tight"

製作: 2012年
上映分数: 22分

監督: ヤシン・クニア

主な出演者:
 M'Barek Belkouk
 Smaïl Chalane
 Mahamed Faroud



『カウボーイ映画と似て非なるもの』
« Ce n'est pas un film de cow-boys »
"It's Not a Cowboy Movie"



『プールの一夜』
« Molii »
"Molii"



『パリまでの道』
« La Virée à Paname »
"A Day Out in Paris"



『真のフランス男』
« Le Dernier des Céfrans »
"The Last Frenchman"



『ジュリエットの仲間』
« La Bande à Juliette »
"Juliet's Band"



『君主の誕生』
« L'Enfance d'un chef »
"Birth of a Leader"



『ぼくたちのジュネーヴ条約』
« La Convention de Genève »
"The Geneva Convention"



『シャス・ロワイヤル』
« Chasse Royale »
"Chasse Royale"



『アハメッドの歌』
« Le Chant d'Ahmed »
"Ahmed's Song"

製作: 2019年
上映分数: 30分

監督: フエッド・マンスール

主な出演者:
 Mohamed Sadi
 Bilel Chegrani
 Modeste Maurice



『雷の子供たち』
« Gronde marmaille »
"Rain Rain Run Away"

製作: 2019年
上映分数: 14分

監督: クレマンティーヌ・キャリエ

主な出演者:
 Siloé Lecorps
 Guillaume Vidry
 Cathy Cayssiols



◆ ◆ ◆


【テーマ: What's going on?】 計14作



『ダブルミックス』
« Double Mixte »
"Mixed Doubles"



『ダイ・ヤング』
« Essaie de mourir jeune »
"Try to Die Young"



『夜のさまよい』
« Errance »
"The Wanderer"



『奥深い水の中で』
« Dans les eaux profondes »
"In Deep Waters"



『ウルトラ・セックスを捜せ!』
« À la recherche de l'ultra-sex »
"In Search of the Ultra-Sex"



『ストローク』
« La Caresse »
"The Stroke"



『7つめの大陸』
« Le Septième Continent »
"The Seventh Continent"

製作: 2018年
上映分数: 22分

監督: ノエ・ドゥブレ

主な出演者:
 トマ・ブルメンタル
 バンジャマン・シクスー
 アナイス・トマ



『深海の光』
« Hybrids »
"Hybrids"



『夜明け』
« À l'aube »
"At Dawn"



『ビニール袋の夜』
« La Nuit des sacs plastiques »
"The Night of the Plastic Bags"

製作: 2018年
上映分数: 18分

監督: ガブリエル・アレル

主な出演者:
 Anne Steffens
 Damien Bonnard



『ニコラ・ショヴァンの栄光に満ちた受賞スピーチ』
« Le Discours d'acceptation glorieux de Nicolas Chauvin »
"The Glorious Acceptance of Nicolas Chauvin"

製作: 2018年
上映分数: 26分

監督: ベンジャミン・クロッティ

主な出演者:
 Alexis Manenti
 Antoine Cholet
 Pauline Jacquard



『長いより道』
« Diversion »
"Diversion"

製作: 2018年
上映分数: 22分

監督: マチュー・メジュモン

主な出演者:
 Christophe Truchi
 Francisco Gil
 Philippe Ohrel



『ジュディット・ホテル』
« Judith Hôtel »
"Judith Hotel"

製作: 2018年
上映分数: 16分

監督: シャルロット・ル・ボン

主な出演者:
 ギヨーム・ケルブッシュ
 スザンヌ・ラウルト=バレット
 ジェーン・バピステ・サゴリィ



『アトミック・ジャーニー』
« L'Aventure atomique »
"The Atomic Adventure"

製作: 2019年
上映分数: 26分

監督: ロイック・バルシェ

主な出演者:
 Olivier Rabourdin
 Swann Arlaud
 Phénix Brossard



◆ ◆ ◆


 以上です。



参照:

フランス映画祭2016 - 上映作品のポスターなど

2016-06-24 12:52:25 | 映画祭

 24年目を迎える「フランス映画祭2016」が、6月24日(金)から27日(月)までの4日間、有楽町で開催されます。東京開催は11年目で、銀座・日比谷の映画街で開催されるのは6年目。最終日が平日なのは4年目。


ポスター画像

 上映される13作品中、日本での劇場公開が決定済みの作品は11本(うち1本はカリコレでの上映)。劇場公開未定の2本のうち1本は1961年の作品のデジタルリマスター版。

 チケットは今年から学生前売り券が登場しました。他は2014年に値上げしてから、そのままの価格です。一般前売り券1500円、当日券一般料金1700円(vitも可)、学生前売り券1000円、当日券学生料金1200円(vitは不可)です。サイン会も2014年から事前申込みによる抽選になってます。今年は15日(水)が申込み期限でした。サイン会の会場は、有楽町朝日ホールロビーの回と有楽町ルミネ8Fの回とがあるようです。

