大山にはまだ雪は積もらず

　昨日の土曜日は雨。お客様商売の最大の敵は天気だ。
　今日の日曜は晴れて、まずまずの入り。ホッとしている。

　農園入り口からホテルヒルトンが見える。そばに行くと、何だこれはと声を出したくなるくらいデカイ。
　このホテルは以前、小田原スパウザといて厚生労働省の外郭団体である雇用促進事業団と言う特殊法人によって運営されていた。年金の一部を流用して４５５億円もかけて建設した建物である。ＴＶでも何回か紹介されている。
　本来はこの地にはこんな建物は建てることは出来ない。なぜならば、小田原市は農業市街地調整区域に指定しているからだ。
　しかし、国は農業振興の為だと、４７ヘクタールを市街地調整区域から外した。一坪４万５千円で買収。１町歩持っている農家は１億３千万は入った。公共事業なので５千万は控除。羨ましいかぎりだ。
　当然お役所仕事なので経営は行き詰まり、小田原市に８億円で売った。小田原市も自分で経営する力は無いので、ヒルトンホテルに賃貸。年３億円だったと思う。
　今年、ヒルトンは小田原市から買うことが正式に決まった。安い買い物である。

　地道に商売しながら、このホテルを眺めると、政治家や高級官僚達が税金や年金を勝手に使い、美味しい事をやっている。ばかばかしくなってむしょうに腹が立ってくる。

　しかし、建物には罪は無い。長男の結婚式と披露宴はここでやった。素敵なチャペルがあり、近くて便利だった。