昨日、相棒の最終回を見ながら、飲んだのですが。
グレンリベット。
曰く、入門編のウイスキー、初心者向け、誰でも美味しく飲める。
飲んだ感想としては、WIZで最初から酒場に居るレベル5冒険者みたいなお酒だな、と。
無難な感じで。
ボーナスポイントをつぎ込んで、力と速さに極振りしてないような。
そんな味わい。
確かにこれ、冒険した感じが無いので、初心者向けですわ。
で、相棒ですが。
昨日ちょっと触れるのを忘れていた場所にでも触れてみようかと。
初回スペシャルがさ、確か「日本には売国奴に相応しい罰を与える法律が無いから、国を売るという最大の悪行を犯した連中が、ろくな裁きも受けずに大手を振って歩いている。法がやつらを裁かないなら、俺が裁く」って話でしたよね。
(まぁ、それだけじゃ無かったですけど)
で、まぁ、思ってたんですけど。
ああ、ひょっとして、今シリーズ、こういう感じの「法とは」「正義とは」って話が中心になるのかな?なんて。
漠然と。
そして、昨日の最終回。
いい対比だったと思いますよ。
両方とも法で裁けない悪を前にし、踏み外してしまった、って部分で。
元々カイト君さ。
今シリーズの死刑囚の話でもやってたけど。
誰かを苦しめてまで、法を遵守する必要あるのか?
って。
必要であるなら、法律を無視してもいいのではないか?
考え方してましたしの。
で、その結果。
まぁ、自然というか、納得ですよ。
最初はギョッとしたけどさ。
よくよく過去の行動を振り返ってみて「ああ、別に変でも何でもないな」と。
話の中でかなりグッときたの。
右京さんに決定的に疑われていると肌で感じて気づいている中
「ダークナイトは違法かもしれないが、あれもまたひとつの正義なんではないですかね」と暗にいいたげな事を言って、右京さんに賛同を求めているシーン。
うん、って言ってくれるわけないのにさ。
カイト君本人だって知ってるだろうに。
でも、捕まるにしても全否定された末に捕まるのは嫌だったんでしょうね。
おそらく、自分の正義ぐらいは認めてもらいたかったんじゃないのかな。
無理だけど。
その後、ダークナイトだろうと直接言われたとき。
言い逃れせずに、あっさり認めたのもかなりグッときた。
そこであがくと、もっと右京さんを失望させてしまう、そう思ったんだろうなと。
他にもさ。
最初に親友の妹を無残に殺した犯人に制裁を加えた後。
その後、仇は取ったはずなのに、次々と悪人に私刑を加えて行ったの。
作中「麻薬のように、私刑に酔った」みたいな言われ方してましたけど。
ある意味正しくて、だからやめられなくなってたんだろうなと
昨日、自力救済って言い方しましたけど。
暴力では気が晴れたりはしないから。
殺害されてるんだものな。こっちは。
もう戻らないから。
だから暴力で気が晴れるわけがない。
でも、完全には晴れなくても、悪人に私刑を加えている間は、自分たちと同じ境遇の人を救った気になって、多少自分も救われるから、やってる間は晴れた気になる。
で、続けていって、あるとき止めようと思っても止められなくなったんでしょうね。
例えるとさ。
汚れたタオルで身体を拭くようなもんですな。
拭いても拭いても、身体にタオルから別の汚れがついて、汚れはずっと落ちない。
力の入ってるところは綺麗になってるように見えても、その他の場所が汚れている。
汚れを落とすには、まずそのタオルを廃棄しなきゃならんのだけど。
それをすると、それまで自分がやってきた行為は全くの愚かで無駄な行為だった、と認めることになってしまう。
つまり、親友の妹を無残に殺した悪魔に制裁を加えた行為も、無駄で意味の無い愚かな行為でした、と認めることになってしまうわけです。
やめられんだろ。そりゃ。
親友の妹の命を軽んじたように思えるものな。
今更止めたら。
口では否定してたけどさ。
明らかに「法には触れるが、制裁加えたのは間違いじゃない」って思ってたはずですものね。カイト君。
右京さんに最後に一喝されて、今は考えを改めたかもしれないですが。