 上映会場は今年も有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇3です。日中の上映は朝日ホール、夜9時台の上映は日劇3です。どちらも有楽町マリオンに入ってます。というか、有楽町朝日ホールの入口は、日劇1の向かい。日劇2&3は、日劇1の真下。日劇2&3の向かいは、松竹の映画館である丸の内ピカデリー1&2。丸の内ピカデリー1&2の真上は、有楽町朝日ホールのロビー。

 有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のスクリーンより客席手前に設置されると思われます。これは5年目かな。常設のスクリーンよりはだいぶマシだが、映画上映向きのホールではない。現在の映画祭の予算の関係上、仕方がないのかもしれませんが。

 映画館TOHOシネマズ日劇3での上映ですが、今年は3プログラムです。長編の上映が3回となります。2011年・2012年が3回、2013年が4回、2014年・2015年が2回。昨年から1回増えて、3回に戻ったのは嬉しいですね。

6月24日(金)
 『太陽のめざめ』  La Tête haute 8月に日本公開予定
 『ミモザの島に消えた母』  Boomerang 7月23日に日本公開予定

6月25日(
 『The Final Lesson(仮題)』  La Dernière leçon 2016年内に日本公開予定
 『愛と死の谷』  Valley of Love
 『モン・ロワ(原題)』  Mon Roi 2017年春に日本公開予定
 『アスファルト』  Asphalte 9月3日に日本公開予定

6月28日(
 『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』  Un + Une 9月3日に日本公開予定
 『ショコラ!(仮題)』  Chocolat 2017年に日本公開予定
 『めぐりあう日』  Je vous souhaite d'être follement aimée 7月30日に日本公開予定
 『パレス・ダウン』  Taj Mahal 2016年内に日本公開予定

6月27日(月)
 『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』  Les Héritiers 8月6日に日本公開予定
 『エヴォリューション(仮)』  Evolution 11月に日本公開予定
 『パリはわれらのもの』  Paris nous appartient

 冒頭に書きましたが、日本での劇場公開が決定済みの作品がほとんどです。有料試写会といっていい状態は非常に残念です。横浜で開催していた頃は日本公開予定のない作品が殆どでした。公開予定はなくとも良い作品がいっぱい上映されてたなぁ。東京に移ってからは、公開決定済み作品ばかりの年が多いですね。

 ただし、日本で劇場公開される映画が1992年~2004年は年間600本程度だったのが、2005年に年間700本を超え、2006年には1955年以降で初めて年間800本を超え、2013年からは年間1000本を超えるまでになり、それに合わせて日本公開されるフランス映画もここ1、2年は増えてる印象です。その点は差し引いて考えないといけないだろう。

 とはいっても、『太陽のめざめ』『愛と死の谷』『モン・ロワ(原題)』『アスファルト』は昨年5月のカンヌ映画祭での上映作であり、去年のフランス映画祭でかけるべきものだろう。カンヌ上映作は、カンヌと同じ年に上映して欲しい。

 『パレス・ダウン』は、日本での劇場公開が決まっているが、カリコレ2016での上映なので、新宿シネマカリテにて2回程度上映されるだけです。フランス映画祭にて日劇3の大きなスクリーンでの上映があるのは良かった。

 書こうと思ってた事が他にも色々あったのですが、時間がないのでここまで。

 以下は、映画祭上映作品のポスターの画像です(だいたいフランス版です)。上映順に並べました。

ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像 ポスター画像

参照:
【当ブログ記事】

フランス映画祭2015 - 上映作品など

2015-06-25 17:59:25 | 映画祭
23年目を迎える「フランス映画祭2015」が、6月26日(金)から29日(月)までの4日間、有楽町で開催されます。東京開催は10年目で、銀座・日比谷の映画街で開催されるのは5年目。

ポスター画像

上映される12作品中、日本での劇場公開が決定済みの作品は9本。劇場公開未定の3本のうち1本は1953年の作品です。チケット代は2014年と同じで、前売り券1500円、当日券一般料金1700円(vitも可)、当日券学生料金1200円(vitは不可)です(せめて2013年までの料金に戻して欲しいなぁ)。サイン会も2014年から事前申込みによる抽選になってます(期限までに申込むの忘れてしまった)。

有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のものより客席手前に設置されるとのこと。常設のとは違うスクリーンが使われるのは4年目でしょうか。常設のスクリーンは小さく、舞台奥にかかっていて不満だったので、別のスクリーンが舞台手前寄りに用意されるのは嬉しい。でも、2014年からTOHOシネマズ日劇3での上映が2回だけに減ってしまったのは残念。

あと、2013年から最終日が平日になってます。

6月26日(金)
 『エール!La famille Bélier (2014)
 『ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu? (2014)

6月27日(
 『ボヴァリー夫人とパン屋Gemma Bovery (2014)
 『彼は秘密の女ともだちUne nouvelle amie (2014)
 『EDEN エデンEden (2014)
 『夜、アルベルティーヌL'astragale (2015)

6月28日(
 『シルス・マリア(原題)Clouds of Sils Maria (2014)
 『ヴィオレット(原題)Violette (2013)
 『ティンブクトゥ(仮題)Timbuktu (2014)

