将太の日記

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アマ王将戦北関東大会2日目の結果

2019年10月14日 20時44分57秒 | Weblog
今日はアマ王将戦北関東大会の2日目。いつもならば2日目も午前から行われるところだと思われるが、昨日に引き続き今日も午後開始となった。理由は台風・交通網の事情ではなく、会場費の都合らしい。ともかく、大会の割にはゆっくり起きることができた。北浦和駅前で倉川君と会ったので、昼食は倉川君と取ることに。お互い別ブロックのため直接対決することはない状況だったので、ある意味気楽に話をしていたが、お互い今日の初戦から大変な相手と当たる、ということで一致していた。

本戦2回戦:対天野倉君

 今日の初戦は天野倉君と対戦。今年の学生名人であり、過去にアマ名人戦等の県代表経験も複数ある超強豪である。昨日強運だけでここまで勝ち残ることができたが、さすがにここまでかと思っていた。
 初戦開始前に川上さんから「不戦勝らしいですよ」との情報が入った。小島さんに確認してみると、天野倉君は本当に来れない予定だったが、急遽来れることになったらしい。川上さんの情報はガセネタではなかったが、結局普通に出場されるのであれば聞かない方が良かった(笑)。
 将棋は天野倉君が陽動振り飛車で来られたため、こちらは矢倉から穴熊に潜る展開に。ところが潜り方が良くなかったらしく、あっという間に仕掛けられて敗勢に陥ってしまう。半ば諦めかけていたが、ボロボロにされかけた穴熊が一瞬再びゼットになり、このタイミングで反撃に転じることに成功。天野倉君の指し手も急に変調になり、逆転したかに思われた。しかしこちらの寄せもまずかったようで、冷静に受けられたら負けだったのだが、最後のお願いで詰めろをかけたところで天野倉君が詰めろに気がつかず、頓死勝ちを拾った。正直に言えば、詰みそうとは思ったものの長手数だったこともあって詰みすら読み切っていない状況だったが、天野倉君の投了に助けられた。本戦1回戦に続き、相手の投了に助けられる結果となったのは自分の弱さ以外の何物でもないが、諦めずに戦うことは重要だと改めて感じた1局でもあった。
 倉川君は東大の後輩の大塚氏に負けていた。


準々決勝:対菅野君

 準々決勝は元奨励会三段の菅野君と対戦。過去神奈川のローカル大会等で3,4回対戦していずれも敗れている。流石に全敗しているだけに、自信があるはずもないが、とにかく自分らしい将棋が指せればと思っていた。
 将棋は菅野君の三間飛車対私の右四間飛車。序盤の駒組はこちらの狙い通りに進み、やや作戦勝ちだったと思う。持ち時間も序盤で菅野君が20分すべて使い切り、こちらは残り15分と理想的な展開になった。ところが、中盤で菅野君が中央から位を奪還しにきた構想が見事で、一気に作戦勝ちモードが吹き飛んでしまった。その後私に攻め損ないもあって流れは菅野君に傾きかけていたが、それでも何とか辛抱したのが良かったようで、こちらが苦しくなるまでには至らず、終盤に何度か菅野君に悪手もあって、最後は望外の圧勝。過去勝ったこともなく、今日も全く勝てる気がしなかったが、良くも悪くも自分らしい将棋が指せたと思う。


準決勝:対銭本君(兄)

 いよいよ準決勝。参加した時点ではここまで勝ち進めるとは全く思っていなかったが、ここまで来ると、あと2勝で代表ということも少なからず意識してしまう。対戦相手の銭本君(兄)は5年前のアマチュア銀河戦3回戦で対戦した時は終盤頓死勝ちを拾うことができたが、今年の5月の小田原の大会決勝では手合い違いの圧敗を食らっている。リベンジに向けて気合も十分だったが・・・。
 将棋は5月の圧敗した将棋と同じ、矢倉対居角左美濃急戦となったが、今回は銭本君の方から工夫を見せられ、守りの桂馬を早めに攻めに参加させる構想を見せられた。防ぐ手もなく、辛抱する展開となってしまった。それでもまだ辛抱し甲斐のある局面が続いたのだが、成銀を攻めようと自陣深く桂馬を打った手が良くなかったようで、ここからは形勢が銭本君の方に一気に傾き、最後は形も作れず完敗。またもや銭本君の居角左美濃急戦に圧敗する結果となってしまった。
 自分のいるブロックでもう片方の山では小山氏VS銭本君(弟)というカードがあり、銭本君(弟)が小山氏に圧勝、決勝は銭本兄弟対決となった。もう片方のブロックでは平野氏VS山口氏の決勝カードとなった。

結局、自分は決勝戦まで観戦しなかったのだが、県連の掲示板によると、兄弟対決は銭本君(兄)が貫録を示して代表の座を獲得されたようである。もう一枠は山口氏が決勝を制して代表枠を獲得とのこと。

・・・ということで、2日間にわたって行われたアマ王将戦北関東大会では、自分は3位となった。大会参加前はコンディションも悪く、勝てる気など全くしなかったが、一応見せ場は作ることができ、この結果は自分の実力の弱さも考えれば望外の結果といえよう。負けた将棋をはじめ、反省すべき点は多かったので、また一から鍛え直して今後に活かせればと思う。
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