カモたちが公園の中でこんなに長く低空飛行をするのをはじめて見ました。川や池に水が無いのでどうしたのかと調べ回っているのでしょうか。おかげで、ゆっくり飛ぶカモたちの美しい羽の色を観察できました。
飛び立ったカモたちの数が意外に多いのに驚いていると、見る間に一斉に方向転換をして棚田の石垣前を低空飛行して農家の方向に向かいました。
旧い農家が建つ場所は木曽川を模した流れの岸辺です。いつもなら豊かに水が流れているところですが、今は水を干して川床や岸辺の整備をしています。
今年の五穀豊穣を祈る花もちが軒先に飾られています。お蚕様を飼っていた農家では繭玉を付けたりしていました。旧い農家ならではの飾りですね。
1月ももう後半に入りました。明後日には１０年に一度の大寒波が襲ってくると報じられています。嵐の前の静けさなのでしょうか、旧い農家の家の庭先は陽光が降り注ぎ穏やかな雰囲気が漂っています。（1月22日撮影）
コハクチョウはいませんがホシハジロたちは元気です。同じシベリアから飛んで来た仲間のコハクチョウたちを再びここへ誘ってきてくれることを期待したいと思います。
八時になっていつものおじさんが白鳥がいない川面に餌撒きを始めました。カモたちは競って集まってきます。白鳥は心無い人が石を投げて驚かせてから寄り付かなくなったそうです。それでも毎日の餌撒きは欠かさないそうです。
せっかく来たので川岸まで行きました。川面にはオオバンやホシハジロが群れているだけでした。足元にハクセキレイが寄ってきて、「ザンネンダッタネ」と言っているようでした。