外は暗くなろうとしている
ゆらぎながら
青と紺と黄と赤と白と黒が
ゆっくり混ざり
夕暮れを作っていく
あの日
あの曲をはじめて聞いたとき
煙草の 吐き出す煙で
つい前も すぐ先も
曇ってばかりだった
孤独を気取ってる奴がいた
でもアイツは
流れてくる曲に
孤独の欠片があるのに
最後まで気づかないまま
大人になっていった
あの頃 ずっと
何かを 引きずっていた
でもそれが 影だったか
捨てきれない 夢だったのかは
わからない
でもいつも 肩が 重かったし
自由が 重かった
彷徨
そうきっと彷徨だった
ピュアな色が
いくつも混ざって
わからない色になって
そのゆらぎに映ったものを
信じていた
空はまだゆらぎつづけている
いつの間にか
ぐんと重くなった 自分を
引きずっている
Copyright ©2024 a day beginning and end All Rights Reserved
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます