sibasenn気ままな旅日記&日常のつぶやき

東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

チェルノブイリ原発事故から30年目の実相 その10

2018-10-27 16:24:45 | チェルノブイリ原発事故から30年目の実相
さてチェルノブイリ原発事故跡地巡りツアー報告も最後です。
誰も利用されることのなかった遊園地です。
開園予定は、1986年5月。
でも4月26日に起こった原発事故により、結局開園できなかったのです。
あれから30年が経っています。
ゴーカートかな?
ブランコ?
回転する二人乗りブランコ?
遊具はどれも錆びついていました。
誰も訪れることのない寂しい光景です。
家族連れや恋人たちが楽しみに開園を待っていたのに。
冬ということもあって、いっそう冷たさ、悲しみ、哀れさなどを感じました。

次に案内されたのは警察署です。
留置場でしょうか?

ここプリピャチの街には、昨日まで普通に暮らしがあったのです。
賑やかな笑い声もあったのです。
それが原発事故により、一瞬にしてきえてしまったのです。
原発というものの怖さを改めて実感しました。

来るときにパスポート審査を受けた場所(30キロ制限区域)の、
道路を隔てた反対側に放射線測定ゲートがあります。
ここを無事通過したのは4時過ぎでした。
バスはキエフの街へ。
市内に入って混んでいたので、7時ごろにバスから降りました。
とても長い1日でした。

以上でチェルノブイリ原発事故跡地巡りの報告は終わります。
ただ2011年3月11日に起こった福島原発事故に触れないわけにはいきません。
実際に私は3年後の2014年4月に福島にもいきました。
その時のことも番外編として報告しますので、もう少しおつきあいください。

つづく

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