素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

班の中で機能するのではなく、個人で手柄を挙げるんだ!

2014年11月02日 06時51分58秒 | 日記
今週の東京喰種:reですが。

クインクス班の下っ端の人たち、それ、あかんでぇ~;

自分の働きがそっくりそのまま上司の手柄になるのが気に食わないから、単独で手柄を挙げようだなんて。
成果主義のマイナス面のひとつをまざまざと見せ付けられた気がしました;

単純に成果を挙げた者に相応しい報酬を与える、だと、こういうことが起きるんですよねぇ;
一見、まともそうで良いものに見えるんですけどね。成果主義って奴は。

成果を挙げるチャンス、が目の前にぶら下がっているときに、独断専行を呼び込んでしまう危険がある;

前にハピネスチャージでもありましたけどさ。
いおなさんが仲間入りする直前にやったサッカーの話。

ゴール決めたら決めた人に団子をプレゼント、とか言われて、ひめが暴走してましたよね。
団子欲しさに。

チームプレイを考えず、自分がゴールを決めるためにチームの足を引っ張りまくる。

だって、パス回しして他人がゴール決めても、自分が団子もらえるわけじゃないし。
それってひめは全然美味しくないもの。
(戦略的にはそれが正しかったとしても、ひめには何も利益無いですものね)

チームプレイをやれば、1対多が実現するわけですけどさ。
独断専行が横行すると、1対1が多数回になってしまうから。
これは良くない!


あと、今週のサイコパス2で後輩が言った
「そんなことをしたら、私の責任になるじゃない」

これも呼び込むと思うんですよね。
チームプレイを大事にし、皆で成果を挙げようというのが空気のようになっていたら、あの後輩ももうちょっと事件の全容とか決断の必要性とか、そういう広い視野を持てたと思うんですよ。
今決断しないと、きっともっと酷いことが起きる。だったら、私は後で処罰されてもいい。ここで決断しないと。
これがまあ、組織人としては要ると思うんですよね。
ルールを厳守するのは大事ですが、ああいう流動的に変化して行く現場に立ち向かう場合。
(ルールなんか無視していい、と言ってるわけじゃないです。そんなことをすれば、ルールを定めている意味が無くなりますから)
必要に迫られたら「俺が責任を取る、行け」って言うこと。これはきっと要るはず。
でもこれ、あかんかったときに自分が破滅するとか、石をもって追われる立場になるとか、そういう空気だったら。
なかなか決断できないですし、自分の能力を利用しているだけで、自分を愛してくれていない組織にどうしてそこまで献身しなきゃならんの?と。
そういう想いだって湧くでしょう。

「サイコパスと学校の試験成績の結果だけで、選べる職業が限定されてしまう」っていうデジタルな世界みたいですからあの世界。
きっと、成果主義なんでしょうな。


まぁ、このあかんことをもう1人の下っ端に吹き込んだ人。
そいつを排除するためにわざとその「あかんこと」を吹き込んだようですけど。

……バラッバラですねぇ。クインクス班。

でもま、佐々木さんが部下どもの人心掌握をまともに行えて無いからこうなるんですけどね。

下っ端さんたちだけの責任ちゃいますよな。
彼らだけ責めるのは酷。

一般に管理職のお給料は、一部個人報酬で一部は人心掌握代だと言われます。
ようはそのお金で部下と親密な関係を築いて、チーム一丸となって、って状態を作れるようにしておけ。
そのために払われてるお金がお給料に入ってるんですと。

前のシリーズで、亜門さんが自分の部下たちを呑みに誘ってましたけど。
なんでもないように見えて、ああいうのが大事なんですよなぁ。

今回の件だって「俺たちの働きが佐々木一等の手柄になる?良い事じゃないか」と言われるレベルで部下の心を掴んでたら、こういうあかんことは起きてなかったはずですので。

……でもま、より良い報酬を得るために、人体実験被験者に志願してしまうような人たちですものなぁ。
難しいですか?
報酬に対する執着心、人一倍だろうしね;