今日は社団戦最終日。ここまでチームは暫定最下位と非常に辛い状況で、今日3連勝して、競争相手が負けてくれないと、入替戦にすら進めないという極めて絶望的な条件であった。とはいえ、来期の順位にも関わるので、今日は1つでも多く勝っておきたいと思っていた。しかも今日のメンバーは、藤原大王・関向さん・ケンローさん・O関の4枚が欠場と戦力的にも非常に厳しかった。その代わりに、田村さんが林忠男さんに声をかけていただいたおかげで、何とか7人集まった。メンバーは上から林さん・田村さん・森本・河合・スズケン・小澤・私の7人となった。
13回戦:対オール早稲田
今日の初戦はオール早稲田と。オール早稲田も人数が揃わなかったらしく、何故か明治の馬上さんが助っ人参戦。勝負所は森本ー細川戦、私ー古土井戦、林ー馬上戦であり、残り4枚のうちどれだけ勝てるのか、と思っていた。私の相手は強豪古土井さんで、過去にも社団戦の1部リーグで対戦して敗れている。
その古土井さんとの将棋は、最近始めた横歩取り8五飛を採用しようと思っていたところ、古土井さんが横歩を取ってくれなかったため、苦手な相掛かりとなった。不慣れな戦型ではあったが、相掛かりは後手の方が玉が固くなる傾向にあるので、玉の方さで勝負したいと思っていた。中盤、古土井さんが角を手放して強引に攻めて来られたが、相手の攻めをきっちりと受け止め、逆にこちらからの端攻めが間に合い、角桂交換の駒得を果たすことに成功した。半ばもう「終わった」と思う程、必勝を意識していたが、これがいつもの悪い癖で、終盤落ち着いて馬を逃げるか、あるいは玉の腹から銀を打てば受けなしに追い込めたはずのところ、寄せ損なってしまい、最終盤は逆転してしまっていたようだ。しかし、古土井さんも秒読みに追われ、正着を逃し、最後は長手数ながら古土井さんの玉を無事に即詰みに討ち取ることができた。圧勝のはずの将棋をここまで危うくしてしまったのは、自分の終盤力のなさが原因であり、猛反省の一局であったが、強豪古土井さん相手に勝つことができたのは大きな収穫で、また苦手な相掛かりで結果を残せたのもプラス材料であった。
その他の結果は、森本が細川さんの左玉狙いの強引な駒組みに対して、強引に仕掛けて咎めに行ったのが功を奏したようで、中盤は森本が優勢となった。終盤、森本に大きなミスが出て形勢が混沌としてしまった瞬間もあったが、最後は持ち前の終盤力を活かして見事細川さん相手に勝ち切った。やはり、この男の終盤力は強い。
また、スズケンが強豪外山氏相手に勝ち、残りを負けて3-4負け。またもや3-4負けと惜しくも届かなかったが、今日のメンバーでこの結果はよく頑張ったように思う。しかし、この負けで、ついに入替戦に進む目も完全に潰え、残念ながら降級が確定した。
14回戦:対紅萌ゆる
14回戦は京大OBチームである「紅萌ゆる」チームと。元アマ名人の浅田君を筆頭に、元中学生名人の竹内さん・元小学生名人の松尾さん・元高校新人王上田君など、スキのないチームである。勝負所はやはり森本ー竹内戦か。私の相手は強敵松尾さんに決まった。
松尾さんとの将棋は、またもや横歩取り8五飛をしようと思ったのに、松尾さんが横歩を取ってくれなかったため、相掛かりとなった。一局目で根拠のない自信をもった私はまたもや調子に乗って玉を固めようと思ったが、今回は松尾さんの序盤の構想がうまく、玉の方さでリードできなかった。それでも後手番ながらやや主導権を握れるかなと思っていた矢先、松尾さんから機敏に動かれ、途中致命的な見落としもあって、金損の必敗形に陥ってしまった。ところが・・・。ダメモトで入玉含みに粘っていたら、突如松尾さんが乱れ始めた。駒損は相変わらずながら、こちらの玉が当分寄らない形になったため、攻める手番が回ってきた。正確に指せば逆転していたと思われるが、最終盤で相手玉を逃してしまい、逆に松尾さんに入玉されてしまい、最後はこちらの玉がつかまってしまった。相変わらず終盤に課題を残す悔しい結果となったが、強豪松尾さん相手にも手応えを感じることができたのは収穫だったと思う。
その他の結果は、森本が竹内さんとの相振り飛車で圧勝し、小澤が怪勝するも、残りを全部負けてしまい、2-5負け。
15回戦:対調布SC
最終戦は調布SCと。お互い、入替戦にすら進めずに降級が確定しており、完全に消化試合となってしまったが、来期順位に影響があるかもしれないので、とりあえず頑張れるだけ頑張りたいと思っていた。
私の相手は杉井君に決まった。彼とは一昨年のマグロ将棋大会で一度対戦して、凄まじい逆転負けを喰らっており、今日はリベンジしたいと思っていた。戦型は杉井君の角道オープン型振り飛車穴熊対私の左美濃。序盤、杉井君に見落としがあり、お互い馬を作りあった結果、1歩得の戦果を挙げることができた。しかし、そこから優勢につなげることができず、逆に振り飛車側にぶっ捌かれてしまい、終盤の入り口は随分損をした気分になっていた。ところが、玉側の桂馬を攻めに参加させたところで、杉井君に致命的な受け損ないが出て、最後は丁寧に相手の攻めを受けつぶして全駒勝ち。中盤の構想力に課題を残す1局ではあったが、善悪はともかく、自分らしい将棋が指せたと思う。
その他の結果は、林さんが元アマ名人の長岡さんに頓死勝ちしたのが大きく、5-2勝ちとなった。
