相棒の最終回でした。
話のフォルムは、コロンボと普通の刑事ドラマの複合型ですな。
悪人のみに暴行を加える連続暴行魔・ダークナイトはカイト君だと最初に視聴者に分からせておいて。
その後、偽者を出す。
自分の犯行を押し付けることができる存在・偽者に対し、カイト君が「模倣犯」と断じるのが良かったですね。
これ幸い。いいスケープゴートがやってきた、なんて考えないんだ。
やったことは違法で、許されないことだけどさ。
(どんな理由があったとしても、私刑は許しちゃだめだよ)
この青臭さがいいですね。
こういう青臭い人、大好きですわ。
元々別に注目されるために始めた違法行為じゃないだろうけどさ。
模倣犯の言動に、カイト君が怒りに震えるのがね。
そりゃさ、悔しいよね。
間接的に侮辱されているようなもんだし。
中頃からの展開。
カイト君と右京さん。
双方「疑われている」「疑っている」というのが視聴者に伝わる構図になってるのが面白かった。
これまでの話で、信頼関係ができているからこそ。
このまま行けば破滅する、ってのをカイト君が気づいているのがね。
でも、だからといって保身に走ることができない。
その青臭さがたまらないね。
そして全て右京さんに見抜かれて。
見抜いた最初の切欠を尋ねたとき。
それが思いもかけないほどのケアレスミスだったから。
カイト君が「そんなことで。馬鹿ですね。俺」と、ミスした自分を嘲る一言を発したら
右京さん「キミが悔いるのは、そこじゃないだろう!!」
このシャウト。
震えるね。
そうだよ。
ミスしたことを悔いるんじゃない。
世の中の不条理に、耐えることができなかった自分の忍耐力を悔いるべきなんだ。
いくら頑張ってもさ。
人間に、完璧な法を作ることはできないのよ。
でもさ。
そういう紛れでさ。
自力救済で、違法行為に訴えたら。
法が崩壊するからね。
だからさ、やっちゃならんのよ。
綺麗事?
そうですよ。
でも、そうしないと、世の中北斗の拳の世界になってしまうんだよ!
こういうときのために、宗教ってものがあるんですけどね。
人間の力ではどうしようもない、そういう取りこぼしを救うための「全てを受け止める存在」
そのために、宗教ってのはあるんですよ。
そちらで救われなかった、今回の事件の主要人物たちが悲しいですね。
話のフォルムは、コロンボと普通の刑事ドラマの複合型ですな。
悪人のみに暴行を加える連続暴行魔・ダークナイトはカイト君だと最初に視聴者に分からせておいて。
その後、偽者を出す。
自分の犯行を押し付けることができる存在・偽者に対し、カイト君が「模倣犯」と断じるのが良かったですね。
これ幸い。いいスケープゴートがやってきた、なんて考えないんだ。
やったことは違法で、許されないことだけどさ。
(どんな理由があったとしても、私刑は許しちゃだめだよ)
この青臭さがいいですね。
こういう青臭い人、大好きですわ。
元々別に注目されるために始めた違法行為じゃないだろうけどさ。
模倣犯の言動に、カイト君が怒りに震えるのがね。
そりゃさ、悔しいよね。
間接的に侮辱されているようなもんだし。
中頃からの展開。
カイト君と右京さん。
双方「疑われている」「疑っている」というのが視聴者に伝わる構図になってるのが面白かった。
これまでの話で、信頼関係ができているからこそ。
このまま行けば破滅する、ってのをカイト君が気づいているのがね。
でも、だからといって保身に走ることができない。
その青臭さがたまらないね。
そして全て右京さんに見抜かれて。
見抜いた最初の切欠を尋ねたとき。
それが思いもかけないほどのケアレスミスだったから。
カイト君が「そんなことで。馬鹿ですね。俺」と、ミスした自分を嘲る一言を発したら
右京さん「キミが悔いるのは、そこじゃないだろう!!」
このシャウト。
震えるね。
そうだよ。
ミスしたことを悔いるんじゃない。
世の中の不条理に、耐えることができなかった自分の忍耐力を悔いるべきなんだ。
いくら頑張ってもさ。
人間に、完璧な法を作ることはできないのよ。
でもさ。
そういう紛れでさ。
自力救済で、違法行為に訴えたら。
法が崩壊するからね。
だからさ、やっちゃならんのよ。
綺麗事?
そうですよ。
でも、そうしないと、世の中北斗の拳の世界になってしまうんだよ!
こういうときのために、宗教ってものがあるんですけどね。
人間の力ではどうしようもない、そういう取りこぼしを救うための「全てを受け止める存在」
そのために、宗教ってのはあるんですよ。
そちらで救われなかった、今回の事件の主要人物たちが悲しいですね。