素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

兄妹

2014年11月20日 21時30分45秒 | 日記
木々津先生がまた新連載はじめましたな。

今度はオカルト&ミステリーっすか。
フランケンふらんやらヘレンespでもちょくちょくありましたけどさ。
この先生、ホラーもいけますからな。

第一話で、自縛霊が幼児を死なせてやろうと川に誘い込んでるところはわりにゾッとしました。
へらへら笑いながら、トンボを餌に幼児を釣ってんの。
生きた人間が妬ましくて仕方ないから、まだ生まれて2年も経ってなさそうな子供を殺そうとしてんのね。

前作の「名探偵マーニー」は、ややライトな雰囲気あって、あまり救いようもないような醜悪な悪は出てきませんでしたけど。
今回幽霊絡みますからね。

「生きてる者が妬ましい」とか「自分と同じになれ」とか。

呪いが混じる分、純粋な悪意より醜悪さが上ですな。
命の価値が理解出来て無いのより醜悪だと思うんですよ。
妬みで命を奪おう、っての。

前者はただの怪物で、後者は人間ですからね。

後味悪い話が連発されるのを期待しますわ。


話以外の感想ですけど。

主人公の女の子が可愛いですね。
まぁ、木々津先生の描く女の子は大体可愛いですけども。

努力家で、素頭良くて、面倒見もいい。

ホントは妹だけど、にーちゃん死んじゃってるから一番上で。

一番上の責任からか、弱いところを見せようとしないのがいいですね。
ホントは喋りたいに決まってるんだよ。
にーちゃんはもう死んでるってこと。
言って、悲しみを共有したいに決まってる。

でも、それを言ってしまうと、弟や妹たちの希望を潰してしまうから、言えない。

幽霊になって帰ってきたにーちゃんも泣かせますよね。
生前はだっこしていた弟や妹たちに、もう触れることが出来ない。

目の前で弟妹が危ない目に遭っても、直接助けることが出来ない。

まぁ、代わりに同じ幽霊には触れられるみたいですけど。
今週、自縛霊のオッサンをボコ殴りにしてましたけどさ。

多分、それまでのフラストレーションが出たんでしょうな。

幽霊であるにーちゃんは、死者が出る前兆を嗅ぎ取ることができるけど、現世に物理的な干渉が出来なくて。
主人公は悪質な霊魂の襲撃には無力だけど、生きた人間だから現世では自由に行動することが出来る。

この二つを武器に、事件を解決していく流れになるんでしょうけど。

マンネリ化だけは、しないで欲しいですねぇ。
難しいと思うんですけど。

変化をつけるとしたら主人公。
ネットワークやら、ハイテク機器やら。
だとは思うんですが。

……そうすると、前作のマーニーの二番煎じの謗りを免れるの、難しい気が;