当番の片付けも終わり、みんなで焼肉を食べに行くことに。前々回、O関とスズケンの3人で食べに行った店だが、中々美味しい焼肉屋で、今日もがっつり食べることができ、満足。将棋の結果は残念だったが、また来期2部リーグから1期で1部リーグに復帰したいと思う。
13回戦:対オール早稲田
今日の初戦はオール早稲田と。オール早稲田も人数が揃わなかったらしく、何故か明治の馬上さんが助っ人参戦。勝負所は森本ー細川戦、私ー古土井戦、林ー馬上戦であり、残り4枚のうちどれだけ勝てるのか、と思っていた。私の相手は強豪古土井さんで、過去にも社団戦の1部リーグで対戦して敗れている。
その古土井さんとの将棋は、最近始めた横歩取り8五飛を採用しようと思っていたところ、古土井さんが横歩を取ってくれなかったため、苦手な相掛かりとなった。不慣れな戦型ではあったが、相掛かりは後手の方が玉が固くなる傾向にあるので、玉の方さで勝負したいと思っていた。中盤、古土井さんが角を手放して強引に攻めて来られたが、相手の攻めをきっちりと受け止め、逆にこちらからの端攻めが間に合い、角桂交換の駒得を果たすことに成功した。半ばもう「終わった」と思う程、必勝を意識していたが、これがいつもの悪い癖で、終盤落ち着いて馬を逃げるか、あるいは玉の腹から銀を打てば受けなしに追い込めたはずのところ、寄せ損なってしまい、最終盤は逆転してしまっていたようだ。しかし、古土井さんも秒読みに追われ、正着を逃し、最後は長手数ながら古土井さんの玉を無事に即詰みに討ち取ることができた。圧勝のはずの将棋をここまで危うくしてしまったのは、自分の終盤力のなさが原因であり、猛反省の一局であったが、強豪古土井さん相手に勝つことができたのは大きな収穫で、また苦手な相掛かりで結果を残せたのもプラス材料であった。
その他の結果は、森本が細川さんの左玉狙いの強引な駒組みに対して、強引に仕掛けて咎めに行ったのが功を奏したようで、中盤は森本が優勢となった。終盤、森本に大きなミスが出て形勢が混沌としてしまった瞬間もあったが、最後は持ち前の終盤力を活かして見事細川さん相手に勝ち切った。やはり、この男の終盤力は強い。
また、スズケンが強豪外山氏相手に勝ち、残りを負けて3-4負け。またもや3-4負けと惜しくも届かなかったが、今日のメンバーでこの結果はよく頑張ったように思う。しかし、この負けで、ついに入替戦に進む目も完全に潰え、残念ながら降級が確定した。
14回戦:対紅萌ゆる
14回戦は京大OBチームである「紅萌ゆる」チームと。元アマ名人の浅田君を筆頭に、元中学生名人の竹内さん・元小学生名人の松尾さん・元高校新人王上田君など、スキのないチームである。勝負所はやはり森本ー竹内戦か。私の相手は強敵松尾さんに決まった。
松尾さんとの将棋は、またもや横歩取り8五飛をしようと思ったのに、松尾さんが横歩を取ってくれなかったため、相掛かりとなった。一局目で根拠のない自信をもった私はまたもや調子に乗って玉を固めようと思ったが、今回は松尾さんの序盤の構想がうまく、玉の方さでリードできなかった。それでも後手番ながらやや主導権を握れるかなと思っていた矢先、松尾さんから機敏に動かれ、途中致命的な見落としもあって、金損の必敗形に陥ってしまった。ところが・・・。ダメモトで入玉含みに粘っていたら、突如松尾さんが乱れ始めた。駒損は相変わらずながら、こちらの玉が当分寄らない形になったため、攻める手番が回ってきた。正確に指せば逆転していたと思われるが、最終盤で相手玉を逃してしまい、逆に松尾さんに入玉されてしまい、最後はこちらの玉がつかまってしまった。相変わらず終盤に課題を残す悔しい結果となったが、強豪松尾さん相手にも手応えを感じることができたのは収穫だったと思う。
その他の結果は、森本が竹内さんとの相振り飛車で圧勝し、小澤が怪勝するも、残りを全部負けてしまい、2-5負け。
15回戦:対調布SC
最終戦は調布SCと。お互い、入替戦にすら進めずに降級が確定しており、完全に消化試合となってしまったが、来期順位に影響があるかもしれないので、とりあえず頑張れるだけ頑張りたいと思っていた。
私の相手は杉井君に決まった。彼とは一昨年のマグロ将棋大会で一度対戦して、凄まじい逆転負けを喰らっており、今日はリベンジしたいと思っていた。戦型は杉井君の角道オープン型振り飛車穴熊対私の左美濃。序盤、杉井君に見落としがあり、お互い馬を作りあった結果、1歩得の戦果を挙げることができた。しかし、そこから優勢につなげることができず、逆に振り飛車側にぶっ捌かれてしまい、終盤の入り口は随分損をした気分になっていた。ところが、玉側の桂馬を攻めに参加させたところで、杉井君に致命的な受け損ないが出て、最後は丁寧に相手の攻めを受けつぶして全駒勝ち。中盤の構想力に課題を残す1局ではあったが、善悪はともかく、自分らしい将棋が指せたと思う。
その他の結果は、林さんが元アマ名人の長岡さんに頓死勝ちしたのが大きく、5-2勝ちとなった。
当番の片付けも終わり、みんなで焼肉を食べに行くことに。前々回、O関とスズケンの3人で食べに行った店だが、中々美味しい焼肉屋で、今日もがっつり食べることができ、満足。将棋の結果は残念だったが、また来期2部リーグから1期で1部リーグに復帰したいと思う。