6月29日(月)
 『たそがれの女心Madame de... (1953)
 『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレターThe Salt of the Earth (2014)
 『チャップリンからの贈りものLa rançon de la gloire (2014)


『シルス・マリア(原題)』ですが、日本での劇場公開題が『アクトレス ~女たちの舞台~』に決定しました。映画祭のチラシの印刷やチケット発売の段階ではまだ邦題が決まっておらず、『シルス・マリア(原題)』のままです。

その他、日本での劇場公開が決定してる作品には※印を付けておきました。日本での劇場公開がまだ決まってのは、TOHOシネマズ日劇3でのレイトショー上映の2作品と、月曜午前上映の旧作『たそがれの女心』。

『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』はドキュメンタリー映画です。フランス映画祭でドキュメンタリーが上映されるのは3年連続。それ以前は上映された記憶は私にはないですねぇ。ちなみに、『セバスチャン・サルガド』は合作映画で、フランスも参加してる映画ですけど、フランス映画祭で上映するほどフランス映画なのかどうか……。

関連企画、地方上映、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」のフランス映画特集などなど、書こうと思ってた事が他にも色々あったのですが、時間がないのでここまで。後日書き足します。各作品のポスター画像も後日貼ります。

参照:
【当ブログ記事】

フランス映画祭2014 - 上映作品のポスターなど

2014-06-17 12:55:22 | 映画祭
22年目を迎える「フランス映画祭2014」が、6月27日(金)から30日(月)までの4日間、有楽町で開催されます。東京開催は9年目で、銀座・日比谷の映画街で開催されるのは4年目。映画祭ポスター、チラシのデザインは去年のものの色違いです。

ポスター画像

上映される12作品中、日本での劇場公開が決定済みの作品は6本。今年のニュースとしては、「チケット代が高くなった」と「来日ゲストに俳優がほとんどいない」ですね。「サイン会が事前申込みによる抽選」になったのは、プラス面もあればマイナス面もあって、差し引きゼロかなと私は思ってます。

今年のチケット代ですが、前売り券が1500円、当日券は一般1700円/学生1200円(TOHOシネマズのvitは1700円のみ)。ちなみに、2011年~2013年は前売り1200円/当日一般1500円/当日学生1200円でした。2010年以前は確認取れず(10年位前は前売り1000円だったと記憶してます)。

何にせよ前売り料金は前年から25%アップで、上げ過ぎですよね。あと、前売り券はチケットぴあによる販売なので、各種手数料がかかるのはここ数年同様ですが、消費税率が上がったので、手数料も値上がってます。

有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のものより客席手前に設置されるとのこと。常設のとは違うスクリーンが使われるのは3年目でしょうか。常設のスクリーンは小さく、舞台奥にかかっていて不満だったので、別のスクリーンが舞台手前寄りに用意されるのは嬉しい。でも、今年はTOHOシネマズ日劇3での上映が2回だけに減ってしまったのは残念。

あと、昨年に続き最終日が平日というのは、今年も不思議です。

6月27日(金)
 『フィニッシャーズ(仮)De toutes nos forces
 『2つの秋、3つの冬2 automnes, 3 hivers

6月28日(
 『バベルの学校La Cour de Babel
 『イヴ・サンローランYves Saint Laurent
 『素顔のルルLulu, femme nue
 『友よ、さらばと言おうMea Culpa

6月29日(
 『間奏曲はパリでLa Ritournelle
 『ジェロニモ -愛と灼熱のリズムGeronimo
 『俳優探偵ジャンJe fais le mort

6月30日(月)
 『暗くなるまでこの恋をLa Sirène du Mississipi
 『スザンヌSuzanne
 『Fly Me to the Moon(英題)Un plan parfait


オープニング作品の映画祭上映題は『フィニッシャーズ(仮)』ですが、この作品は日本での劇場公開題が『グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』に決定しています。オープニング作品決定の告知の時にはすでに劇場公開題が決まっていたと思うのですが……(プログラムを記載したチラシの発注とかに間に合わなかったのでしょうか)。

他に、上映題『Fly Me to the Moon(英題)』のダイアン・クルーガー、ダニー・ブーン主演作ですが、日本での劇場公開題が『バツイチは恋のはじまり』に決まったようです。その他、日本での劇場公開が決定してる作品には※印を付けておきました。日曜日は劇場公開未定作だけというのは良いですね。

『暗くなるまでこの恋を』は、1969年の映画で、フランソワ・トリュフォー監督作です。没後30年の特集上映が10月に3週間あり、そちらでも上映されます。フランス映画祭での旧作のリマスター版上映は昨年のジャック・ドゥミ監督の『ローラ』に続いて2回目。『ローラ』のデジタル修復完全版は日本では劇場公開されずじまい。それに比べると、日本でも監督作がたびたび特集上映されるトリュフォーなのに、映画祭でも上映されるとは、人気ですね。カンヌ映画祭で今年上映された『終電車』のリマスター版じゃないのはなぜなんでしょうか。

