【 Photo by Keiko Aoki 】
太陽はいつでも
僕を見ていた
いつだって僕は
その暖かな
視線を浴びて
ポヤンと
まどろんで
僕の後ろには
いつも長い長い
影があった
影は
僕に似てたけど
どこかが違ってて
僕の言うことなど聞かず
太陽の顔色を伺いながら
僕の嫌な部分を描き続けた
きっと影は太陽がスキで
僕に嫉妬したけれど
影は
太陽と僕の
恋の証だったから
どうにも出来なかった
でも太陽は静かに消えた
僕は毎朝毎朝
太陽を待ったけど
もうあの太陽には
逢うことはなかった
でも影は
まだ僕のそばにいて
僕が
新しい太陽と
出逢うのを待っている
僕を
いつも見てたのは
太陽じゃなく
影だったかもしれない
僕の中の影と
僕を輝かせる太陽と
その間で僕は
まだ明日を探してる
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