グレンリベット。
曰く、入門編のウイスキー、初心者向け、誰でも美味しく飲める。
飲んだ感想としては、WIZで最初から酒場に居るレベル5冒険者みたいなお酒だな、と。
無難な感じで。
ボーナスポイントをつぎ込んで、力と速さに極振りしてないような。
そんな味わい。
確かにこれ、冒険した感じが無いので、初心者向けですわ。
で、相棒ですが。
昨日ちょっと触れるのを忘れていた場所にでも触れてみようかと。
初回スペシャルがさ、確か「日本には売国奴に相応しい罰を与える法律が無いから、国を売るという最大の悪行を犯した連中が、ろくな裁きも受けずに大手を振って歩いている。法がやつらを裁かないなら、俺が裁く」って話でしたよね。
(まぁ、それだけじゃ無かったですけど)
で、まぁ、思ってたんですけど。
ああ、ひょっとして、今シリーズ、こういう感じの「法とは」「正義とは」って話が中心になるのかな?なんて。
漠然と。
そして、昨日の最終回。
いい対比だったと思いますよ。
両方とも法で裁けない悪を前にし、踏み外してしまった、って部分で。
元々カイト君さ。
今シリーズの死刑囚の話でもやってたけど。
誰かを苦しめてまで、法を遵守する必要あるのか?
って。
必要であるなら、法律を無視してもいいのではないか?
考え方してましたしの。
で、その結果。
まぁ、自然というか、納得ですよ。
最初はギョッとしたけどさ。
よくよく過去の行動を振り返ってみて「ああ、別に変でも何でもないな」と。
話の中でかなりグッときたの。
右京さんに決定的に疑われていると肌で感じて気づいている中
「ダークナイトは違法かもしれないが、あれもまたひとつの正義なんではないですかね」と暗にいいたげな事を言って、右京さんに賛同を求めているシーン。
うん、って言ってくれるわけないのにさ。
カイト君本人だって知ってるだろうに。
でも、捕まるにしても全否定された末に捕まるのは嫌だったんでしょうね。
おそらく、自分の正義ぐらいは認めてもらいたかったんじゃないのかな。
無理だけど。
その後、ダークナイトだろうと直接言われたとき。
言い逃れせずに、あっさり認めたのもかなりグッときた。
そこであがくと、もっと右京さんを失望させてしまう、そう思ったんだろうなと。
他にもさ。
最初に親友の妹を無残に殺した犯人に制裁を加えた後。
その後、仇は取ったはずなのに、次々と悪人に私刑を加えて行ったの。
作中「麻薬のように、私刑に酔った」みたいな言われ方してましたけど。
ある意味正しくて、だからやめられなくなってたんだろうなと
昨日、自力救済って言い方しましたけど。
暴力では気が晴れたりはしないから。
殺害されてるんだものな。こっちは。
もう戻らないから。
だから暴力で気が晴れるわけがない。
でも、完全には晴れなくても、悪人に私刑を加えている間は、自分たちと同じ境遇の人を救った気になって、多少自分も救われるから、やってる間は晴れた気になる。
で、続けていって、あるとき止めようと思っても止められなくなったんでしょうね。
例えるとさ。
汚れたタオルで身体を拭くようなもんですな。
拭いても拭いても、身体にタオルから別の汚れがついて、汚れはずっと落ちない。
力の入ってるところは綺麗になってるように見えても、その他の場所が汚れている。
汚れを落とすには、まずそのタオルを廃棄しなきゃならんのだけど。
それをすると、それまで自分がやってきた行為は全くの愚かで無駄な行為だった、と認めることになってしまう。
つまり、親友の妹を無残に殺した悪魔に制裁を加えた行為も、無駄で意味の無い愚かな行為でした、と認めることになってしまうわけです。
やめられんだろ。そりゃ。
親友の妹の命を軽んじたように思えるものな。
今更止めたら。
口では否定してたけどさ。
明らかに「法には触れるが、制裁加えたのは間違いじゃない」って思ってたはずですものね。カイト君。
右京さんに最後に一喝されて、今は考えを改めたかもしれないですが。