『バベルの学校』はドキュメンタリーです。フランス映画祭でドキュメンタリーが上映されるのは昨年の『椿姫ができるまで』に続いて2年連続。フランス映画祭でドキュメンタリーは珍しいですね。

横浜時代に登場し、毎年行われていた短編特集が今年は無いですね。何年ぶりでしょうか(初めて?)。代わりに、5月30日(金)~6月15日(日)まで開催された「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014」内で「フランス映画祭 短編作品集」というプログラムが用意されました。

ここ何年かあったアニメーション作品もありません。こちらは、6月28日(土)~7月4日(金)まで横浜のシネマ・ジャック&ベティで開催される「横浜フランスアニメーション映画祭2014」(「横浜フランス月間」の一環)が代わりになるでしょうか。

また、ここ数年、渋谷にある映画館ユーロスペースと東京日仏学院で行われてるフランス映画祭関連企画ですが、今年はアンスティチュ・フランセ東京(東京日仏学院から2012年9月に改称)のみで「女優たちのフランス映画史」が6月27日(金)~7月6日(日)に開催されます(追記:横浜でも7月19日(土)、9月20日(土)に開催)。


以下は、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像です。上映順に並べました。マウスオーバーさせると、題名や監督の名前が出ます。また、クリックするとスチル写真のページなどに飛ぶようにしました。


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参照:
【当ブログ記事】

フランス映画祭2013 - 上映作品のポスターなど

2013-06-03 12:57:01 | 映画祭
21年目を迎える「フランス映画祭2013」が、6月21日(金)から6月24日(月)まで有楽町で開催されます。銀座・日比谷の映画街で開催されるのは3年目。ここ数年同じ写真を用いていた映画祭ポスター、チラシのデザインが変わりました。

チラシ画像

昨年ほどではないですが、日本での劇場公開が決定済みの作品が多いですね。上映作品のうち公開決定済み作品が占める割合は、2012年、2007年につぐ多さではないでしょうか。作品本数でいうと、2007年、2006年、2012年につぐ多さ。これを有料試写会と嘆くべきか、日本公開されるフランス映画が多くなった(本当にそうか?)と喜ぶべきか……

映画祭を、良い作品なんだけど日本では劇場未公開となりそうな作品(日本で商業的に成功しなさそうな為、配給会社が買わなさそうな作品)を日本語字幕付きでスクリーンで観ることができる数少ない機会、と捉えてる自分としては残念です。

有楽町朝日ホールでの上映では、ホール常設のものとは違うスクリーンが昨年同様に使われるようです。常設のスクリーンは小さく、舞台奥にかかっていて不満だったので、嬉しいです。

ところで、なんで最終日が平日なんでしょうか。不思議です。

6月21日(金)
 『In the House(英題)』 Dans la maison ※
 『女っ気なし(仮)』 Un monde sans femmes (短編『遭難者(仮)』 Le Naufragé と併映) ※

6月22日(
 短編特集
 『わたしはロランス』 Laurence Anyways ※
 『ローラ』 Lola
 『テレーズ・デスケルウ』 Thérèse Desqueyroux

6月23日(
 『森に生きる少年 ~カラスの日~』 Le Jour des Corneilles
 『ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~(仮)』 Linhas de Wellington / Les Lignes de Wellington ※
 『アナタの子供』 Un enfant de toi
 『黒いスーツを着た男』 Trois mondes ※

6月24日(月)
 『椿姫ができるまで』 Traviata et nous ※
 『母の身終い』 Quelques heures de printemps ※
 『Populaire(原題)』 Populaire (劇場公開題『タイピスト!』) ※
 『恋のときめき乱気流』 Amour & turbulences


Populaire は日本での劇場公開題が『タイピスト!』に決定していますが、映画祭の告知・チケットの発売開始などに間に合わなかったため、映画祭上映題は『Populaire(原題)』です。その他、日本での劇場公開が決定してる作品には※印を付けておきました。

『ローラ』は1961年の映画で、ジャック・ドゥミ監督のデビュー作です(日本での劇場公開は1992年らしい)。今回はデジタル修復完全版(2012年)での上映。フランス映画祭での旧作上映は初めてではないでしょうか。前年の上映作を再上映したり、関連企画で旧作を上映したことはありましたが。

『椿姫ができるまで』はドキュメンタリーです。フランス映画祭でドキュメンタリーが上映された記憶はないのですが、初めてでしょうか。


あと、2012年は設けられなかった“来日ゲストの団長”制度が復活しました。今年の団長はナタリー・バイ。2001年の「第9回フランス映画祭横浜2001」でも団長を務めました。

また、ナタリー・バイの代表的な出演作の上映も。渋谷にある映画館ユーロスペースと東京日仏学院で、ここ数年行われてるフランス映画祭関連企画が、今年は「ナタリー・バイ特集」です。6月21日(金)~23日(日)の3日間がユーロスペース、6月28日(金)~7月7日(日)の10日間がアンスティチュ・フランセ東京(旧 東京日仏学院、名称が2012年9月1日に変わりました)となります。東京以外の日本のアンスティチュ・フランセにも巡回予定です。


