素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

ロールスロイスとはこれいかに?

2015年03月31日 22時13分03秒 | 日記
ウイスキー界のロールスロイスと呼ばれる「マッカラン12年」を行きつけの酒屋さんで見つけたので買ってきました♪ヾ(*´∀`*)ノ

酒屋さん曰く「マッサンからのウイスキーブームで、最近品薄」だそうで。
運が良かったw

明日か明後日あたりから飲み始めるつもり。
ロールスロイスって表現がどこから来るのか。楽しみですわ。



今日、産経の連載小説が終わりました。
明日から新連載で、今度は昭和天皇実録から先の陛下の心情に思いを馳せる内容の物語をやるらしいのですが。
まぁそちらは置いといて。(まだはじまってないからね)

今日終わった連載の話。

最後らへん、雑だったなぁ。
井上脚本か、みたいなレベルで、無理矢理風呂敷畳もうとして、畳切れてないの。
これはきっと、作者がタイムスケジュール管理をしっかりやってなかったせいですな。
人に読ませる物語なんだからさ、これはアカン。

でもま、中途の展開でイイところはあったから。
全否定はしたくないですね。

特にグッときたの。
主人公・昭子の夫の朴大成の「お願いですから、彼らの前で金の話はしないでください」って台詞。

彼の心情を思うとね。

どんなシーンかと言いますと。

彼、元々は樺太で女衒屋やってて。
女衒屋をやりつつ、そこで得た人脈で、樺太に囚われた朝鮮人たちを故郷の半島に帰還させる運動をしてたんですが。
(昭子と結婚したのは、寂しかったからと、自分の運動を手助けする相棒が欲しかったから)
(朝鮮人の常識だと、家族以外は深く信頼することが出来ない、ってのがあるので、この場合結婚は必須なんですな)
(昭子の方は結婚を拒否して売春婦になるか、結婚して一緒に樺太から朝鮮人と、そして日本人を故郷に返す運動の手助けをするかの2択を迫られて、の結果なんですけど)

で、色々無茶をやって、自分たちだけは樺太を脱出することには成功するのですよ。二人は。
そして日本で、樺太にまだ囚われたままの日本人と朝鮮人を救おうとするんですけど。

その運動に「樺太に朝鮮人が囚われているのは日本のせいだ!」と大嘘を撒き散らす、頭のアカいやつらが関わってきたせいで。
事態はおかしな方向に。

樺太にいる朝鮮人たちは強制連行の被害者(無論大嘘。本当は自分の意思で渡って来た。理由は故郷で食えないから)なので、賠償金を払うべきだと主張して、事なかれ主義の当時の日本政府が「人道目的」ということで、安易にそれを実現させ。

ようは樺太の朝鮮人たちに、大金がポーンと舞い込むわけですわ。
家が欲しいといえばアパートが建ち、足が無いといえばマイクロバスが湧いてくる。

で。
本来なら悲願だったはずの故郷に帰るということが、ただのレジャーになる。
悲願の故郷への帰還が、ただの東京やソウルへの買い物ツアー。
(無論旅費は日本持ち)

振って湧いたお金で、どんどん魂を腐らせていく朝鮮人たち。
不労所得ってのは、魔物だなぁ……。
そんな、同胞の魂が金の魔力で歪んでいくのを目の当たりにした彼の心情を思うとね。

俺、何のために頑張ったの?
頑張った結果がこれ?

そんな朴の前で、頭のアカい議員先生が言うのですよ。
「来年はさらに多くの予算を付けさせます」
大意張りで。

読んでて思ったよ。
こいつ、って。

そこで出るんですね。「お願いですから、彼らの前で金の話はしないでください」
そりゃそうだろうよ。これ以上同胞が見るも無残な醜い存在に成り果てていくのを見るのは辛いに決まってる。
そして心労の大きさからか、彼はやがて癌になり、失意の中で人生を閉じるんですわ。

酷い。

樺太の朝鮮人に金を与えるために頑張ってた議員先生、あんたは正義のミカタのつもりかもしれないけど。
己の名誉欲のために、人間の魂を腐らせるという、許されない罪を犯したんだよと。

多分、分かって無いんだろうね。
(これがもし地獄少女だったら、議員先生には地獄に流されて欲しいね)