松本農園・みかん畑の四季だより

相模湾を一望できる松本農園のみかん畑。
四季折々の草花や農的生活を紹介。

ジュロの葉一枚から作るバッタ

2005-10-30 09:19:15 | 10月の農園
今日の日曜日も曇り空。薄日も差し込むので贅沢はいえない。
松本農園にみかん狩りに来られるお客様にシュロのバッタを作って差し上げている。これが余りにも本物に、色・質感が似ているので、嫌いな方は近寄らない。
 ご主人が欲しいといって貰っていったが、車の中で、奥様がどうしても嫌と拒絶反応。渋々返しに来られたお客様もいる。
 シュロバタは5種類ほど作れるようになったが、発表の場がまだ無い。
 

東京農大山菜研究同好会来園

2005-10-27 17:56:49 | 10月の農園
 今日は東京農業大学・山菜研究同好会の学生が野草を採りに来る日。心配した雨も昼には上がった。
 山菜研が野草を毎年採りに来てから37年は経つ。私が大学1年生の時からだ。
 農大の収穫祭で私達の頃は山菜定食を出し、3日ヶ間で1500食も売ったことがあった。今は山菜弁当とのこと。
 私達といったのはカミサンも同じ山菜研の後輩で、こんなにも長く結婚生活も学生の山菜採りも続くとは思わなかった。
 自分達の子供よりも若い学生さんの明るい声が蜜柑園にこだましていた。
 

槙の実

2005-10-25 20:14:36 | 10月の農園
 松本農園には100年以上大きくなり続けている槙の木がある。バブルの頃には買いに来た業者もあったほどの見事な木だ。その木の下に,ばらばらと赤い実と緑の実が落ちている。
 子供の頃は赤い実を拾って食べた。少しの甘味とモチッとした歯ごたえがあり、あの頃は結構いけた。
 赤いのが花托、花托の先についているのが種子。
 静岡県出身の友がこの実を称して「やんぞう、ごんぞう」といっていたように記憶している。どちらが、やんぞうなのかは定かではない。

ガマズミ

2005-10-24 14:30:20 | 10月の農園
 味覚の秋と言うくらい、山には食べられる物がたくさんある。
 今日紹介するのはガマズミ(すいかずら科)
 子供も頃、真っ赤に色付き、白い粉をふき出したガマズミを手でしごいて口に入れると、さくさくと音を立てりんごのようなジュースが口いっぱいに広がる。
 一度、子供たちに食べさせてみたことがあるが「こんな物、どこが美味いんだ」といいながら吐き出してしまった。
 「美味しいのに」と私も口に入れてみたがやっぱり美味しくはなかった。
 あの頃は美味しかったのに・・・・・。
 近頃はガマズミを果実酒にして楽しむことにしている。
 

銀杏

2005-10-24 14:25:02 | 10月の農園
 銀杏が強精剤と知ってからよく食べるようになったが、もうその必要はなさそうである。昔から銀杏を坊主に食わすなというほど精力がつくらしい。
 銀杏を煎って殻を割り薄皮を剥くと、そこにはエメラルドグリーン色に光る美しい実がある。食べるとモチモチ感がたまらない。

お茶の花

2005-10-24 14:20:17 | 10月の農園
 私の親類の年寄り、特に女性陣は長命だ。
 その中では、お袋はまだ娘っ子のようなものかもしれない。 
 なぜ元気なのか私なりに考えて見ると、それはお茶を絶えず飲んでいるからではないかと思われる。
 朝昼晩に10時に3時。またお客が来ればまた一杯だ。逆に見るとお茶をあまり飲まない男性陣は長命ではない。その点私は子供の頃から、お茶じいさんとあだ名されるほどお茶好きである。私の論が正しければ、私は息子に嫌われるくらい長生きできるはずだ。

ユーカリの花

2005-10-24 14:12:10 | 10月の農園
 農園内で一番背の高い木がユーカリジュである。ユーカリはコアラが食べるので有名になった。
 60種類ほどあり、コアラが食べるのは数種類だけだと聞いたことがあるが、私の記憶なので怪しいものだ。
 皆がすぐ覚えられることは、ユーカリはふともも科と言うことである。
 ユーカリちゃんはふともも科と覚えて欲しい。

コンニャク

2005-10-24 13:52:40 | 10月の農園
 この時期、毎年同じ所に背丈ほどもあるコンニャクが生えている。茎がマムシグサと同じで気味悪い模様をしている。
 昔はコンニャク芋を掘ってコンニャクにしたが、今は友達からの自家製コンニャクを貰うばかりだ。自家製は特にうまい。
 コンニャクは金玉の砂払いという。科学的根拠は知らないが、あそこにはいいらしい。

コブシの実

2005-10-24 13:40:17 | 10月の農園
 昨日の日曜は久々の晴天。お客様商売はお天気が一番。
 叶わぬ事だが、もう雨はいらないと祈るばかり。
 コブシの実が紅に色づき、秋の陽射しに照らされて美しく輝いて見える。天気が続くようなので、心に少し余裕が出来たのか、深まりゆく秋の気配に心動かされる。