あと、映画祭期間中の6月23日(日)には、日本では劇場未公開のマリオン・コティヤール主演のロマンティック・コメディ『ラブ・イズ・イン・ジ・エアーMa Vie en l'Air が、九段下のイタリア文化会館で上映されます。フランス映画祭2006で上映された作品ですね。今年のEUフィルムデーズのフランス代表に選ばれての上映です。今年のフランス映画祭の『恋のときめき乱気流』から連想したのでしょうか。


以下は、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像です。上映順に並べました。マウスオーバーさせると、題名や監督の名前が出ます。また、クリックするとスチル写真のページなどに飛ぶようにしました。


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参照:
 フランス映画祭2013 - 公式サイト
 ・上映作品一覧
 ・fffj2013_chirashi.pdf - 映画祭チラシ(PDFファイル)
 フランス映画祭 | Institut français du Japon - アンスティチュ・フランセ日本(旧 東京日仏学院)
 Festival du film français au Japon - 2013 (Japon) - uniFrance Films - ユニフランス(フランス語)

「現代フランス映画の肖像」45作品のポスター(フィルムセンター/東京・京橋)

2012-02-13 22:00:52 | 映画祭
前回の記事「現代フランス映画の肖像2」47作品のポスターにも書きましたが、2月7日(火)から3月31日(土)まで、東京国立近代美術館フィルムセンター (NFC) の2階 大ホールにて「現代フランス映画の肖像2」"Une petite découverte du cinéma français d'aujourd'hui 2" が開催中です。

今回は、昨年の2011年1月7日(金)~2月27日(日)にフィルムセンター (NFC) の地下1階 小ホール(最後の3日間のみ大ホール)にて行われた第1回「現代フランス映画の肖像」"Une petite découverte du cinéma français d’aujourd’hui" についてです。

新作フランス映画を毎年上映している「フランス映画祭」でのそれまでの上映作の中から、1992~2005年に製作された45本の長編と9本の短編が上映されました。詳しくは、この記事の最後に載せたリンク先を参照してください。

以下に、長編45本の各作品のポスター画像を貼りました。今回も、マウスオーバーさせると、日本語題などが出るようにしてます。また、クリックするとNFCの作品紹介ページに飛ぶようにしました。(追記:画像がリンク切れになっていたので貼り直しました。作品によってはポスターの端が切れてる物があります)





参照:
【2011年】
「現代フランス映画の肖像 ―ユニフランス寄贈フィルム・コレクション」特設ページ
上映会情報「現代フランス映画の肖像 ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより」

【2012年】
「現代フランス映画の肖像2」47作品のポスター(フィルムセンター/東京・京橋) - Situation Normal
上映会情報「現代フランス映画の肖像2 ―ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより」

【他】
東京国立近代美術館-フィルムセンター
フランス映画祭 公式サイト

「現代フランス映画の肖像2」47作品のポスター(フィルムセンター/東京・京橋)

2012-02-10 19:45:02 | 映画祭
2月7日(火)から3月31日(土)まで、東京国立近代美術館フィルムセンター (NFC) の2階 大ホールにて「現代フランス映画の肖像2」"Une petite découverte du cinéma français d'aujourd'hui 2" が開催中です。



この上映企画は、副題に「ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより」とあるように、ユニフランスがNFCに寄贈した日本語字幕付きプリントの中から、47本の長編と13本の短編を上映するものです。昨年同時期にも地下1階 小ホールにて行われており(参照)、今回が2回目となります。

ユニフランスは、フランス中央映画庁 (CNC) の下にある団体で、フランス映画の国外普及・振興を目的としています。日本では、1993年から毎年6月(3月の年もあり)に開催されている「フランス映画祭」を主催しており、NFCに寄贈されたのはこのフランス映画祭で使われた上映プリント。

このため今回のNFCでの上映作品も、かつてフランス映画祭で上映された映画です。フランス映画祭上映作の中から日本で劇場公開されなかった映画が選ばれている(DVDも出ていない作品がほとんど)。今回の上映作品は、1993~2005年に製作された映画が揃ってます。

NFCカレンダー(NFCが出しているチラシ)や公式サイト内の紹介ページだけでは、分かりにくいと思いますので、長編47本の各作品のポスター画像を貼りました。マウスオーバーさせると、日本語題などが出るようにしてます。また、クリックするとNFCの作品紹介ページに飛ぶようにしました。参考にしてください。(追記:画像がリンク切れになっていたので貼り直しました。作品によってはポスターの端が切れてる物があります)





参照:
上映会情報「現代フランス映画の肖像2 ―ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより」
文化庁 | 文化庁月報 | イベント案内 東京国立近代美術館フィルムセンター
東京国立近代美術館-フィルムセンター
フランス映画祭 公式サイト

「現代フランス映画の肖像」45作品のポスター(2011年) - 当ブログ記事

フランス映画祭2011は6月23日~26日

2011-06-06 12:57:53 | 映画祭
今月6月23日(木)から26日(日)まで「フランス映画祭2011」が開催されます。映画祭ポスターのデザインは、昨年とほぼ同じ……。

