中鉄大全情報版(博客)

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上海-杭州高速鉄道、試運転で時速416.6kmを達成

2010年09月30日 | 総合情報(1番線)
 現在、試運転の行なわれている上海-杭州都市間高速鉄道で9月28日、CRH380A「和諧号」を使用しての試運転で鉄道における最高スピード416.6km/hを達成した。この列車には劉志軍鉄道部長も同乗していた。

 上海-杭州(滬杭)都市間高速鉄道は上海、杭州の両大城市を結ぶ全長202kmの旅客専用線で、時速350kmでの走行可能な路線として設計された。上海虹橋から途中、閔行、松江、金山と浙江省嘉興、を通って杭州東にいたる路線で、全線には9個の駅が設けられる。 
 20099年2月に着工し、1年強の今年8月には線路敷設を完了、そして9月28日、全線通しての走行試験を開始した。上海ー杭州都市間高速鉄道は中国にまたひとつ誕生する時速350kmでの走行可能な高速鉄道線で、北京-上海高速鉄道や上海-武漢-成都路線、南京-上海都市間高速鉄道、沿海高速鉄道とリンクし、鉄道の貨客分離と長三角地域ネットワークの一翼を担うことになる。

 9月28日10時27分、CRH総合試験列車は上海虹橋を出発、劉志軍部長以下一行は上海ー杭州都市間高速鉄道の上下線での速度試験を開始した。使用された車両は最新型の和諧号CRH380Aで、次世代の高速車両と位置づけられているものである。
 動き出したあと、列車は加速を続けわずか6分間でスピードは300km/hに達した。その後もスピードをアップし、350、370、390、395・・・。この時点で北京ー天津高速鉄道で達成した394.3km/hをクリアした。その後も最高速度を更新し続け10時40分、スピードは413.7km/hに達し、車内には拍手が巻き起こった。
 下り試験列車は11時07分、滑らかに杭州駅に到着、全行程は40分間であった。
 折り返し11時11分、列車は杭州を出発、再度加速し、11時37分には列車の最高スピード416.6km/hを達成、世界の鉄道史をまた塗り替えることになった。工事技術者はこの列車が動力学指標の安全性と心地よさはのすべてが合格の範囲内であると語った。そして列車は所要時間わずか40分の11時51分に上海虹橋に到着した。劉志軍部長は運転室を出て車内にいる関係者と握手し成功を喜んだ。

 【 人民鉄道報 】

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