【 Photo by Shun Kudo 】
貧しい町の片隅の道で
ぼろきれを丸め裸足でサッカーをする
少年たちの瞳がキラキラ輝くように、
コンクリートで閉じられた町にも
「愛」は芽吹いていく。
何もないと感じる毎日の暮らしの中で
「愛があったらいいのに・・・」
なんて思うことは誰にもあるけれど、
「愛」がくれるのは笑顔だけじゃないし
「欲しい」と叫んでも空から降ってこないし
「幸せ」がおまけでついてくる訳でもなく、
見つけられないまま時はすぎていく。
それでも「愛」は
人の思いにも、希望にも関係なく、
冷たいコンクリートの中や、
緊張が張り巡らされた日影、
銃弾が飛び交う中でも、
生まれては消え、消えてもまた生まれ、
そして心を揺さぶり続けながら、
ただ満ちては引いていくことをくり返す。
ねえ、
今日見つけた「愛」は、
冷たいコンクリートのすき間にあったんだ。
きっと多くの人が、
「ああ、私、こんなだった」と思ってしまう、
ふとんの角からのぞいた、
あの日のあなたのような健気な「愛」が。
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