この映画祭は、1993年から毎年6月に横浜で行われ、2006年からは3月に東京などで開催されていました。今年は久しぶりの6月開催。会場も初めて有楽町マリオンになりました。

第19回となる2011年は、長編12作品と短編特集が上映されます。すべて1回ずつの上映で、長編3本のみTOHOシネマズ日劇3(旧・日劇プラザ、522席、高さ5.40m×横13.00m)でレイトショー上映、残りの作品は有楽町朝日ホール(772席)にて上映されます。

有楽町朝日ホールはスクリーンが大きくない上、観づらいと思いますが、昨年までのTOHOシネマズ 六本木ヒルズと違って、これから公開されるフランス映画のポスターとかチラシとか置かせてもらえるので、お客さんにフランス映画をアピールできる利点は少なくともありますね。

前売り券は、チケットぴあで発売中。料金は1200円ですが、チケットぴあでは2010年11月9日(火)から発券手数料が有料化され、1枚につき105円かかります。

当日券は、有楽町朝日ホール上映分は会場窓口にて、TOHOシネマズ 日劇3上映分は有楽町マリオン1Fにある日劇のチケットカウンターにて発売される。料金は一般1500円、学生1200円。

前売り券・当日券とも、TOHOシネマズのインターネット・チケット販売のvitでは購入できない(追記:上映当日のみvitでの販売があったようです)。

上映される長編12作品のうち日本での劇場公開が決まっているのは6月25日(土)公開『セヴァンの地球のなおし方』(公式サイト)、8月6日(土)公開『この愛のために撃て』(公式サイト)、秋公開『ハートブレイカー』、来春公開『Chantrapas(原題)』の4作品のみ。他に「アーサーとミニモイの不思議な国」シリーズ3作目はDVDリリースが決まっている。

この機会を逃すと観られない作品を観るもよし、公開予定作品をひと足早く観るもよし。興味のある方はぜひ足を運んでみては。

今年の上映作品は以下の通りです(追記:映画祭上映題と異なる劇場公開題を書き加えました)。

6月23日(木)
18:00『アーサー3(仮)』Arthur 3, la guerre des deux mondes (DVD・Blu-ray題『アーサーとふたつの世界の決戦』)

6月24日(金)
11:00『6階のマリアたち』Les Femmes du 6e étage (劇場公開題『屋根裏部屋のマリアたち』)
14:30『セヴァンの地球のなおし方』Severn, la voix de nos enfants フランス公式サイト
18:00『ハートブレイカー』L'Arnacoeur フランス公式サイト
21:15『美しき棘』Belle épine

6月25日(土)
11:00『短編6作品
14:30『Chantrapas(原題)』 (劇場公開題『汽車はふたたび故郷へ』)
18:00『匿名レンアイ相談所』Les Émotifs anonymes フランス公式
21:15『この愛のために撃て』À bout portant フランス公式サイト

6月26日(日)
11:00『パリ猫の生き方』Une vie de chat フランス公式サイト (劇場公開題『パリ猫ディノの夜』)
14:30『消えたシモン・ヴェルネール』Simon Werner a disparu フランス公式
18:00『マムート』Mammuth フランス公式
21:15『トムボーイ』Tomboy フランス公式

それ以外に、フランス映画祭2011関連企画として「クロード・シャブロル特集 ~映画監督とその亡霊たち~」と題して、昨年9月に80歳で亡くなられたクロード・シャブロル監督の特集上映が行われます。詳細は、渋谷の映画館ユーロスペースの公式サイト内のこちらと、東京日仏学院の公式サイト内のこちらを参照してください。

ちなみに、渋谷の映画館シアター・イメージフォーラムにて「映画の國名作選II クロード・シャブロル未公開傑作選」が5月21日(土)~6月10日(金)上映中です(詳細はこちら)。

あと、クロード・シャブロルは現在公開中の『ゲンスブールと女たち』 Gainsbourg (Vie héroïque) (2010) に出演してますね。

最後に、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像を載せておきます。上映順に並べました。マウスオーバーさせると、日本語題が出ます。クリックするとスチル写真のページなどに飛びます。(追記:画像がリンク切れになっていたので貼り直しました。作品によってはポスターの端が切れてる物があります)

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第23回までの東京国際映画祭の上映部門・企画

2010-11-01 12:58:12 | 映画祭
第23回東京国際映画祭が終了しましたね。今年も、日本では劇場公開が望めそうもない貴重な映画を、映画館のスクリーンで日本語字幕つきで何本も観ることができました。

東京国際映画祭の歴史を綴った history.tiff-jp.net というページを見つけました。そこには、第1回~第22回までの上映作品が載っています(自主企画のみで、共催企画/提携企画での上映は含まれてないようです)。

そこで、これまでの東京国際映画祭で上映された部門(と企画)を今回は抜き出してみました。最後に今年の分も加えています。

なお、WORLD CINEMA部門は、最初の年だけカタカナ表記だったと思うんですが、このサイトでは全部カタカナ表記になってます。このような表記の違いは他の部門でもあるかもしれませんので、ご注意を。


第1回 - 1985年
  • ヤングシネマ '85
  • 映画祭の映画祭(世界主要映画祭受賞作)
  • 映画祭の映画祭(最新話題作)
  • 日本映画の昨日と今日

第2回 - 1987年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ'85受賞監督作品特別上映
  • ヤングシネマ1987コンペティション
  • アジア太平洋秀作映画祭
  • 招待作品
  • 日本映画の昨日と今日PART2

第3回 - 1989年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ1989コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • NIPPON CINEMA NOW

第4回 - 1991年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • カンヌ国際映画祭「ある視点」
  • NIPPON CINEMA NOW

第5回 - 1992年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • NIPPON CINEMA NOW

第6回 - 1993年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • アウト・オブ・コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • アジア秀作映画週間(特別上映)
  • 特別招待作品
  • NIPPON CINEMA NOW

第7回 - 1994年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • 特別招待作品(特別上映)
  • NIPPON CINEMA WEEK

第8回 - 1995年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • 特別上映
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第9回 - 1996年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • アジア秀作映画週間
  • 特別招待作品
  • 特別上映
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第10回 - 1997年
  • インターナショナル・コンペティション
  • ヤングシネマ・コンペティション
  • 特別招待作品
  • マルチェロ・マストロヤンニ特集
  • シネマプリズム
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • 特別上映

第11回 - 1998年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • シネマプリズム
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • 特別上映

第12回 - 1999年
  • コンペティション
  • シネマプリズム
  • ニッポン・シネマ・ナウ
  • ニッポン・シネマ・マスターズ
  • 特別招待作品

第13回 - 2000年
  • コンペティション
  • シネマプリズム
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • ニッポン・シネマ・ナウ
  • 特別招待作品

第14回 - 2001年
  • コンペティション
  • シネマプリズム
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • ニッポン・シネマ・ナウ
  • 特別招待作品
  • 特別上映

第15回 - 2002年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • 特別招待作品(スニーク・プレビュー)
  • アジアの風
  • 特別上映
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • 東京国際CG映像祭

第16回 - 2003年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 特別上映
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • ニッポン・シネマ・フォーラム メディア・セレクション
  • ニッポン・シネマ・フォーラム リージョナル・フィルム
  • 第2回東京国際CG映像祭
  • 日本アニメーション特集 

第17回 - 2004年
  • オープニング・イブ
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 日本映画・ある視点
  • SMA FILMS DAY
  • 森田芳光ONE DAYスペシャル
  • 特別上映
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第18回 - 2005年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 日本映画・ある視点
  • ジェームス・ディーン没後50周年記念特集
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第19回 - 2006年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 日本映画・ある視点
  • 今村昌平追悼特集
  • 市川崑傑作選
  • animecs TIFF 2006
  • 中国新鋭監督特集
  • シネマ・ヴァイブレーション/映画と音楽の共振関係
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第20回 - 2007年
  • コンペティション
  • オープニング・ナイト
  • オープニング
  • クロージング 
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • アジアの風 (参考上映)
  • アジアの風 (エドワード・ヤン(楊徳昌)監督追悼特集)
  • 日本映画・ある視点
  • ワールド・シネマ
  • 第20回特別企画 映画が見た東京
  • animecs TIFF 2007
  • シネマ・ヴァイブレーション/映画と音楽の共振関係
  • 声優口演ライブ with 山下洋輔
  • ニッポン・シネマ・クラシック

第21回 - 2008年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 日本映画・ある視点
  • ワールド・シネマ
  • natural TIFF supported by TOYOTA
  • animecs TIFF 2008
  • ニッポン・シネマ・クラシック
  • シネマ・ヴァイブレーション/映画と音楽の共振関係
  • 特別上映

第22回 - 2009年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風
  • 日本映画・ある視点
  • ワールド・シネマ
  • natural TIFF supported by TOYOTA
  • 追加上映


そして、今年は映画祭公式サイトの部門紹介からコピーしてくると……

第23回 - 2010年
  • コンペティション
  • 特別招待作品
  • アジアの風-中東パノラマ
  • アジアの風-台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代
  • アジアの風-躍進トルコ映画の旗手 レハ・エルデム監督全集
  • アジアの風-生誕70年記念~ブルース・リーから未来へ
  • アジアの風-ディスカバー亜州電影生誕100年記念~KUROSAWA魂 in アジア中東
  • 日本映画・ある視点
  • WORLD CINEMA
  • natural TIFF supported by TOYOTA


以上のようになりました。


参照:
history.tiff-jp.net
東京国際映画祭 - 公式サイト

フランス映画祭2010、始まります

2010-03-17 11:53:17 | 映画祭
今週3月18日(木)から22日(祝)まで「フランス映画祭2010」が開催されます。この映画祭は、1993年から毎年6月に横浜で行われていましたが、2006年からは3月に東京などで開催されています(昨年と今年は東京のみで開催)。

第18回となる2010年は、長編14作品と短編特集が上映されます。全作品はTOHOシネマズ 六本木ヒルズの最大館であるスクリーン7(644席、スクリーン:高さ8.4×横幅20.2メートル)にて上映されます。また、他のスクリーンでもオールナイト上映が行われる。

前売り券は、TOHOシネマズ 六本木ヒルズのチケットカウンターにて買うことができます。また、映画館に行かなくても、TOHOシネマズ 六本木ヒルズの公式サイトの上映スケジュールからも買えます。

上映される長編14作品のうち日本での劇場公開が決まっているのは7作品のみ。この機会を逃すと観られない作品を観るもよし、公開予定作品をひと足早く観るもよし。前売り券が完売してる作品はまだ5作品のみですし、売り切れてる作品も含めて全作品に当日券があるそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみては。

今年の上映作品は以下の通りです。

3月18日(木)
 『ミックマック(原題)』 Micmacs à tire-larigot

3月19日(金)
 『旅立ち(原題)』 Partir
 『オーケストラ!』 Le Concert
 『アンプロフェット(原題)』 Un prophète
 『スフィンクス(仮題)』 Gardiens de l'ordre

3月19日(金)オールナイト
  『テルマ、ルイーズとシャンタル(原題)』『バス・パラディアム(原題)』『スフィンクス(仮題)』

3月19日(金)オールナイト「パッションナイト」
  『旅立ち(原題)』『リグレット(原題)』『ハデウェイヒ(原題)』

3月20日(土)
 『リグレット(原題)』 Les Regrets
 『バス・パラディアム(原題)』 Bus Palladium
 『クリスマス・ストーリー(原題)』 Un conte de Noël
 『テルマ、ルイーズとシャンタル(原題)』 Thelma, Louise et Chantal
 『エンター・ザ・ボイド』 Enter The Void / Soudain le vide

3月21日(日)
 『シスタースマイル ドミニクの歌』 Sœur Sourire
 『ハデウェイヒ(原題)』 Hadewijch
 『あの夏の子供たち』 Le Père de mes enfants

3月22日(祝)
 「短編9作品」
 『パリ20区、僕たちのクラス』 Entre les murs

それ以外に、フランス映画祭2010関連企画として「アラン・レネ全作上映」が行われます。詳細は、渋谷の映画館ユーロスペースの公式サイト内のこちらと、東京日仏学院の公式サイト内のこちらを参照してください。

あと、昨年だったか一昨年だったかにも思ったのですが、なぜかフランス映画祭が始まろうという時に公開終了となるフランス映画が多いです。公開終了していなければ、映画祭のお客さんにアピールして、客足を伸ばす機会になると思うんですが。まぁ、映画祭会場がTOHOシネマズ 六本木ヒルズだと、フランス映画のポスターとかチラシとか置かせてもらえそうにないという問題もありますが。

『シャネル&ストラヴィンスキー』(公式サイト
 ~3月5日(金) Bunkamura ル・シネマ(渋谷、公式サイト)、シネスイッチ銀座(

『ユキとニナ』(公式サイト
 ~3月12日(金) 恵比寿ガーデンシネマ(公式サイト

『海の沈黙 デジタルリマスター版』(公式サイト
 ~3月19日(金) 岩波ホール(神保町、公式サイト

『去年マリエンバートで(HDニューマスター版)』(公式サイト
 ~3月19日(金) シアター・イメージフォーラム(渋谷、公式サイト

『すべて彼女のために』(公式サイト
 ~3月19日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町(公式サイト

「エリック・ロメール追悼特集上映 アデュー ロメール」(詳細
 ~3月19日(金) ユーロスペース(渋谷)

「ジャック・ロジエのヴァカンス アンコール」(公式サイト
 ~3月19日(金) ユーロスペース(渋谷、詳細


最後に、映画祭上映作品のフランス版ポスターの画像を載せておきます。スクリーン7での上映順に並べました。マウスオーバーさせると、日本語題が出ます。(追記:画像がリンク切れになっていたので貼り直しました。作品によってはポスターの端が切れてる物があります)

ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像ポスター画像


参照:
フランス映画祭2010公式サイト--Festival du Film Francais 2010-- - 上映作品の紹介

フランス映画祭2009 その3

2009-03-10 16:00:23 | 映画祭
昨日の記事にフランス映画祭2009のゲストのことなどを書きました。といっても、それ誰と思われてる方もいると思うので、来日する女優さんたちの画像を以下にアップしておきます。

ジュリエット・ビノシュ Juliette Binoche
 3月12日(木)『夏時間の庭』 L'Heure d'été


ブランカ・リー Blanca Li
 3月13日(金)『コード』 Le Code a changé


マルジャーナ・アラウィ Morjana Alaoui
 3月13日(金)オールナイト『マーターズ(原題)』 Martyrs


マチルド・ゴファール Mathilde Goffart
 3月14日(土)『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』 Survivre avec les loups


ヴァヒナ・ジョカンテ Vahina Giocante
 3月14日(土)『シークレット・ディフェンス』 Secret Défense


アンヌ・コンシニ Anne Consigny
 3月15日(日)『華麗なるアリバイ(仮題)』 Le Grand Alibi


参照:
フランス映画祭2009公式サイト
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ - 会場